『HEADS UP!』

さてさて。 年も変わってしまいましたが、2015年観劇記の続き。

ゆひたんご出演のミュージカル「HEADS UP!」を観ましたよちゅん

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「HEADS UP!」

原案・作詞・演出:ラサール石井  

 脚本:倉持 裕    

 作曲・音楽監督:玉麻尚一    

 振付:川崎悦子

 出演:哀川 翔  

    相葉裕樹  橋本じゅん  青木さやか 入野自由 

     今 拓哉  陰山 泰  芋洗坂係長       上原理生  

    岡田 誠 川本昭彦        井上珠美  新良エツ子 MINAMI  

    大空祐飛  中川晃教  他  

2015年11月13日(金)~11月23日(月・祝) KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉

 2015年11月26日(木)~11月29日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール  

2015年12月3日(木) 札幌市教育文化会館 大ホール

 2015年12月13日(日) 倉敷市芸文館 ホール

                            

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舞台本番当日 姿を現さないヒロイン女優に、 我儘放題の主演俳優。

無茶を通す演出家、到底足りない製作予算… とどめは開幕数時間前だというのに舞台セットが到着していない!? ”舞台監督”デビュー作は問題山積! 果たして幕は無事に開けられるのか…!?

 

<あらすじ>

ミュージカルファンなら誰もが知る“あの名作“が 1000回目の公演を迎え、華々しく終了するはず…だった。

が、主演俳優の鶴の一声で、 某地方都市の古い劇場で1001回目を上演することになった!

しかしながら、当然、舞台美術は廃棄済み、 キャストも足りない、スタッフも人手不足。

さらには新人舞台監督のデビュー作でもあった。

とんでもない条件の中でもスタッフたちは、必死に幕を開けようとする。

…幸か不幸か、チケットは完売、つまり観客が待っている!! 果たして幕は開けられるのか…。

主演俳優が「1001回目」にこだわった理由とは…? (公演公式HPより)

 

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♪馬っ 馬っ ドルガンチェの馬っ ♪靴っ 靴っ ドルガンチェの靴っ

 

観劇したあなたなら、これ↑、歌えますよねー!!!ゆう★

 

爆!笑!!

 

もうホントね、めっちゃ笑ったよ! いっぱい笑ったし、いっぱい泣いた。

すっごくいいミュージカルだった。

普段私は、結構おとなしく観劇するタイプで、歓声をあげることもなければ 客席降りで手を出したりもせず、みなさんご一緒にー!は手拍子でごまかすのだけれど、 いやーどれだけ声を出して笑ったことか!!!

その筆頭が、↑の1幕終わりの『ドルガンチェの靴』シーン。

私も一緒に踊りたいわ・・・

 

物語の中心になるのは相葉くん演じる新人舞台監督さん。

舞台監督デビューなのにセットが届かなかったり、主演俳優さんちょっとボケちゃってたり もうハプニング続出で振りまわされっぱなし。

でもきっとみんなが彼を応援しながら見てる。 どの役も、そして観客も。

彼は、お名前は存じ上げていたものの、初見の俳優さんだったのだけどお上手でした。

 

もう1人お名前は存じ上げているものの・・・のお初なお方が入野くん

相葉くんと同じく彼もお若いのにお上手で!!!(笑) 彼らのお名前をよくみかけるのも納得ですわ。

彼の演じるバイトくんは、たいして仕事にやる気もないまま大道具してる少年。

でも、この劇場に思い入れがあって段々大道具さんたちにも心を開いて・・・ という美味しい役です。

あ、彼の靴も非常に美味しい出番がありますね。

 

今回、意外にもとっても良かったのが制作さん役の青木さやかさん

ぶっちゃけ、やっぱりテレビ演技の人が舞台やっちゃダメだなぁ笑

なんて思いながら観てたんだけど(こら)

これがね、青木さんはよかったの、上手かったの。

歌とか本気でレッスンすれば結構良いミュージカル女優になるんじゃ?ってくらい。

あ、踊れるかどうかは知らないけど。

 

で、この人たちが出演してくれてほんとうによかった!!! っていうのが、

今拓哉さん橋本じゅんさんね。

今さんは名作ドルガンチェの馬にずっと主演し続けてるベテラン俳優さんなんだけどね。

そうそう、ちょっとボケ始まっちゃってる方。 本当に愛すべきキャラでねー。

1幕ラストは爆笑の内に幕が降りるんだけど、そのセンターにいるのは今さんです。

2幕の幕開きがまたそこから始まるもんだからこれまた爆笑です。

ゆひたん演じるひかるちゃんが「丈ちゃん」って呼ぶので、私ももうこれから 今さんのことは丈ちゃんって呼ぼうと思います。

そして、笑いも涙も掻っ攫って、トータルでこの人がこの芝居締めてたんじゃないかと思わせる 大道具さん演じる橋本じゅんさん。

なんかこう、いろんなお役の過去に携わってて、そして彼自身の過去も描かれていて。

そんな深いお役・・・それなのに本当に毎場面笑いを取っていくんだよーずるいよー。

久々に拝見した芋洗坂係長のダンスもキレッキレでしたねぇ。

もう何年も前に優子ちゃんとご共演されて以来ですが、歌もダンスも芝居も上手くて、 それであの見た目なんだからキャラ付けも一発OKでしょ? (「上海J'triangle」の時の「エビカニ三昧!!」は今でも口ずさみます。笑)

 

そしてそして。 私が最高に感動したのはアッキーこと中川晃教さん演じる劇場付の雑用係さん。

その他の方たちは作品スタッフですが、アッキーは会館スタッフさんです。

この劇場をとっても愛していて、ここであの名作が上演されるのを心待ちにしていた劇場さん。

あ、思い返しても涙が・・・泣く

語り手役も兼ねていて、オープニングもアッキーの客席登場からスタートするんですけどね、 まだ温まっていない客席をぐっと集中させて、それでいて笑いもとって、そして状況説明もして、 ペラペラ話しながらもきちんとその1つ1つが聞き取れるんですよ。すごいですよね。

(あまりにも素晴らしかったので、春のグランドホテルに行こうか考え始めたところです。)

 

あ、主演さん親子についてはあえて触れずにおきますね。

まぁ兄貴は兄貴でいいんですよ、きっと。

 

最後に。ゆひたん

真昼野ひかるさんという女優さん。引退した舞台監督さん(これが哀川さんね)の元奥さん。

バーンと女優さんとして登場したり。 お客さんたちはこの楽しい舞台を楽しみに仕事も頑張ってチケット買って来てくれるのよー的な(笑) ナンバーでは、デスクワークでPCカタカタしてるような振りとかあって。 そうなのよ、そうやってお仕事してゆひたんに会いに来てるのよーなんて思ってちょっと 嬉しかったなぁ。

女癖の悪い丈ちゃんにベタベタされる場面とか。

あとはあれだね、何といっても舞台セットの手違いで落ちそうになったひかるちゃんを、 元夫が受け止めて(飛び降りるとこは見えないけどね、もちろん)お姫様抱っこされて 出てきたとことか。きゃーようちゃんが女子だよーゆう★って叫びそうでした。

 

  さすがヅカヲタラサール石井さんの作らしく、カーテンコールには出演者のみなさん、 軽く燕尾服風のお衣装で。(役のお衣装の上に羽織ってるだけなんだけど)

そしてなんと少々フィナーレナンバーがついててあは

男性出演者による即席一世風靡セピアで、『前略、道の上より』!!

これ、かっこよくてとっても良かったんだけど、1つ残念なのは・・・ なぜうちのゆひたんに踊らせないんだ??? (きっと誰よりもかっこよく踊るよー) (いや、それがあかんのか)

 

そんな感じでとっても楽しい観劇でございました。

 

余談1。勝俣くんが観に来てました。やっぱりハーパンでした。(笑)

余談2。終演後、ゆひ会のお茶会にも出席。

相変わらずのようちゃんのトークを堪能してまいりましたよ。

 

以上、「HEADS UP」の巻でした。

この公演、「衛星劇場」っていうチャンネルで2月に放送されるらしいので、ご覧になれる方は是非!!