タクフェス第3弾『くちづけ』

いまだしつこく昨年の観劇記録です。

でももうこれで最後です許してください・・・。

昨年末に、お誘い頂いてタクフェス第3弾公演「くちづけ」を観て来ました。

4枚頂いたので、父・母・叔母を連れて行って参りましたあは

 

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【作・演出】宅間孝行  

【出演】金田明夫 森田涼花

    大和田獏 かとうかず子

    弓削智久 中村有沙 布川隼汰 ハレルヤまつこ     西岡ゆん 田中卓 葉石充 町田萌香     柴田理恵 上原多香子     宅間孝行ゆん 田中卓 葉石充 町田萌香 /

行   2015年10月7日(水)~10月18日(日)他全国公演


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(STORY) 天使のように純真なハートをもつマコはなぜ・・・ 知的障がい者たちの自立支援のためのグループホーム『ひまわり荘』では、 カラダは大人、心は純真な子供のままの人たちが、みんなで楽しく暮らしている。 そんなホームにかつて大ヒット作品を1度だけ世に送り出した、 漫画家の愛情いっぽんが娘のマコを連れて住み込みで働くことに・・・。 ひまわり荘の住人となった30歳のマコの心は純真な子供のまま。 そんなマコの心の扉をあけたのは、ひときわ明るく元気なうーやんだった。 惹かれあった2人は、マコの誕生日であるクリスマスの日に"結婚しよう"と指きりを交わす。 そして約束の日、うーやんはひまわり荘の仲間と一緒にマコがやって来るのを待つが・・・​ (公式HPより)

 

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ストーリーの芯となるのは、同じグループホームで出会った、知的障害者同士のカップル うーやんとマコちゃんのラブストーリー。

 でもそれはハッピーエンドではなく悲しい結末。 実際にあった事件を基に作られているのだそうですが、娘の将来を悲観した父の無理心中によって マコちゃんは命を奪われてしまったのです。

 主役の2人は本当に純粋にお互いを想いあっているとっても微笑ましいカップルだっただけに、 約束の日にマコちゃんが現れるのを待っているうーやんや、 マコちゃんが現れることはないと知っている周りの人々の笑顔に切なくなりました。

 題材としてはなかなかシリアスだけれども、それでもただただ悲しいお涙頂戴な場面ばかりじゃなく、 コミカルなシーンやこれって完全にアドリブなんじゃ?っていう爆笑シーンもあったりして楽しかったです。

 お芝居が終わった後にはハッピーなカーテンコールもついてて、私が観たのが千秋楽だったこともあって、 何度も何度も客席のアンコールに応えてカーテンコールを繰り返してくれて、たった1回の観劇だったにも 関わらずデーマソングをバッチリ覚えて帰って来ました。(笑)

楽しい観劇ではあったものの、いろいろ考えさせられるところはありましたよね、やっぱり。 ヒロインまこちゃんとお父さんが、じゃあ一体どうすれば良かったというのか。

現在の日本では、なかなか難しい問題です。 面倒を見てくれる家族がいるうちはいい。 生活はホームで。それなりに仕事もして。十分に自立といっていいと思う。 でも、基本的に先に生まれた親は先にいなくなる。 そうなった時に、その先も彼らは自立して生きていけるのだろうか。 もし自分が親の立場であれば、自分が残していくわが子が心配でならないと思います。

彼らを助けたい気持ちはありながらも、そうもできない人々。

両親を亡くし障害のある兄弟姉妹の面倒をみている人は自分の恋愛・結婚を諦めなきゃいけないのか。 子供の障害手当を目当てに引き取るという親。 きちんと世話をする気なんかないことが明白であっても、それを拒否する権限は施設側にはないのか。 知的障害者グループホームを作ります。

そういえば近所で嫌悪感を持つ人は少なからずいるでしょうね。 女子高校生が、この人に身体を触られました、と訴える。 ただの勘違いなのか?それとも本当に意図的に触ったのか? それを彼らはきちんと説明できるだろうか? 昨今、「障害者」の「害」の字を使わない表記をよく目にします。 でも重要なのはそんなことじゃない。 漢字表記を変えるより大事なことはもっと他にあるはずだ。 (看護婦さん、婦警さん、スチュワーデスさん、も同様。大事なのは呼び方じゃない)

 

なんて。 考えてみたり。 普段の観劇はもっぱら宝塚中心で、トップコンビのラブラブ具合や 綺麗なお姉さんたちが舞い踊るお花畑を目的に劇場へ足を運んでいる自分ですが、 外部の舞台も定期的に観に行きたいなぁなんて思いました。

 

以上、2015年の観劇記終了! もうすぐ2月も終了・・・・なく

多分次は・・・次こそ・・・「鈴蘭」について書きたい・・・と思います。(言霊)