「こうもり」新人公演

 さてさて。

観劇順とは異なりますが、先に先日の新公の感想をささっと。

 

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  MUSICAL

  『こうもり』
   …こうもり博士の愉快な復讐劇…
   -ヨハン・シュトラウス二世 オペレッタ「こうもり」より-  
   脚本・演出/谷 正純
 

    新人公演 2016年4月5日  

   主演  紫藤りゅう 真彩希帆    


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もう、なんでしょう。

とりあえず素晴らしかったです

 

今回はオペレッタを基にした作品ということで、歌がメインになっていて、

本公演の主演は歌に定評のあるトップコンビ。

これを新人公演でやるのはかなり高いハードルだったように思うのですが、

どの役もそれぞれ個性を出しつつの好演で素晴らしい新人公演でした星

 

芝居に入る前の幕開けの場面での、しどうさん・きほちゃん・あやなちゃんの並びが

すでに華やかで3人とも長身で衣装の着映えもいいし、弾けるような笑顔が微笑ましくて、

その時点で既に胸がいっぱいでちょっと泣きそうになりましたゆう★(早いよ)

 

ファルケ博士・紫藤りゅうさん

前作ガイズ新公のネイサンからすっかりお気に入りになってしまったしどうさん。

今回もほんっとうに素敵でしたーきらきら

登場シーンから余りにも素敵で、かなりときめきました!

今回のファルケ役は、歌も芝居も膨大でかなりのチャレンジだったと思うのですが、 お上手でした。

ファルケの?しどうさんの?優しいお人柄が滲み出るような温かい歌声が 劇場中に広がり、

初主演とは思えない落ち着いたセンターっぷりでした。(大好きです)(おい)

 

アデーレ・真彩希帆ちゃん 可愛かったです・・・

いやーもうそれは可愛かったですよ・・・ ふうちゃんと同じく元気いっぱいなアデーレちゃんでしたちゅん

公園でのシーンが増えたこともあって、女優を目指していつも公園で練習していること、

そこでファルケと顔見知りでお互いに気になってること、などがわかりやすくなってました。

招待状が降ってくるシーンもアデーレちゃん1人で、

本公演ではメイドちゃんがわちゃわちゃしてる ところに招待状1枚降ってきても

誰が行くかでケンカになるんじゃないかと思っていた私には

ここもストンと合点がいったポイントでした。

あと、銅像、もとい、大理石像の裏で歌わせるのがアルフレードからアデーレに変わってました。

そりゃそうですよね、酔っ払いファルケを誘惑するんですから、

やらせるなら執事じゃなくて召使ですよね。 本公演はことちゃんありきなんでしょうね。

今回はあまり深い芝居をする場面もなく、主演コンビとしての見せ所が少ないのは残念でしたけど、

それでもきほちゃんは歌の聴かせどころが多く、何曲もの難しそうな曲を歌いこなしていて、

そのどれもがとっても美しい声で、これを聞けただけでも行って良かったと思いました。

あと、侯爵夫人(伯爵夫人?)として晩餐会に出席する場面でも、

ご主人様に身バレしそうになって ファルケに演技をするんだ!って言われるところ、

マリーアントワネットばりの演技モードで、 そこも本公演と違っててすごく良かったです。

もっと大袈裟にやっちゃってもいいんじゃないかなーって思いましたにた

 

アイゼンシュタイン侯爵・綾凰華さん

この役もねー、めっちゃ難しいと思うんですよー台詞も多いし。

でもちゃんとこなしてたし、ファルケとの仲良しな感じとか、

恐妻家なのに女好きな感じとかがよく出てて、愛すべき侯爵様でした。

 

アルフレード・碧海さりおさん

今回の新公で初めてお名前を覚えた方。さりおさん。

超下級生なのに、なんか落ち着き払って見えた!!

本役さんともちょこちょこ変えて来てて、ダンスの上手い方らしい 動きのある作り方で素晴らしかったです。

 

ロザリンデ・華鳥礼良さん

あああああぁぁぁぁああぁぁぁあ華鳥姐さん・・・大好きです!!! めっちゃ良かった!!!!!

歌ももちろん上手いし、台詞も聞き取り易いし、動きの1つ1つがもうコミカルで!

メイドに扮して晩餐会に潜り込むシーンでも、夫の動きを偵察しているところから、

わざとお酒を夫にぶっかけるところから、その後のわざとらしい謝罪から、

もう何から何まで素晴らしかったわ!!!

「だからよぉ!アイゼンシュタインさんよぉ!それあんたの奥さんだよ!気・付・け・よ!!!」

って何度思わされたかわかりません。 とにかく目が釘付けでした。

 

ラート教授・音咲いつきさん

これまた素晴らしかったんですよ、いーちゃんの教授が。

歌声もまろやかで、熟年の渋い色気も漂わせ・・・

それでいてファルケの恩師としての度量の大きさみたいなものもあって。 さすがでした。

 

オルロフスキー公爵・遥斗勇帆さん

みんな大好き遥斗さん。 マギーさんとはまた違ってテンション高い公爵様でした。

なんかこう、テンションは高いけど、もうちょっとマイルドというか、 たおやかさがあったよね。

ホント、お上手なの、何をやっても。素晴らしい。

 

フランク・桃堂純さん

今回、1番の笑いを取ったのは(アクシデントを除いてね)この方では?

エセフランス人のエセフランス語トーク

ベルサイユのばら!オスカル!アンドレ!見えていないのか!!」

(もちろん最後のラ行はフランス語発音ね!)

たった1回の新公で(だからこそ、かな?)あれだけのインパクトを残せるってすごいと思います。

 

フロッシュ・天路そらくん

アクシデントも込みなら1番の笑いをかっさらっていったのはこの人でしょうね!!!

もともと本公演でも「最後にみきちぐさんが全部持ってった!!」と言われてるお役ですけどね!

それでも天路くんはメイクからもう完全なる酔っ払いに作って来ててその役者魂、あっぱれですよ。

アイゼンシュタインと手錠で繋がっちゃって、一緒に動かなきゃいけないってなった時に、

あーこの子達結構動きが大きいけど手錠とかの小道具ってどのくらい頑丈に作ってあるんだろうなーって、 ほんのり頭には浮かんだんですよね、大丈夫かな?って。(笑)

大丈夫じゃなかったよねー!!!結構な早い段階で手錠壊れちゃったよねー(笑)

その後、復旧を試みたけどダメだったみたいで、ずっと手首掴んでたの。

もうやめてお腹痛い・・・

 

オルロフスキー邸の侍従長&侍従・凰羽みらいさん&夕渚りょうさん、湊璃飛さん

私のお気に入りの凰羽さん・・・今回退団されてしまうのでしっかり目に焼き付けてきました。

さすが公爵家侍従長らしく非常にノーブルで素敵でした。

侍従のお2人と3人でとっても仲良しそうで可愛らしい並びでした。

本役さんたちほどのテンションの高さはなかったけど、アイゼンシュタインさんに

ワインを注ぎ注ぎするとこ、98期ばっかりでちょっとテンションあがりました。(私のね)

 

イーダ・小桜ほのかちゃん

ほのかちゃんの役も美味しいお役。

ファルケとも絡むし、アイゼンシュタインとフランクの2人に挟まれるし、

踊り子としてダンスの見せ場もあるし。

ほのかちゃんは歌も芝居もダンスも上手な実力派で危なげない舞台っぷり。

前回のガイズから続いて愛里ちゃんの役で、また違った役作りをしてきたんだけど、

今回は私は愛里ちゃんの方が好きかなー。完全な好みだけど。

(ちなみにガイズの時はほのかちゃんの作り方の方が好きだった。)

今回のイーダに関しては愛里ちゃんの方が可愛く媚びてる感じが、

女好きのアイゼンシュタインをメロメロにしてそれを見たロザリンデの怒り爆発!

って流れがわかりやすかったと思う。

ほのかちゃんのイーダはもうちょっと大人びたお利口さんな感じでした。

 

レブロフ伯爵夫人・綺咲愛里ちゃん

そしてその愛里ちゃん!めっちゃ美人さんでした。

登場の仕方からして、なんだか大物が登場した感があるけど、 その演出に負けない存在感と美貌!!

(お顔の小ささに驚愕!)

台詞も低めの抑えた声で(本役さんより)聞きやすくてよかったです。えへ。

 

天華えまちゃんと白鳥ゆりやさん

冒頭のワルツを踊ったこの2人。

カップルずつオペラで見てたんだけどこのセンターの2人が素晴らしすぎて

構えてたオペラ下ろして見入っちゃったよね・・・。 本当に美しかったです・・・。

 

あとね、晩餐会のシーンで超絶イケメンを発見したんですよ。

もうでも、開演前にちゃんと配役チェックしてなかったし、晩餐会の招待客の皆さんが、

本公演とはお衣装が違ってそれでますますわからなくて・・・

もう舞台にその方がいる間、気になって気になって・・・めっちゃカッコイイんですよ。

で、最後のご挨拶の時のラインナップでその方がどなたかようやくわかりました。

・・・・朝水りょうさんでした・・・

開いた口がふさがらないほどのイケメンっぷりでした。ぽっかーん・・・

 

と、まぁこんな感じの盛り沢山新人公演でございました。

お名前挙げてない方も、下級生に至るまでとっても素敵でした。

歌や台詞など、本公演でなんて言ってるのかわからない箇所がちゃんと聞き取れたり

したりしなかったり・・・いや大分聞き取れました。(笑)

そのくらいレベルの高い新人さんが星組にはいっぱいいるってことですよねえへ

また改めて本公演を観るのが楽しみですスマイル

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしても仕事が休めなくて1回は諦めたこの新人公演。

本当に行ってよかった。  

たった1日でも、きほちゃんが大劇場の舞台に  

ヒロインとして立つ姿を見ることができて 胸がいっぱいです。  

終演後の笑顔も見られて幸せでした。

花のみちの満開の桜とともに、忘れられない1日となりました桜