3・4月は観劇ラッシュでして・・・
もうホント飢え死ぬんじゃないかと思うレベルだったんですけれども
(お金が無い的な意味で)
それでもこれはどうしても観たくて行ってきました
ミュージカル『グランドホテル』
脚本 ルーサー・ディヴィス 作詞・作曲 ロバート・ライト&ジョージ・フォレスト 追加作詞・作曲 モーリー・イェストン
- 演出 トム・サザーランド
<GREEN主な出演者>
中川晃教 宮原浩暢[LE VELVETS] 戸井勝海 昆 夏美 藤岡正明 味方良介 木内健人 青山航士 真瀬はるか 湖月わたる 樹里咲穂 光枝明彦 安寿ミラ
2016/4/9(土)〜4/24(日)赤坂ACTシアター
2016/4/27(水)、4/28(木)愛知県芸術劇場大ホール
2016/5/5(木・祝)〜5/8(日)梅田芸術劇場メインホール
「GRAND HOTEL」
作品としては、1993年の月組版を大劇場で観ています。
涼風真世様のさよなら公演ということで、親に泣きついてバスツアーで行った、
そして(その後アホみたいに通うことになる)宝塚大劇場へ初めて行った、
思い出溢れる作品です
版権の関係からか、テレビ放送もなく、映像化もされていませんが、
当時発売された実況CDを何度も何度も繰り返し聞いていたため、
曲は今でもしっかりと覚えていて歌えます。
しかも、その後、久世星佳さんがご自身のさよならショーで男爵の曲を歌われ、
優子ちゃんとのデュエダンの曲も男爵とエリザベッタのデュエット曲で。
その上、ゆうひさんの最後のDSでも、ご自身の組配属後初めての作品で
非常に思い入れがあるということで、2曲歌われていて。
いろんなところで縁のある作品だったのです。
だけれども、自分が観劇したのが何分中学生の頃で、作品の良さやテーマの奥深さなど、
あまり理解できていなくて。
「あの作品は、もう少し大人になってからもう1度観てみたいなぁ」と常々思っていた
作品だったのです。
さて。長い前置きになりましたが
(ま、それだけ思い入れの強い作品だということですよ)
いやーもう素晴らしかった!
そして懐かしかった
どのナンバーにも思い入れがあって本当に何度心がぎゅっとなったかわかりません。
(ラストのユダヤ表現は、あまり馴染みのない日本であえて入れる必要があったのか
自分が宗教や政治思想色の強いものがあまり好みじゃないこともあいまって
ちょっと疑問でしたが)
幕開け早々、かなめオットーの
♪座席は僕の〜と〜な〜り〜へ〜♪っていう
本当に純粋な柔らかな笑顔を思い出して早くも涙目←これはラストシーンです
中川アッキー、ヤンさん、樹里ぴょんという並びに惹かれてグリーンにしたんだけれど、
オットーもグルーシンスカヤもラファエラも素晴らしかったなぁ。
特にグルーシンスカヤのあのか細い身体に長年のしかかった重圧と身に纏ったプライドに近い気品みたいなもの。
ヤンさん素敵だわぁ。
で、今回お初にお目にかかって素晴らしかったのが、男爵役の宮原浩暢さん!
まさかこれがミュージカルデビュー作品だなんて信じられない出来上がり具合。
もう本当に素敵な男爵様だった!カッコイイし歌声もよく通って表現力もあって!
私のお気に入りメモにしっかりと記させて頂きました
LoveCan'tHappenは改めて感動的なナンバーだなぁ、と。
一体何のために踊るのか、それを見失っていたグルーシンスカヤに
溢れんばかりの愛と踊る情熱を捧げて去って行った男爵。
その男爵も、殺されたくないがために必死で、でも男爵としての見栄も捨てきれず
過ごしていた日々の終わりがあんなにもドラマチックだなんて。
愛する人に目一杯の愛情を与え、友人に人生の楽しさを教え、夢見る女性の背中を押し、
そうやっていろんなものを残して燃え尽きていった男爵。
本当に素敵なお役ですよねぇ。
中川アッキーのオットーも簿記係の平凡さとオットーというキャラの持つ
人間離れしたところとがあいまって魅力的でした。
残り少ない時間を使ってグランドホテルに「人生」を探しに来たオットー。
でも人生はどこかの場所にあるんじゃない、人間が生きている、その人々の中にあるんだ。
演出やバージョンが変わっても、この作品のテーマは変わらず深く心に響きました。
月組さんの主な配役も発表になりましたねー。
珠城さん男爵&ちゃぴちゃんグルーシンスカヤ
似合わないわけがないじゃないか!!!
オットーをかなめさんファンのみやちゃんが演じるのも楽しみです
プライジングをみつる兄貴っての斜め上すぎてまったく想像できないのですが、
まぁチャルさまがわかばちゃん海ちゃんに・・・(お察しください)ってのは
さすがにすみれコードぶっちぎりすぎるという上層部の判断なのかと、
そう思うことにします
お正月公演かぁ・・・七海さんバウと合わせて遠征できないかなー???
(あくまで星組中心にスケジュールを組むのでね)
といったわけで、グランドホテルの巻でした