『ZEROTOPIA』@地球ゴージャス

続きまして。

これまた何か月も前になりますが・・・

地球ゴージャス「ZEROTOPIA」を観てきたお話スマイル

 

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2018年4月9日(月)~5月22日(火)

TBS赤坂ACTシアター

2018年5月29日(火)~6月2日(土)

刈谷市総合文化センター 大ホール

2018年6月9日(土)~6月10日(日)

新潟テルサ

2018年6月22日(金)~6月24日(日)

福岡サンパレス

2018年6月30日(土)~7月1日(日)

広島文化学園HBGホール

2018年7月6日(金)~7月15日(日)

フェスティバルホール

 

【作・演出】岸谷五朗 【出演】柚希礼音  西川貴教     新田真剣佑 宮澤佐江花澤香菜(Wキャスト)     藤林美沙 原田 薫 大村俊介(SHUN)     水田航生 植原卓也

    岸谷五朗 寺脇康文

 

沈没した豪華客船から必然的に生き残った男女が待ち受ける運命は、

地図に載っていない辿りついた島を起点(ゼロ)としてユートピア(理想郷)へ向かうのか、

ディストピア(地獄郷)へ向かうのかーー。 心の奥底に巣食う闇を抱えて生きてきた彼らに押し寄せる巨大な陰謀とはーー。 「生」という普遍的なテーマを題材に、

地球ゴージャスならではのエンターテインメントで挑む新作公演に乞うご期待!

(byちけっとぴあ)

 

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結成時よりずっと応援している地球ゴージャスの最新作

「ZEROTOPIA」を観劇してきました。

 

今回は主演に西川くん、ヒロインにちえちゃん(柚希)を迎え、

他常連の藤林美沙ちゃんや原田薫さんなど私の大好きな方々が集まっていて

キャスト発表時からとても楽しみにしていました。

 

 ざっくり言うと。

前作(LoveBugs)よりも前々作(クザリアーナ)よりも私は好み! メッセージ性を抑えてエンターテイメント性を高めた感じ。 踊れるキャストを集めてるのも納得!

 

 

豪華客船の沈没事故の生存者たちがとある島に流れ着くところから

ストーリーはスタート。

この流れ着いた人たちは偶然ではなくとある意図で集められた人々。

心に深い傷を負った人々。

 

いじめに遭った

恋人を失った

祖国の紛争で家族を失った

性的虐待に遭った

兄を失った

 

流れ着いた島で人々はそれぞれ抱えた悲しみや

そして諦めた夢についても語り合います。

色彩を失ったこの島に色を取り戻すことはできるのだろうか・・・

 

まず私はゴージャスのファンなので

岸寺コンビがお目当ての観劇だったわけですが、

狂言回し的立場の五朗さん

癒しキャラの寺脇さん

どちらも素敵でしたー!

毎回恒例お2人の「台詞なのかアドリブなのかわからない」場面も

あって最高でありました。

五朗さんのダンスも堪能できて幸せー!!

 

ヒロインのちえちゃんは自分のせいで恋人を2度も失ってしまうという

辛い過去を持った女性の役だったけれども

コメディ場面の間も良く

「エンターテイナーになりたかった」という夢を語るシーンでは

ラインダンス風のダンスナンバーのセンターで

やっぱり踊るちえちゃんは絶品だなぁと思いました。

 

オープニングが西川くんの歌うテーマソングで最高の幕開け。

「リトルショップ」を観ている私としてはミュージカルにおいての

西川くんには絶対の信頼があるので非常に楽しみにしていたのですが

今回も前半の河童くん(笑)から後半の覚醒したロマンくんまで

本当に素晴らしかったです。

 

今回お初でしたが同じく素晴らしかったのが新田真剣佑くん!!!

イケメン枠だと思うのですがこれがまた歌も芝居も素晴らしくて!!

コメディの間もイイ!!

 

そしてゴージャス常連の藤林美沙ちゃんは今回も歌にダンスに芝居に大活躍!

センターでタップを踏むダンスシーンは圧巻。

芸達者な原田薫さんもホント独特の味とテンポで存在感ありあり!

 

全体的にテンポよくコメディペースで進んでいく作品。

だけれども終盤に叩きつけられる

 

「地球は人間のものではない大地を借りているだけなんだ

それを忘れた人間についに地球が怒ったんだ」

 

というドキリとさせられるメッセージ。

 

そしてそれに対してちえちゃん演じるジュンが訴える

「私たち人間にどうかもう1度だけチャンスを頂けませんか」

という懇願。熱い願いが心に沁みました。

大熱演でした。

 

笑って笑って笑って。そしてホロリとして考えさせられる。

そんなとても良い観劇でした。

 

また数年後にあるであろう次回作も楽しみです。

 

 

(お写真:EdgeLineさん)