2020年2月17日。
劇団HPで雪組トップスター望海風斗さんとその相手役で雪組トップ娘役である真彩希帆ちゃんの退団が発表されました。
多くのファンの予想通りの発表のタイミングでしたね。
(もちろん、4日になかったのなら・・・ってことですが)
そして翌2月18日。
それぞれの記者会見が行われました。
覚悟の上だったのに。そのはずだったのに。
10月11日がその日だって受け入れていたはずだったのに。
いざそれが現実となって目の前に突き付けられると、なんだか本当に現実に起こっていることなのかよくわからなくて、なんだかふわふわと日々を過ごしております。
まだきほちゃんへのいろんな想いはまとまらなくて言葉にも文章にも上手くアウトプットできないんだけど、とりあえず2人の退団会見がとても素敵だったから、なんとなくそれについてを。
きほちゃんが本当にキラキラしてて、すっごく綺麗で。
そしてね、本当に幸せそうなんですよ。
なんて幸せそうに笑うんだろうって。
だからそんな笑顔を見られて私も幸せだなぁって。
会見は別々だったけれども、退団の発表は同時で、会見は同日。
これ、本当にありがたい。ありがたかった。
数日でもタイミングがずれると、そのわずかな間、私たちは本当に神経をすり減らさなきゃいけないし、
心無いファンの、お前は辞めないのかよ、みたいな空気をきほちゃんが浴びるのは嫌だからね。
まずは望海さんの会見。
(お写真は@日刊スポーツさん)
涙もろい望海さんだけれど、会見では涙を見せることなく笑顔でしたね。
それでも、雪組のみんなに伝える時に先に自分が泣いちゃったエピソードは本当に可愛い。
ご自分の目指す男役にたどり着いたと、ある意味の達成感を感じていらっしゃるんだなぁと、そう感じて嬉しく思いました。
でもそれでも、宝塚が大好きな望海さんだからこそそこを旅立つ寂しさと、雪組のみんなを大切に想ってくれているからこそそれと離れる悲しさも痛感してらっしゃるんだなと、そう思って切なくなりました。
きほちゃんについて「一緒に戦ってものすごい力を発揮してくれた」と表現してくださった望海さん。
同志として認めてくださって、本当にありがとうございます!
「自分1人では見えない世界が広がった」というお言葉も最高の賛辞かと思います。
「まだまだお互いに相手を思いやりながら、応援してくださる方の事を想いながら、一緒に成長していきたい」というお言葉も、いつもファンを大切にしてくださる望海さんのお人柄が現れているようで素敵。
「退団を決断するには勇気が必要だった」
「(退団を)みんなに伝えてしまったらそこからカウントダウンが始まってしまう」
といったあたりが本当に宝塚大好きな望海さんらしくて素敵で可愛らしいなぁと。
「最後の日まで男役を楽しんでいる姿をお届けしたい」というお言葉、心に染み入りました。
そして同日午後、きほちゃんの会見。
(お写真は@日刊スポーツさん)
そうだろうなぁとは思っていたけれど、やっぱりそうだよね!って思った
望海さんと一緒に卒業したい という想い。
これが叶うのだという、よかったね!おめでとう!という気持ちがなんだかとても強いです。
だって、望海さんから退団を告げられて
「ご一緒していいですか?ご迷惑ですか?」とお聞きして
それを「本望です」という言葉と共にお許し頂けたのだとしたら、
きっと飛び上がるほど嬉しかっただろうなぁと。
私は、きほちゃん本人が満足ならそれで満足だし、きほちゃん本人が幸せならそれで幸せだなぁと、そう思うのです。
そして、その幸せさが溢れ出ているようなキラキラした笑顔。と胸元のネックレス。
ずっと大事にしてたよね、そのネックレス。
当時、公演記念に頂いた琥珀のネックレスもとても嬉しそうにしていたけれど、それではなく、トップ娘役おめでとうで頂いたネックレス。とってもお似合いです。
2度の組替を経て雪組生となったきほちゃん。
花組も星組もやっと慣れてきたかな?という頃に離れることになって、
ただの一ファンである私も、その精神的負荷を考えると、とても心配になったものでした。泣
だから、雪組の、望海さんのお隣という「自分の居場所」ができたことは
きっと彼女の中でとても大きかったと思うし、安心できたしありがたかったんじゃないかな、と。
時には厳しく指導して頂いて、時には温かく包んで頂いて、
そんな居場所を彼女に与えてくださった望海さんには本当に感謝の気持ちが溢れて止まりません。
私でさえ、望海さんへの思いを口にしようとすると泣きそうになるのだから、
きほちゃん本人が涙を堪えきれないのは、それは仕方ないよなぁと思ってしまいます。
でも、
「最高にかっこいい男役さんである望海風斗さんに最後まで寄り添っていきたい」
と笑顔で言い切ったところは、うんうんそうだね、って泣き笑いしましたし、
そんなきほちゃんを私も全力で応援していくからね、って改めて思ったりもしました。
「神様ありがとう!望海さんありがとう!宝塚の皆様ありがとう!」
「望海風斗さんがいらっしゃってこその真彩希帆」
このあたりの言い回しがとってもきほちゃんらしい。笑
あと、初めて望海さんとhomeをデュエットした時のときめきは特別だと
(当時の自分に)教えてあげたい!って言った後にちっちゃく言った、
「うん。かな〜?」っていう何気ないフレーズが
もう真彩さんの真彩さんぽいところが出ててすごく好きです。
これ、ずっと真彩さんを応援してきた方にはわかって頂けるんじゃないかと思うんですけども
・・・いかがでしょ?笑
この会見の内容を読んで聞いて、あぁ私は本当に真彩希帆さんという方が、
舞台人としても宝塚の娘役さんとして1人の女性としても大好きだなぁと改めて思いました。
彼女に出会えて、彼女の舞台を客席から応援できて、そんな彼女が最高に幸せそうで、
私は本当に幸せだなぁと。そんなことを考えて泣きました。
「一緒にスタートして一緒にゴールできる」と表現した望海さん。
「一緒に始まって一緒に終わる」と表現したきほちゃん。
「宝塚の舞台に立っている時間が1番幸せな時間」だという望海さん。
「望海さんの隣にいられることが生きてきた中で1番幸せ」だというきほちゃん。
お2人の、この宝塚という世界での活動は残念ながら10月までという期限が決まってしまったけれど、
それでもお2人の舞台に出会えたこの喜びを胸に最後まで自分の出来る範囲でではあるけれども精一杯応援し続けたいと思います。
なんて言いつつも。
わかってたはずなのにやっぱり落ち込んだ先週。
追い打ちをかけるように悲しい知らせが届いた今週。
(先週の段階ではまだ辛いけど清々しくもあって、
ラストスパートのスタートラインに立ったぞ、的な覚悟を決めた感じだったんですけどね・・・)
ダビデの星よ・・・
これは神が我らに与えし試練なのか・・・
ワンスアポンアタイム。
そんなこともあったね、と達観できる域にはなかなかたどりつけそうにないです。残念ながら。
溢れるきほちゃんへの想いについては、
また改めてご本人へのお手紙&余力があればここにも記しておきたいと思います。
どこにもぶつけることのできない
「どうして今年なんだよどうして今なんだよ」というこのやるせなさ・・・
これ以上辛いことが起きませんようにと、願うばかりです。