「ほんものの魔法使」@雪組バウ配信

今回は(5月に)配信で見たこちらの公演!

 

満を持しての我らがアダム絢!いや、我らが朝美絢

初東上主演公演でございましたーーー!!! 

 

  

 

 ロマンス
『ほんものの魔法使』
Based on the novel
THE MAN WHO WAS MAGIC by Paul Gallico
Copyright (C)1966 by Paul Gallico
Licensed by Mathemata Anstalt c/o Ensemble Entertainment through Tuttle-Mori Agency,Inc., Tokyo
原作/ポール・ギャリコ 脚本・演出/木村 信司   

 

アメリカの作家ポール・ギャリコが1966年に発表したファンタジー傑作小説を、

宝塚歌劇でミュージカル化。
魔術の都マジェイアに、アダムという青年が言葉を喋る犬モプシーと共にやって来る。

街で出会った娘ジェインをアシスタントに迎え手品師試験の予選会に

出場したアダムは、パフォーマンスを披露するが、

そのトリックは審査員の誰にも分からないものだった。

もしかして彼は、ほんものの魔法使いなのか…。

他の誰とも異なるアダムの存在が、マジェイア全体を揺るがす大騒動を巻き起こしていく。

「ただの」魔法を通して最後にアダムの伝えたかったこととは─
誰もが憧れを持つ“魔法”を題材とした、ユーモラスで心温まるファンタジーをお届けいたします。   

  

主演:朝美 絢

 

公演期間:

宝塚バウホール:2021年5月21日(金)〜6月1日(火)
KAAT神奈川芸術劇場:2021年6月8日(火)〜6月16日(水)

 

雪組公演 『ほんものの魔法使』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

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ざくざくっと印象に残っている点など。

 

 

 まずはあーさのソロからスタート
セットはなくスモークのみ。

いいねぇいいねぇ…主演!って感じがして嬉しい!!


いやーしかし、顔がいい声もいい歌もいい!
でもちょっと緊張して見えたかな?

 

待ってましたのモプシー縣登場

あがちの身体能力の高さと愛嬌と芝居の良さ。

いくら小劇場公演とは言え「2番手さんのお役が犬」って

なかなかないと思うんだけど、モプシー可愛かったなー!

まずね、1人称モプシーなところが可愛い。笑

 


魔術の都・マジェイア到着したアダムとモプシー。

ここの番役の麻斗海伶くんがよかったですね!

なんとかここを通してもらえたところから物語が動いていきますね。

 

全体的に音楽も、ファンタジーっぽくて可愛い。

そしてとてもキムシンっぽい(笑)

(嫌いじゃない)

 

さて、そのマジェイアですが、

市長があすくん、奥さんがカレンちゃん、息子がシャンタン

……胡散臭さ満載で最高です(褒めてます)

 

ヒロイン・ジェインのひまりちゃん

の登場は檻の中。水色水玉ワンピが可愛い。

エストがきゅっとしまってスタイルがとてもいいから

どのお衣装も似合ってて可愛かったなー!

私は自分が雪担になる前からひまりちゃんが大好きなので

今回ひまりちゃんのヒロイン姿が見られるだけで

とんでもなく嬉しいのに登場からとんでもなく可愛くて大満足!
モプシーを撫でるとこがまた可愛い。
じゃれる1人と1匹が最高に可愛い

 

 

魔術師にはみんなそれぞれ「通り名」があってそれがないアダム。

付けた通り名は「ただのアダム」

 

魔術師には助手が必要だと知るアダム
女だから助手にしかなれないジェイン

だからジェインはアダムの助手になるんですね!


街の魔術師が順に紹介されるんだけど
ひまりちゃんの台詞が聞きやすくてイイ!


で、魔術師の面々!(癖強すぎw)

りおちゃんのメフィストかっこいい!
ワンメイのみちるちゃんが超絶可愛い!
チャイナ風お衣装で2つお団子姿のみちるちゃんなんて

可愛いに決まってる。

 

 

 

そして登場!「比類なきニニアン」

大抜擢の華世 京くん!
「MW」でニエグシュに抜擢されたありちゃんを思い出しますね…
お顔はまんまるだけど(笑)芝居はいいですね。

それでいてダンサーなんですからこれからの期待大!ですね。

 

アシスタント風すわんちゃんが可愛くて

ついつい目で追ってしまう
これ、ラスタイで使われてたお衣装ですよね(懐かしい)

 

♪ハンプティ~ダンプティ~の場面は
ひまり×あがたが可愛くて最高!

 


そして、ここから大きく問題なっていく

アダムの卵のマジック披露の場面。

アダムは「ただのアダム」だから仕掛けとかは一切ない。

でも、この町の人にとって「ない」では済まされないわけですよね。

 

ひまりちゃんのソロ歌も充分に聞かせてくれて
彼女は芝居歌が特に上手だと思います。

 


女の子たちがわらわらしてるのがとても可愛いのだけれど

その中でもやっぱりひまりみちるー!99期ー!

この並びの可愛さは雪組を見る楽しみの1つです。

(みちるちゃんの組替え、寂しい!)

 


市長宅にあるとあるマシーン。
にある身だしなみボタン。笑


このマシーンの子たちはみんな本当に可愛かった…
身だしなみ整って振り返るあーさの男前っぷり大サービス!

 

アダムのマジックの仕掛けを教えないからと親に怒られて

閉じ込められているジェイン…

アダムが彼女と糸電話で話す場面は可愛くて好き。

仕掛けはないから教えられないんだよね…意地悪じゃなくて。


ここでもジェインのことが大好きなモプシー。可愛い。

♪おやすみ~おやすみ〜と語り掛けるようなあーさの歌声が素敵。

 

 

2幕

ピクニックの場面。
モプシーのソロ。可愛い。

可愛い女の子たちに囲まれてるアダムも可愛い。
そして水色ワンピのすわんちゃんが最高に可愛い。

愛陽みちちゃんや琴峰紗あらちゃん、華純沙那ちゃんとか

まだ判別危ういくらいの下級生ちゃんたちもみんな可愛かった!

 

 

ピーターが蜂に囲まれるシーンは
「嫌だって言ってもやめてもらえない」ことがどんなに辛いか、

ってことだと思うんだけど、もう蜂さんたちが強烈すぎて目が釘付け!笑
なんといっても黒髪ボブ女王蜂のカレンちゃんが最高で目が離せない!笑

 

蜂さんだけじゃなく、鶏さんとか牛さんとか、

ファンタジー色の強いこの作品だからいいんだろうな。

 

まぁ若干の「なんだこれ」感は拭えないんだけど。

で、1人1人のビジュアルを観察するのが楽しくて

場面の内容が頭に入って来なくなっちゃうんだけどね。

だって、鶏さんのみちるちゃんの可愛さとか国宝級じゃない?

 

 

あとね、ジェインの膝で寝るモプシー
これも可愛さ爆発よね。だってドッグビスケット抱えて寝てるんだよ?

 

 

アダムの魔術は「ほんものの魔法」だから、

もちろん仕掛けとかは無いのであって、

最初は「すごーい」って喜んでたジェインも段々と怖くなっちゃうんだよね。

 

わかるよね。

最初は嬉しかったことが、いや待て本当にそんなことがあるのか?

って不安になって疑念が消えなくなっちゃうことって

日常生活でも起こり得ることだよね。

 

 

でも、そんなジェインの変化にアダムは孤独を感じちゃうんだよね。

この街の魔術師たちの「普通」は自分の「普通」とは違うわけで。
ここでめっちゃ闇属性の曲が使われてるのが、おとぎ話につきものの、

一瞬にして恐ろしい世界になる感じで好き。

 

 

でもさ、曲調も表情も突然の陽展開で、

曲終わりには意思疎通に成功してる主役2人にちょっと理解が追い付かなかった。

多分これは私の解釈力の低さのせいだと思うんだけど。

まぁ、でもあーさはかっこいいしひまりちゃんは可愛いからいっか。笑

 

 


本選の場面のアダムとジェインのお衣装がとんでもなく可愛かった!

初日のお写真流れて来た時から、ここのひまりちゃんが

お衣装も鬘も全部丸ごと可愛くて大好き!

 

ここの場面では今度は蝶々さんが登場するんですねぇ。笑

うん。もういい。娘役さんたちのいろんなコスが見れて楽しい!


この場面のあーさアダムがとってもかっこよくてねー!
ジェインと踊るところも素敵!

 

 

しかしあれですよ。

きっとこれまでのあーさなら主人公を追い詰める側で

いい演技するんですよきっと。
もしくは、今回で言うとりおちゃんみたいな

お耽美担当の立ち位置なんですよ。

でも、そうではないところが「主役」なんだなぁと。

ここにきて改めてそれを感じて嬉しくなりました。

 

 

アダムの魔法が「ほんもの」だとどうしてダメなのか。

っていうと仕掛けのある魔術が「にせもの」になって

魔術師たちの生活が困るんだよね。

仕事取られちゃうのが恐いんだね。

 

ここでまた突然のシリアスがやって来て

「みんなの欲しいものあげる」ってお金が降ってくるの!

ねぇもう恐いってばー!!!

ものすごく純粋な青年に見えて、実は街の人たちよりも

人間が奥底に抱えてるものが見えてるんだろうな。


そしてジェインの前から姿を消すアダム。

いやんうそん。それはちょっと悲しすぎるわ・・・

 

 

3年後の世界。
お金を手にしたからもう働かなくてよくなってしまった世界。

 

なんかこう、ハッピーエンドでもバッドエンドでもなく

いろいろ考えさせられるようなもやもや感に溢れた感じ。

 

ただただ、ジェインがいつかまた笑顔でアダムと再会できると

いいな、っていう前向きな想いと

ピーターは亀山薫(@相棒)みたいな服着てんな、っていう

どうでもいいことを考えたラストでした。笑

 

 

あーもうごめんなさい。

多分私はこの作品の大切なところをまったく理解できてないと思う。

わかるようなわからないような、っていう印象。

ちょっと配信の便利さに慣れてしまったけれど

デメリット(雑念混ざったり他所事してしまったり)も思い知らされた。

もっとちゃんと集中して見るべきだった・・・

とほんのりの反省も感じた公演でございました!

 

 

そしてフィナーレなんですけどね・・・

本編終わってからの空白がさすがに長い。長すぎる。

 

あーさで終わったけどあーさで始めたい。

それが理由なのはもちろんわかるんだけど、ね。

 


そんな不満を抱きつつも、黒燕尾で登場したあーさが

最高にかっこよくて泣ける。

舞台上、たった1人で黒燕尾で踊るあーさ
もう本当にキラキラしててね。

お衣装もだけどあーさ本人が発光してたよね?
お顔綺麗だしダンスも綺麗だし手の動きも綺麗なの。


そこに登場してくる、あがち&かせきょ

かっこよ。2人ともかっこよ。ですよ。
黒燕尾群舞はこれまた最高の最高。

 

そしてピンクドレスの娘役さんたちが登場!
あがちとみちるちゃんがセンターで踊る

可愛い。素敵。

 

そして白いドレス姿のひまりちゃんが登場!

ひまりちゃんは本当に動きの1つ1つが綺麗。

ダンサーなのもあるけどそもそもスタイルがいいのよね。
そして今度は白いキラキラ燕尾のあーさも登場。

とっても幸せそうなデュエダン


男役として決して大柄ではないあーさだけど、

リフトもとっても綺麗だったな。
まるでお芝居の延長みたいな2人の表情もとても好き。

 

 

最近の小劇場公演はフィナーレがとってもボリュームがあって、

そのどれもが豪華な内容ですごく嬉しい。

 

 

最後のご挨拶&カテコで、なんと公演DVD・BD発売のお知らせ

これは嬉しい。ここで1番泣いたかも。

宝塚の作品って、全部映像化されるわけじゃないんですよ。

一定の基準を満たした方の主演の作品じゃないと販売されないんです。

ここにきて初めてあーさの主演作が映像化されると発表されたのです。

そういうことなのです。

 

もう今現在は新体制雪組の本公演も始まって、

何の疑いもなく堂々と「雪組2番手」として

活躍しているあーさだけれど、この時にはまだファンの皆様も

きっといろんな不安を抱えていた時だと思うから、

あーなんか本当に良かったなぁ嬉しいなぁと思ったのでした。

 

 

さて。これにて5月の観劇記は終わり!

次はようやく6月のお話に入りまーす!

(現在9月でーす!笑)