「哀しみのコルドバ」「CoolBeast!!」@全国ツアー

 

柚香光&星風まどか

 

花組新トップコンビ・プレお披露目公演となった

全国ツアー公演を観劇してまいりましたのでそちらのお話を。

 

 

ミュージカル・ロマン
『哀しみのコルドバ
作/柴田 侑宏  演出/樫畑 亜依子   

舞台は19世紀末のスペイン。

花形闘牛士エリオ・サルバドールは、人々の賞賛を一身に浴びて栄光の道を歩んでいた。

だが、マドリードの名士リカルド・ロメロの屋敷で催される夜会に招かれた際に、

初恋の女性エバと再会し、人生の歯車を狂わせることとなる……。
1985年、柴田侑宏より峰さを理に当てて描かれた本作は、

星組で初演後、花組安寿ミラ真飛聖雪組早霧せいなを主演に度々上演を重ねてきました。

死に直面する凄絶な孤独感、その底に流れる凝縮された情熱、

愛への渇きや不条理など、情熱的な生と死を著した名作を、どうぞお楽しみください。
なお、この公演は花組新トップコンビ・柚香光と星風まどかのお披露目公演となります。   

パッショネイト・ファンタジー
『Cool Beast!!』
作・演出/藤井 大介   

野性的な色気を持った柚香光は、まさにCool Beast!!
柚香光が「Beast=野獣」に、新たに星風まどかが「艶花」に扮し、

美しく心優しいBeastが見た夢を、ストーリー仕立てで綴る魅惑の世界。
個性豊かな花組生達によるパッショネイトで刺激的なラテン・ショーを、

全国ツアーバージョンとして一部リニューアルしてお届け致します。   

 

主演:柚香 光、星風 まどか  

公演期間:2021年8月25日(水) - 9月14日(火)

 

花組公演 『哀しみのコルドバ』『Cool Beast!!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

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実を言うと花組さんを観劇するのはかな~り久々です。

多分「CASANOVA」以来。

 

その間配信も見てないので己の下級生の解像度の低さにびっくり。

可愛い子いっぱいいたんだけど全然誰かわからなかった。無念。

 

 

なんと。

トップになって初のれいちゃんであると同時に

花組生になって初のひとちゃん

 

 

れいちゃんとまどかちゃんの新コンビはもう始まる前から

「そりゃ合うに決まってるだろう」みたいな安心感がありますよね。

まどかちゃんは実力が安定してるので

ダンスではれいちゃんにしっかりついていき

歌ではれいちゃんをしっかり支えてくれると思います。

 

 

そして。

やっぱりひとこちゃんには愛着があるので

プロローグで登場して来た瞬間にもう泣きそうでした。

 

ひとちゃんが2番手ポジションだったよぉ

泣けるよぉかっこいいよぉ・・・泣

 

 

 

といったわけで。

まずはお芝居「哀しみのコルドバから。

 

 

美羽愛ちゃんが可愛すぎて

あと少しで奇声を発するところだった

(幕間最初の感想はこれです)

 

ソニアちゃん可愛かったですね(うっとり)

 

 

あとですね、

 

なんか可愛い子いるな?

→オペラ

→小顔でスタイル良くてあーちゃんみたい!

→ん?あーちゃん妹か!

 

っていう流れをしました笑

 

美里 玲菜ちゃんですね。

声まで似てた!

 

 

れいちゃんエリオはまず、

柚香光のマタドール姿が見られた

って点で作品選びに大成功。

ほんっとかっこよかった。

 

コルドバって、

まずプロローグがかっこいいじゃないですか。

 

れいちゃんはビジュアルが美しいのはもちろん、

どこか哀愁もあって、

それでいて踊れるんですよ。

 

すでにプロローグで大満足でしたね。

 

 

その上で、婚約者がいながら再会した初恋の女性に

のめりこんでいってしまうところや、

地位と名声を得たマタドールとしての毅然としたところや、

事実を知って嘆き悲しむところや、

どこも感情の揺れ動きを繊細に美しく表現していた。

 

れいちゃんのお芝居好きなんですよね。

 

 

どこかでめちゃくちゃカッコイイ台詞があって、

最高!素敵!ってきゅんとしたのに忘れちゃった。

何だったっけ???(ポンコツめ)

 

 


まどちゃんエバはなんと言っても

「女の方から恥ずかし気もなく言いよるなんて」

のところが可愛さ大爆発であった!

 

最後の絶叫台詞がマイクの関係なのか

よく聞こえなかったのはちょっと残念だったかな。

(ここはみはるちゃんみゆちゃんの好演が記憶に残ってるから

どうしても比べちゃうのもよくないけどね)

(あと、毎回あの瞬間になると

そうだったこの場面ライトがめちゃめちゃ眩しいんだった・・・

って思い出します笑)

 

お衣装もどれも似合ってたけど、

ラストのピンクドレスが可愛かったな。

シルベストル夫人としての大人っぽい赤のドレスから

エリオに出会って、故郷コルドバに戻って

どんどん彼女本来のエバとしての姿に変わっていっている姿が

とっても可愛らしかった。

 

ずっと背伸びして生きて来たんだろうな。

そうしないと生きて来られなかったんだろうな。

 

娘役トップ歴もある程度の年数になってるけど

あれだけ変わらぬ可愛らしさは本当に貴重。


 

ひとこちゃんロメロ

新しい場面も出来て、ロメロ→エバにしっかりとした

愛情があることがわかりやすくなったかも。

ひとまどの並びも合っててよかった。

 

ただちょっと痩せたのか補正の関係か

あまりにも華奢に見えすぎた気もするんだよね。

お髭のお顔はとってもイケメンだったんだけど。

もう少し貫禄があった方がよかったかも。

特に今回のお役はね。

 

 

ビセント・聖乃&メリッサ・春妃

この並びもとても美しくて芝居もよくて満足!

(この作品、このカップルがすごく好き)

 

 

アンフェリータくりすちゃん

セバスチャン伯爵はなこちゃん

この100期2人はとてもお上手で安定感あってよかった。

 

 

フェリーペさんはちょっと残念だったかな。

カッコイイお役なのに、男役の憧れ白軍服なのに

立ち姿や歩き方があまり美しくなくて。

私の中のフェリーペ(紫吹淳さん)と比べるのは酷かもですけど。

 

 

さすがにちょっと再演多すぎな気がする演目ではありますが

でも私はいいと思います。

それぞれいろんなキャストで見るの楽しいです。

(ショーとのお化粧替えとの兼ね合いもあるでしょうしね)

 

 

 

 

続いて、ショー「Cool Beast!!」について。

 

 

美羽愛ちゃんが最高に可愛かった
(終演後第一声はこれです)

 

美羽ちゃんは、舞羽の美海ちゃんみたいな

華奢だけど可愛さ爆発のダンサータイプ。超好み。

月のゆいちゃんと同じとこにカテゴライズされてます。

ゆいちゃんはムチムチしてるけど。笑
星のるりはなちゃんもココかな。



美羽ちゃんと対で出てきた娘役ちゃんは誰だったんだろう?

(調べたところ、音夢ちゃんらしい?)

 


あと女豹のあーちゃん妹じゃない方wの子が

攻めるダンスでとてもよかった!

(調べたところ、二葉ゆゆちゃんらしい?)

 

この女豹が男役じゃなくて娘役に配されてるのすごくよかった!

本公演は誰だったんだろう?

(これは調べてない笑)

 

 

びっぐさんが引き連れて来た4人の娘役ちゃんは

結局この4人だったのかな?

美羽ちゃんとあー妹ちゃんはわかったけど

あとの2人は判別出来ず・・・

しかしこの4人の身長差!すごかったね(笑)

あー妹ちゃんがとても大きくて反対側の娘役ちゃん、

美羽ちゃんよりも大分小さかったね。

みんな可愛かったけどね!

 

 

しかしそもそもショーのコンセプトとか各場面の設定は

イマイチ伝わり辛かったかも。


でも「柚香光をこう見せたい」っていう意図は

「わかる」以外なかった。

 

裸足で踊るとこも噂のベスティアさまも

「わかる」ってなった。

こんな柚香光見たかったよそりゃ。

 

そうそう。

本公演中よく見かけた「ベスティア」が何なのかをようやく理解しました。笑

ちなみに「ベスティア」と「女ベスティア」は何が違うのか

それとも違わないのか、それはわかりません。

 

同じように「メカメカ」も理解しました。

ただ「ジョバイロ」とは何だったのか・・・

それは謎のまま終わりました。笑

 

 

そういえばアイドルまどち

美羽ちゃんたち率いて歌ったとこは可愛さ爆発でしたね。

あのビジュアルは間違いない。


中詰っぽいとこで派手な柄のお衣装&頭にお花付けた

トンチキ衣装のまどちゃんがトンチキ可愛かったのはさすがだった。

 

私の中でトンチキ可愛いというジャンルが新設された!笑

 

れいまどコンビ

これまで違う組だったなんて思えないくらい

綺麗にシンクロしたデュエダンだった。

足の上がり方やターンの仕方まで

はじめましてでこんなに揃うもんなんだな、って感心してしまった。


れいちゃんの技術なのかまどちゃんの娘役としての経験値なのか。

いずれにせよ素晴らしい。



いかにも大介作品的な流れるように続いていくフィナーレは

ガトボニでもそうだったしショーの作りとしては嫌いじゃないんだけど、

でもこのデュエダンて、

1組のトップコンビの最後であり

また別の1組のスタートであったわけでしょ?

 

もう少し「さぁ!デュエットダンスです!」っていう

特別感はほしかったかも。

(曲や振りが本公演のままなのかわかりませんが)



そういえば、ショーの後半でひとちゃんたちが

青いお衣装で出て来た時には「大介やなぁ」って思ったし

振り落とした先の階段に白いお衣装のれいまどがいた時には

「大介ー!」って心の中で叫んでしまった。笑


実はこれアパショなんですよーって言われたら信じてしまいそうだった笑

 


あのお肉を奪い合う?のか?みたいな場面が

1番なんなのか理解出来なかったな。


でもそれは私が春妃うらら嬢をガン見していたからかもしれない。


うららちゃんと言えば!途中、∞のお衣装着てましたね!懐かしい!

 



ただでさえMy解像度の低い花組

男役さんなんてもっとわからなくて、

どのくらいかって言うと聖乃さん

確信もてないくらいでした。(酷い)


でも勝手に劇団ごり押し枠だと思っていた彼女(更に酷い)

ビジュアルが素晴らしいだけじゃなく

歌もダンスも充分なレベルにお上手でこれは嬉しい発見。

やっぱりちゃんと舞台で観なきゃダメですね。



ひとちゃんはほぼ瀬戸さんのポジションに入っていたんだろうけど、

ミュレボで初めての場面センター!ってとこから時が飛んでるから

立派になりすぎてて眩しいくらいであった。(嬉しい)


フィナーレで娘役さんに囲まれてるとこ、

なんかちょっと瀬戸さんみもあって

THE・花男って感じでかっこよかったな!



ただ、れいちゃんとひとちゃんは大きな男役括りで見ると

ちょっと似たタイプだから主役・2番手なら違うタイプが並んだ方が

面白味はあるんだろうなぁなんてことも思ったり。

 

だから間にマイティが入る本公演は楽しみだし、

逆に考えるとそれはひとちゃんがとても花組に合ってるって

ことなのかもしれないよね。

 

 

ショーのプロローグもそうだったけど

あとどこかでも「れいまどひとこ」の3人並びがあって

多分それは本公演からそのままなんだろうけど

なんかやっぱり「トリオ場面」が多くてうらやましかったな!

 

まぁ今回の花組さんに関しては2番手さんの退団公演だったから、

っていうのも大きな要因ではあると思うんだけどね。

 

 

 

さてさて。

 

花組さんはすでに新しい本公演が始まってますね。

周囲の声からするととても良作のようで嬉しい!

まず、れいまどのポスタービジュアルからし

完全優勝ですもんね。笑

柚香・星風・水美・永久輝体制の新生花組も期待大ですね☆

 

 

 

 

お次は、彩風・冴羽・咲奈に会いに行ったお話を書ければと思います!