かなーり久々の映画回です。
これはなんとしてでも見に行かねば、と
見て参りました
「WEST SIDE STORY」
私の中で永遠のナンバー1ミュージカル映画です。泣
この↓体育館でのダンスのシーン、
本当に嗚咽するかと思った・・・
《INTRODUCTION》
スティーブン・スピルバーグ監督が、「ロミオとジュリエット」をモチーフにした
<伝説のミュージカル>を念願の映画化。
舞台は、対立するグループによって引き裂かれたニューヨークのウエスト・サイド。
運命に逆らい、社会の分断を乗り越えようとした“禁断の愛”の物語が、
エンターテイメント史に残る数々の名曲とダイナミックなダンスと共に描かれる。
“異なる立場を越えて、私たちは手を取り合えるのか?”という普遍的なメッセージをこめて贈る、
感動のミュージカル・エンターテイメント。
《STORY》
夢や成功を求め、多くの移民たちが暮らすニューヨークのウエスト・サイド。
だが、貧困や差別に不満を募らせた若者たちは同胞の仲間と結束し、各チームの対立は激化していった。
ある日、プエルトリコ系移民で構成された“シャークス”のリーダーを兄に持つマリアは、
対立するヨーロッパ系移民“ジェッツ”の元リーダーのトニーと出会い、一瞬で惹かれあう。
この禁断の愛が、多くの人々の運命を変えていくことも知らずに…。
2021年製作/157分/G/アメリカ
原題:West Side Story
配給:ディズニー
監督:スティーブン・スピルバーグ
製作:スティーブン・スピルバーグ クリスティ・マコスコ・クリーガー ケビン・マックコラム
製作総指揮:リタ・モレノ ダニエル・ルピ アダム・ソムナー トニー・クシュナー
原作:アーサー・ローレンツ
脚本:トニー・クシュナー
撮影:ヤヌス・カミンスキー
美術:アダム・ストックハウゼン
編集:マイケル・カーン サラ・ブロシャー
オリジナル振付:ジェローム・ロビンス
振付:ジャスティン・ペック
トニー:アンセル・エルゴート
マリア:レイチェル・ゼグラー
アニータ:アリアナ・デボーズ
リフ:マイク・フェイスト
ベルナルド:デヴィッド・アルヴァレス
バレンティーナ:リタ・モレノ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
アニータ役のアリアナ・デボーズが
第94回アカデミー賞の
助演女優賞を受賞しましたね!
おめでとうございます!!!
本当に素晴らしかったですよね。
この世界的名作。
なんとなくのストーリーと名曲の数々はもちろん
昔から知っていました。
でも、ちゃんと出会ったのは
1998年の宝塚月組公演です。
その頃に確かナタリーウッドやジョージチャキリス版の映画も見ました。
どっぷりとハマりました。
特に東京公演は当時期間限定で使用されていた
(日比谷の東京宝塚劇場が建て替え工事中だったので)
1000days劇場というところでの上演で。
ザワザワとした都会の喧騒のど真ん中にあって
おそらく造りも簡素だったのでしょう、
車のエンジン音や近くを走る鉄道の音なども微かに聞こえ
時には劇場前を通ったであろう救急車のサイレンも聞こえました。
そんな劇場の環境が、この作品を見るにあたっては
とてつもない臨場感を演出してくれていて忘れられません。
(数席ずつ座席が一体になっているので
誰か1人が咳をしたりすると、その並びみんなが揺れる、
という面白現象も良き思い出です。笑)
といったわけで。
コロナ禍以降、映画館にはほとんど行っていなかったのですが
これだけは・・・これはちゃんと映画館で見なければ・・・
とかなーり久々に映画館へ行って参りました!!!
しかもですね、我が最愛のマリア様(の代わりに在団中の会服)
もご一緒にお連れしました。笑
(もちろん着てませんよマフラーです念のため笑)
そんな結果、プロローグからもう懐かしさに胸がいっぱいになって、
最後まで作品の感動に加えていろんな感情が溢れて泣き続けてしまいました。
いろんな魅力的な登場人物がいる中でも
やっぱりアニータの華やかさというか鮮やかさが目を引く。
だから
優子ちゃんのアニタ見てみたかった欲
が再びふつふつと・・・
映像には残らないけどある意味
伝説のアニタになったんじゃないかと思うのよ。
天海氏がトニーを演じたかったと聞いたので
あの時代の月組でさ、役少ないから小劇場でさ、
天海トニー麻乃マリアに
久世or真琴ナルド風花アニタでどうよ?
(どうよ?とは)
ずんリフにほさちグラジェラとか良くない?
(今更も今更すぎる提案)
とは言いつつも、自分の大好きな女優さんが
WSSのマリアを演じてそれを観劇できるって
なんていう幸福なことか!とも思うし、
マミさんのトニーも優子ちゃんのマリアも
私の中で永遠にキラキラと輝き続ける最高のお2人だったな
ってこれも心から思う。
あとね、体育館の場面を見てて、
ここのマンボが紫吹樹里VS初風千紘だったの
控えめに言って最高峰だったなって思った。
今でもありありとあの光景が蘇る。
輪になって踊る人たちとその中で自然と近付いていくトニーとマリア。
本当にキラキラしてた。
照明の感じとかも全部覚えてる。涙
当然と言えば当然なんだけど
トニーとマリアが出会いだんだんと近付いて行って
そっと踊り出すその振り付けがそのまま同じで!!!
もう、ちょっと本当に声を上げて泣いてしまいそうだった。
真琴トニーの歌う「Maria」が大好きだったから
楽曲聞きながらも意識飛んでたと思う。あの年の有楽町に。
♪マリア キスを交わしマリア 生きることの喜びを知った
マリア その名を呟けば 面影が蘇る マリア 愛しき人 マリア
正塚先生の歌詞好きだったからよく覚えてる。
バルコニーシーンはあの高いとこに立ってるセットが
いっぱい動いてドキドキしてたことと、
最後の高音が無事に出ますようにと
手に汗握ってたことを思い出しました。笑
当時から「I Have Love」「A Boy Like That」
のナンバーが大好きだったんだけど、
あんな大ナンバーを樹里ちゃんと優子ちゃんの
同期2人に任せてもらえてたなんて本当にありがたいことだよね。
だって98期で言えばきほあやなでナンバー、みたいなことでしょ?
いやでも樹里アニタかっこよくて色っぽくて
歌上手くて最高だったもんなー!
「I Have Love」の
♪私にとって 今は 彼が全てなの
彼を ただ 愛するだけ
とかこのあたりの歌詞も好きだったな。
「America」の歌詞も
♪車飛ばしサンファン〜
♪穴に落ちて散々〜
とかちゃんと韻を踏んでたんだよねー!笑
「I Feel Pretty」の
♪今夜の 私は 誰より綺麗でしょ〜
愛が〜私を変えるの〜
とかも本当に今でも歌えるくらいに覚えてる!
あと、ナンバーじゃなくてお芝居ですっごく覚えてるのが
ゆうひチノの「決闘が…あったんだ」っていう台詞。
「嘘よ!決闘なんてなかったわ!」
「あったんだ!」
って言うチノとマリアのやり取り。
ま、そりゃそうですよね。
私にとって風花×大空の場面ですしね!
贔屓×贔屓ですしね!
なんか思い出ばっかりで全然映画の感想じゃないな笑
体育館でのダンス、
America、
クラプキー巡査の場面
などなど、映画ならでは映像ならではの演出で
華やかで凝ってて最高だった。
ザ・ミュージカル映画!っていう魅力満載で。
トニーとマリアが地下鉄乗って
ミュージアムデートとかしてるの驚いたんだけど
(なんだよこんなのまみゆうこでも見たかったよ)
ドレスショップの場面の代わりなんだろうね。
あの、マネキンを動かすまみゆうこ可愛かったんだよなぁ…(結局これ)
今回、ドクがなぜかいなくて代わりに奥さんが同じ立ち位置で出てて、
「Somewhere」もガッツリソロだし、
わざわざ性別変えた意味はどこにあるんだろうなって思ってたんだけど、
ってエンディングで初めて気付いた笑
私はあまり背景の雑音は気にならないタイプだから
トニー役はなかなかかっこよくて素敵だなと思ったけど、
ナルドとリフはもう少しイケメンおらんかったか?と
正直思ってしまいました。(失礼)
そういえば最期に歌うのが「Tonight」だった!
あれはどうしてなんだろう???
あれ?ミュージカル版は「Somewhere」だったよね?
(私が観た月組版だけ?それぞれ違うの?かな?)
ラストのマリアの台詞はもう少しあってもよかった気がする。
舞台版を知ってると少し物足りなく感じてしまう。
あのラストシーンの余韻というか、
見終わった後のなんとも言えない喪失感・無力感、
そんなものがもう少し欲しかったような、そんな気もする。
でもやっぱりあれね。
なんで彼らは命を落とさなければならなかったのか。
大人たちの作って来た社会の、社会の仕組みの犠牲者。
これから、何かが、少しずつでも変わっていくのかな。
そんなごくごくごくわずかな光が差した終わりだけれど
この名作が誕生して半世紀以上。
結局今でも世の中で民族や人種による差別や紛争が
なくなっていない現実を目の当たりにして
またひとつ心に刻まなければ、と思ったりなどもしました。
といった久々の映画回でした!
私は基本的に贔屓の作品を追うタイプのヲタだけど、
若いころにこの作品に出会ったのは財産だと思うし、
この世界的名作のヒロイン経験者に
我が最愛の姫が名を連ねることの凄さを改めて感じるなどもしました。
(2月のお話ですよ!)