次の観劇記の前にちらりとこちらを!
きほちゃん2回目のご出演となったNHKラジオドラマです☆
「青髭公の五番目の花嫁」
~命とひきかえに、どんな約束でも守ると誓えるか?~
2022年5月23日(月)~6月3日(金)
午後9時15分~午後9時30分(全10回)
【作】吉田小夏【演出】藤井靖【音楽】日高哲英
【出演】真彩希帆,加藤和樹,
鈴木壮麻,伊礼彼方,桜一花,大久保祥太郎,
【あらすじ】
この土地には、青髭公の噂を知らない者はいない。
深い森に囲まれた城に住む青髭公は、過去に4人の妻を娶ったが、女たちは次々に死んだ。
噂では、この土地に古くからある風土病で死んだとか、
あるいは青髭公の一族の先祖は吸血鬼で、妻たちが死んだのはそのせいだとか……。
その隣国の町外れで、診療所を営む父を手伝っているリリアナ(真彩希帆)は、
ある日、幼い義弟とともに国境の川にかかる橋を渡り、深い森に彷徨い込む。
そこで狩りに訪れていた男と出会う。
その男こそ、青髭公と呼ばれる領主、ガデル・マグダヌール公爵(加藤和樹)だった。
数々の芸術作品のモチーフとなってきた青髭伝説の新たな扉を開く現代のゴシック・ロマン。
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放送が始まる前にあらすじを読んだところでは
なんていうかこう……
おどろおどろしい感じのストーリーなのかと思っていたのですが
実際に終わってみるとですね、
なんとも甘い、でろっでろの(笑)ラブストーリーでした!
好きです、私は。
こんなテイストの作品。
そんな中で
きほちゃんが演じたのはヒロイン・リリアナ。
これがもう本当に可愛らしいお役で。
でも元気いっぱいなところや
芯のしっかりしたところもあって
更に楽しそうにお歌を歌うシーンなんかもあって
(ありがとうございます)
素敵なお役でしたね。
きほちゃんが台詞で
「愛してる」とか「好きです」とか
そんなこと言うの、宝塚時代でもほとんどなかったから
なんだか後半はムズムズしちゃいましたけどね。笑
いやぁ、でも、
ガデルさまの竜笛にリリアナが歌声を合わせる場面とか
なんて素敵なの!って聞き入ってしまいましたね。
きほちゃんのお勧め通りイヤフォンで聞いてたので
もう本当にうっとりでしたよ。
もちろんお名前やお顔は存じ上げておりましたけれど
実際に舞台で拝見する機会がこれまでなくて。
それが今回初めてガデル様としてお声を聞いたわけなのですが。
ねぇ・・・
最っ高にかっこよかったんですけどぉぉぉぉぉぉ???
なんなんですかあのかっこよすぎる低音ボイス。
あの、きほちゃんと加藤さんのご共演、
いつかきっとあると期待してお待ちしておりますね?
でまぁ、そんな加藤さんが演じるガデル様もこれまた
かっこよかったわけですよ。
まっすくで純粋で、でもちょっと不器用で。
なんかもう出会いのシーンから、
あ……これは……運命の出会い来たな……
って感じでしたもんね。笑
2人のラストは、まぁハッピーエンド?なわけですが
最後の最後は展開早すぎて、
細かいところはリスナー任せな感も否めませんが(笑)
でも私は、リリアナに会いたい一心でガデル様は
命からがら逃げ出して来た……のだと思っております。
リリアナちゃんが幸せそうなラストでとにかく嬉しかったです、はい。
青髭公の館を代々守り抜いて来た
たーたんさん(香寿)演じるロザリア。
青い髪と紫の瞳の呪いに取り憑かれたようなお役。
でも、そんな長年の呪いも彼女で終わったんだなぁ。
さすがのお上手さと
温かみのあるお声は変わらずですね。素敵でした。
リリアナの街の仲間的な
ルカ:大久保さんと
ヴィアンカ:一花ちゃん。
ルカはリリアナのことが好きな羊飼いの青年。
明るくて陽気な好青年!
一花ちゃんはヴィアンカの他にも語りであったり、
回想シーンでのガデルさまの亡き母役などもしていて大活躍!
まるでヴィアンカはリリアナのお姉さんのような存在だなぁと
2人のやり取りを聞きながら思っていましたが、
それは果たしてお役の設定なのか、
それともきほちゃんと一花ちゃんの
関係性だからそう聞こえたのか…?
って感じでしたね。笑
あと、一花ちゃんがインスタでご披露してくれた
「収録の日にお財布を忘れて
NHKの食堂できほちゃんに奢ってもらった」
ってエピも可愛くて大好きです。笑
リリアナが弟として可愛がっていた
パウルの上野黎也くんはめちゃんこ可愛かったし
リリアナのお父様:鈴木壮麻さんがこれまた
優しく愛情深い素敵なお父様で!
だからこそ、モルダヴィアの診療所であのまま
仲良く幸せに暮らさせてあげたかった、
と物語の前半は思っていましたよ。
後半は愛するガデルさまのお近くにいられることが
幸せなんだろうと思えたけどもね。
モルダヴィアの街の人々と言えば、
末次美沙緒さんの陽気なおばあちゃんもよかったです。
そしてね。
バティル将軍の伊礼彼方さんですよ!
正直なところ、「やっぱりね」って感じでした。
伊礼さんほどの役者さんを使っておいて、
バティル将軍の出番あれだけじゃないよね、って。
最初は愉快な仲間(っていうか身内)として登場して
結局のところ完全なる敵キャラでしたね!
しかも逆恨み甚だしい感じの!
実は伊礼さんも加藤さんと同じく、
存じ上げていたものの…っていう俳優さんだったので、
今回の作品でこのお2人のバトルを堪能できたの、
とっても贅沢だったなぁと思います。
伊礼さんも、また舞台で拝見できる機会がありますように…!!!
そんな、これまた新しいきほちゃんや、
新しい俳優さんに出会えたラジオドラマでございました☆
そしてこちら↓
WEBザテレビジョン連載
「真彩希帆の知りたい!芸の道」
NHKオーディオドラマのプロデューサー兼ディレクターである
藤井靖さんとの対談記事です!
ラジオドラマならではの効果音や音響効果のお話、
あえての空白を残すお話なんかも面白いし、
途中で生田先生のお話が出てくるのも笑えます。笑
そうそう!
前回きほちゃんが同じ枠で出演した「1848」
青春アドベンチャー『1848』 - 姫さまたちに捧げる戯れ言 〜舞姫と歌姫と〜
と同じ並木陽さん原作の「斜陽の国のルスダン」が
星組さんで上演されるのですよね。
これは楽しみです。
観に行けたらいいなぁ。
なんていう「青春アドベンチャー」関連のあれこれでした。
次こそ観劇記に戻りまして「お勢、断行」について!