さて
東京初日からは大分経ってしまいましたが
（そして本当はジキハイ観劇までに更新したかったのですが！）
１月後半に長野で大千秋楽を迎えました
『天使にラブ・ソングを ～シスター・アクト～』
についてを書きたいと思います！
ミュージカル
「天使にラブ・ソングを ～シスター・アクト～」
＜出演＞デロリス・ヴァン・カルティエ(Wキャスト)：
森公美子、朝夏まなと
エディ：石井一孝
カーティス(Wキャスト)：大澄賢也、吉野圭吾
シスター・メアリー・ラザールズ：春風ひとみ
シスター・メアリー・パトリック：谷口ゆうな
シスター・メアリー・ロバート：真彩希帆
TJ：泉見洋平
ジョーイ：KENTARO
パブロ：木内健人
オハラ神父：太川陽介
修道院長：鳳蘭
演出山田和也
音楽：アラン・メンケン／歌詞：グレン・スレイター
脚本：シェリ・シュタインケルナー＆ビル・シュタインケルナー
映画原作：タッチストーン・ピクチャーズ映画「天使にラブ・ソングを…」（脚本：ジョセフ・ハワード）
＜ＳＴＯＲＹ＞
破天荒なクラブ歌手デロリスは、殺人事件を目撃したことで
ギャングのボスに命を狙われるハメに。
重要証人であるデロリスは、警察の指示でカトリック修道院に匿って貰うが、
規律厳しい修道女たちからは天真爛漫なデロリスは煙たがられてしまう。
そんなある日、修道院の聖歌隊の歌があまりに下手なのを耳にしたデロリスは、
修道院長の勧めもあって、クラブ歌手として鍛えた歌声と
持ち前の明るいキャラクターを活かして聖歌隊の特訓に励むことになる。
やがて、デロリスに触発された修道女たちは、今まで気づかなかった
「自分を信じる」というシンプルで大切なことを発見し、
デロリスもまた修道女たちから「他人を信頼する」ことを教わる中で、
互いに信頼関係が芽生え、聖歌隊のコーラスも見る見る上達する。
が、噂を聞きつけた修道院にギャングの手が伸びるのも時間の問題であった・・・。
果たしてデロリスは無事に切り抜けることが出来るのか？
＜公演日程＞
2022年11月13日（日）～12月4日（日）東急シアターオーブ（東京）
2022年12月9日(金)～12月12日(月) 梅田芸術劇場メインホール（大阪）
2022年12月17日(土)～12月18日(日) 上野学園ホール（広島）
2022年12月24日(土)～12月25日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール（愛知）
2022年12月29日(木)～2023年1月4日(水) 博多座（福岡）
2023年1月21日(土)～1月22日(日) ホクト文化ホール（長野）
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東宝ミュージカルとしては４回目の上演
もはや定番公演となりつつあるこの「シスアク」
私はこれまでは観劇機会がなかったのですが
今回はきほちゃんがメアリーロバート役で出演とのことで
観劇して参りました
本当は両デロリス拝見する予定が
いろいろあって残念ながら森さん回のみになってしまったのですが
とても素晴らしい作品で
再演を重ねているのも納得でありました！
こちらは、情報解禁時のきほちゃんの
コメント動画↓↓↓
このメアリーロバートというお役
これまでに演じられたのが
宮澤エマさんと屋比久知奈さんだそうで！
え？もうなんかマジの歌うまキャスティング？
そんなお役にきほちゃんが選ばれたことが
ただただ嬉しかったです！！！
２０２２年版舞台映像↓↓↓
最高に楽しみながらも
ボロボロと泣けてしまう本当に素敵な作品でした☆
以下、なんとなくの観劇メモ☆
今回高校時代の友人２人と一緒に観劇したのですが
※友人Ａ→元天海氏ファン
子育てがひと段落して最近また舞台観劇をしたくなってる
※友人Ｂ→映画版のファン
ミュージカル版を是非見てみたいと長年思ってたらしい
２人とももう大興奮の大感激で！
いやーお連れした甲斐があったというものですよ
あとですね、
友人Ｂは「なんだー映画と音楽違うんだー残念」と
観劇前は言っていたのですが、
終演後は大満足だった模様です
さすがアランメンケンミュージックですよ
森公美子さんを舞台で拝見するのは
かなり久々だったのですが
（多分２０年ぶりくらい笑）
デロリスそのもの？って思ってしまうくらいのハマり役ですね
前半の派手派手歌手姿も
後半の修道院でのシスター姿も
どちらも似合ってて
しかもシスター姿でありながら退屈でうずうずしてる感じや
それでいて中身はとても繊細で宗教心の厚いところなど
絶妙な塩梅で表現されていて
そして本当にデロリスが魅力的に存在していて
愛すべきキャラクターだったなぁと改めて思います
この作品の見どころはなんといっても
デロリス×シスターたちだと思うんだけど
どの場面も本当に泣けて笑えて最高だった
ちなみに私は１幕終わった幕間ですでに
ボロボロに泣いてました
1幕終わりの「Raise Your Voice」で
もう涙が止まらなかったんですよ…
「さぁ、声を出せ！」と檄を飛ばすデロリスは
本当に歌が、歌うことが大好きなんだなぁと思うし
「歌うことの楽しさ」に触れたシスターたちの
いきいきとした「ハレルヤ！」に、
そのキラキラとした表情に大感動なんですよ
そんな聖歌隊がだんだんと話題になり人気が出ていく様子も
この物語の面白いところでしたね
閉鎖寸前だった修道院に人が集まるようになり
聖歌隊の衣装もどんどん豪華になっていく
そしてなんと法王さままでが聖歌隊の歌を聴きにいらっしゃるのだと！
テンポよく物語が転がっていく高揚感が気持ちいい
デロリスが修道院を出て行くと聞いた時の
シスターたちの落胆っぷりといったら！
そして早く出ていきたかったはずなのに
お別れの時が来ると寂しくて堪らない様子のデロリス
シスターたちと同じようにデロリスも
ここで過ごし一緒に歌った日々が忘れられないんだなぁと
そう思って胸が熱くなる
出て行ったデロリスは結局カーティスたちに捕まってしまって
ミュージカルならではのパニック場面で
シスターとギャングの抗争のナンバーになるんだけど
シスターたちみんなが次々とデロリスをかばっていくのを見ると
これまた涙が溢れちゃいますよね…
そうパニック場面なのに…笑
（もう多分些細なことでも泣ける仕様になってた笑）
きほちゃんが演じた
メアリー・ロバートちゃんは見習いシスター
ありがたいことなんだけど
ヒロインじゃないお役のきほちゃんが
かなり久々で新鮮でした！
宝塚時代に「娘役2番手」みたいな立場を経験してないから
こんなヒロインにしっかり絡んでいく可愛らしいお役は
「こんなきほちゃん見たかった」的な意味でとても嬉しかった
役柄的にも内気で大人しいロバートは
これまであまり見たことないきほちゃんだったし
薄化粧でちょっと幼さもあって可愛い
そんなロバートが
修道院を出て行こうとするデロリスに
一緒に連れて行って欲しいと願う場面で歌う
『The life I never led 』（私が生きてこなかった人生）は
きほちゃんの代表曲にしたいくらいの
素晴らしいナンバーだった
強い自分になりたい
まだチャンスはある
怖いけど踏み出していこう
私がこれまでは生きてこなかった人生に…
そんな内容のお歌なんですが（確かね）
これがあるからこそ
楽しそうに大きな声で歌い上げるロバートに
そして
お得意のラインダンスで誰よりも足を高く上げて踊るきほちゃんに
泣けるし笑えるってもんですよ！
デロリスに、修道院に残るよう言われる場面で
彼女の紫のブーツを譲り受けるんですけどね
そりゃまぁそうだろうなと予想した通りではあるんですが
ラストでロバートがそのブーツを履いて登場して
その自信に満ち溢れた姿を見て号泣したのでした……
きっと勇気の出るお守り的アイテムなんでしょうね…涙涙涙
デロリスさんとロバートちゃんと言えば
デロリスが修道院に来たばかりの時に
静かな空間と厳しい規律、粗食に耐えかねた彼女が
修道院の向かいのバーにこっそりと向かう姿と
それを見て追うロバートとパトリック、
という場面があってそこも大変可愛く楽しかったですね
（魅惑の食べ物！チーズステーキ！）
そのメアリー・パトリック役の
谷口ゆうなさんは
太陽のような輝く笑顔と明るい歌声がとっても魅力的でした！
本当は歌いたくてうずうずしてたんだろうな、って思えて
彼女がシスターたちを引っ張っていってくれたように思う！
あとどうしても言っておきたい！
春風ひとみさん演じる
メアリー・ラザールズさんが
最高にチャーミングだった！
春風さんは私が宝塚ファンになった時には
もう退団されていたので
在団中のお姿は拝見できてないのだけれど
ミーマイ初演のマリア侯爵夫人ですからね！
そして私は「南の哀愁」のヒロイン：ナイヤのお母さまが
とても好きでした（映像で見たのみですが）
そんな春風さんが最高にファンキーなラザールズさんを
大変可愛らしく演じていらっしゃって素敵でしたー☆
宝塚ＯＧで言えば
こちらもまた手堅いお上手さと
隠しきれない華と貫禄…笑
ナンバーを歌い上げる際の
ステージ上から劇場全体を1人で埋め尽くす圧倒感！
長年スターとして歩んでこられたからこその存在感がさすがでした！
デロリスや神父さまとのやり取りにおける
「間」の上手さも特筆もの！
特に印象的だったのは、
まだ修道院に来たばかりのデロリスが
早くここから逃げたいと言った時、
外の世界がどれだけ楽しく幸せかを訴える彼女に
それでもこんな警察に守られてかくまわれているような時に
助けを求める家族や友人もいないではないか、
と説かれるところ
これ、デロリスの気持ちになって考えちゃうと
なんかもう……本当に辛くて……涙
でもこのやり取りがあったからこそ、
シスターたちがデロリスを受け入れて
共に泣き笑い、彼女のために奮闘する姿に、
そして修道院長が彼女を認め受け入れる姿に、
あぁ彼女にも「仲間」が出来たのだなぁと感動するんですよね
修道院長は神父さまとのやり取りも面白くてね
懺悔室の場面なんかも好きだったんですけども
この修道院長と神父さまっていうのが
なんていうか学校組織で言うところの
教頭と校長みたいな感じで
シスターたちを束ねるのが修道院長のお仕事なのだとしたら
神父さまはこの修道院を運営していくことがお仕事なんですよね
だから、財政がひっ迫し、
閉鎖・売却の話が出ていた修道院が
聖歌隊が話題になることによって寄付金が集まったりするもんだから
神父さまはノリノリなわけですよ笑
まぁもちろんそれだけじゃなく
元よりそういったことがお好きな人に見えましたけどね、
私には笑
私が観た回はオハラ神父役の太川陽介さんが休演されていて、
常住富大さんが代役をされてたんだけど
代役だなんてとても思えないほど落ち着いて
慈愛に満ちた神父様で素晴らしかった！
ギラギラしたお衣装もちゃんと着こなしてたしね笑
神父さまもだんだんとお衣装が派手になっていって
まるでバラエティ番組の司会者みたいになってましたね
もう登場人物全てが愛おしいですわ…笑
Ｗキャストのカーティスはもちろん
大好きな吉野圭吾さんの回を観ました☆
なんていうかこう…
圭吾さんのねちっこい感じが
デロリスを決して手放さない
どこまでも追っていく様子に活かされてましたね
それでいて、結局はイイ奴な悪役じゃなくて
仲間も彼女も消し去れる非情さもあって
観客からの嫌悪憎悪を一手に引き受ける
見事な悪役っぷり！
そんなカーティスの子分たち３人
ＴＪの泉見洋平さん
ジョーイのKENTAROさん
パブロの木内健人さん
こちらは悪に染まり切れない
愛すべき奴ら笑
カーティスに命じられるままに動いてるだけで
やってることは案外ポンコツで
憎めないキャラばかり！
ラストで逮捕された後に
囚人服姿で再登場するのとか
最高に可愛かったです☆
中でも私は初めましての木内さんが
好みのかっこよさでねーーー！！！
パブロはちょっとラテン系なキャラなのもいい
木内さんはみんなで一緒に踊ろうカテコで
客席への振り付け講座をしてくれるのも
とっても楽しくて！
また彼の舞台を観てみたいなぁと思わせる
お気に入りの俳優さんが増えました
ちなみに、このパブロ役、
初演では私の大好きな上口耕平さんだったと知って
……なんなん？そんなん見たかったよーーーーー！！！
とも思ってしまいました……笑
最後に
汗っかきエディを演じる
石井一孝さんは
初演からずっと演じてらっしゃるとお聞きして
私が石井さんを拝見するのが初めてなのもあって
素の石井さんがきっとエディみたいなお方なのではないかと
そう信じて疑わない程度にはハマり役だったように思います笑
まるでサタデーナイトフィーバーかのような
派手なナンバーありましたね！笑
かっこよかったです！！
ちなみに石井さんはインスタで
きほちゃんのことも取り上げてくださり
（そしてガイズの時には望海さんも）
そういった点でも楽しいお方だなぁと思います
（きほちゃんはこのあとジキハイでもご一緒です）
そして、事前情報で知ってはいたけれど
指揮の塩田先生がオケピにいながらも
法王さまとして登場する演出も
この作品のクライマックスの見せ場のひとつだし
その塩田先生ご自身がノリノリなところが
最高に可愛らしいんですよねー！
といったわけで
ナンバーも登場人物もストーリーも
それも楽しく心から楽しめて
最高のクリスマスでございました☆
カテコで登場された森さんが
客席を最上階まで見上げて
感極まっていらっしゃって
ちょっともらい泣きしてしまいました
あとですね、自分の感想メモに
「シェイカーを持った右手で左手に持ったタンバリンを叩く」
ってのがあったんですけど、
何の話だかわからなくなっちゃったので
最後に書き捨てておきますね笑
（これだから観劇終わったら早く書けって言うんですよね）
2023年お正月投稿の
ウサギさんメアリーロバートちゃん♡
きほちゃんのおかげでまた１つ素晴らしい作品に出会えたなぁと
そんなことを思います
次に再演される時にはきっともうきほちゃんは
出ないんだろうなぁ…と思うので
（いやまぁわかりませんけどね？）
今回の上演版を観劇できて本当によかったです
そして
きほちゃん演じる
メアリーロバートちゃんに出会えて
本当によかったーーーーー！！！！！
もし何かの間違いでこのサイトにたどり着いて
記事を読んでくださった方がいたとしたら
こちら↓↓↓のきほちゃんもよかったら見てってください笑
「小さな天使」（←シスアクの劇中に出てくる）
追いかけてます笑笑
こんな面白い一面もある子ですーーーーーーー！！！(宣伝）
そんな「シスターアクト」についてでした！
についてを書きたいと思います☆
（観劇したのは昨年末ですーあははー！）
