さて、今回は映画のお話☆
『ウィキッド ふたりの魔女』を見てきました!
『WICKEDウィキッド ふたりの魔女』
2024年アメリカ/2025年日本公開
監督:ジョン・M・チュウ
<CAST>
エルファバ:シンシア・エリボ、グリンダ:アリアナ・グランデ
フィエロ:ジョナサン・ベイリー、ボック: イーサン・スレイター、ファニー: ボーウェン・ヤン、
ディラモンド教授(声):ピーター・ディンクレイジ、マダム・モリブル:ミシェル・ヨー、
オズの魔法使い:ジェフ・ゴールドブラム、ネッサローズ:マリッサ・ボーディ、
シェンシェン:ブロンウィン・ジェームズ、ミス・コドル:キアラ・セトル
<STORY>
魔法と幻想の国オズにある<シズ大学>で出会ったふたり―
誰よりも優しく聡明でありながら家族や周囲から疎まれ孤独なエルファバと、
誰よりも愛され特別であることを望むみんなの人気者グリンダは、大学の寮で偶然ルームメイトに。
見た目も性格も、そして魔法の才能もまるで異なるふたりは反発し合うが、
互いの本当の姿を知っていくにつれかけがえのない友情を築いていく。
ある日、誰もが憧れる偉大なオズの魔法使いに特別な力を見出されたエルファバは、
グリンダとともに彼が司るエメラルドシティへ旅立ち、そこでオズに隠され続けていた“ある秘密”を知る。
それは、世界を、そしてふたりの運命を永遠に変えてしまうものだった…。
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この作品、ストーリーをまーーーーったく知らなくて!
「西の悪い魔女」的な単語は聞いたことあるよ、くらいの知識で
(え?ディズニーなの?違う?とか思ってたw)
でも、私の周囲の観劇友たちにこの作品好きな子が多くて、
ってことは…きっと良い作品だし、おそらく好みなんだわ…
くらいの適当な予感でいつか見てみたいと思っていた作品でした
四季さんでの上演の報は気にはなったものの
さすがにそれのみでの遠征は厳しく
何か合わせて遠征するのもいまいちタイミング合わず…
ってことでてっとり早く映画で鑑賞してきました
公開開始して間もない頃に行ったからだとは思うんだけど
平日の昼間だったのに大きめのシアターほぼ埋まってた!
すごいね…でも人が多いってことは…ってちょっと不安だったけど
劇場中めちゃ静かでみんな集中して見ててよかった!
ストーリーはミリしらだったもののナンバーはいくつか知ってて
「FOR GOOD」はとあるイベントで聞いて素敵だったので
楽しみにしていたのですがどうやらこれは後半とのこと
(もちろんそんなこと知らずに見に行ってます笑)
「Popular」は曲名だけ聞いたことがあって
「Defying Gravity」も何かで聞いたことがある…
何だっけ…きほちゃんでものぞみさんでもないような気がする…
って上演中考えても答えが出なくて翌日くらいにひらめきました
「VERDAD」のれいまこさんでした!
こんな程度の浅い予備知識のわりには
何の予習もせずに挑んだわけですが
3時間あっという間だったマジで秒だった😳
前編はナンバーで言うと「Defying Gravity」までで、
これはミュージカル版のちょうど1幕ラストらしいんだけど
全てのナンバー全ての場面が素晴らしくて
ほんとに3時間あっという間でした!
あ、うそごめん
フィエロのナンバーだけちょっと集中力切れたかも笑
ストーリーも結末も知らずに見てるのに
なぜかもう最初のナンバーから泣けてしまって
(街のひとたちが「西の悪い魔女が死んだ!」って喜んでる場面ね)
しかもその後の各ナンバーでもなぜか涙が溢れてしまった😭
学校もダンスホールもエメラルドシティも素晴らしかったなぁ
あと!学校の図書室も最高だった
あのくるくる回りながら書物を探せる図書館行ってみたい
で、映画そのものが素晴らしかったのはもちろんなんだけど
でもやっぱり何より
アリアナグランデがもう最高で!!!!
表情も台詞まわしももちろん歌もどれもこれも可愛いを詰め込んで
チャーミング界の頂点にいるような存在だった♡
↑の動画にもある、
エメラルド・シティへ向かう電車へ乗り込むグリンダが
もう最高に好き
彼女の、「周りには迎合せずでも自分の意志で流されていくことはする」
といったようなチャーミングさがたまらんです
あの映画のあの規模であのアリアナグランデが歌う
「Popular」の世界に出会ってしまったら、
多分舞台サイズで日本人が歌う「Popular」では
物足りなく感じてしまうと思うので、
もうこのまま後編を観るまで
四季版とかは観ないでおこうと決心しました🙋♀️
マダムモリブル役ミシェル・ヨーさんも素敵だったなー!
美しさが優しさにも恐ろしさにもなり得る、そんな存在感だった
シンシアエリヴォのエルフィも
もちろん素晴らしかったんだけど、
なんかちょっとフィエロだけはいまいちぴんと来なかったなー!
エルフィほどの子が惹かれるポイントがわからなかった
(し、単に私の好みじゃなかったw)
海宝くんならきっとかっこいいのにね!(これも単に私の好みw)
そうそう!海宝くんと言えば日本語吹替声優つながりで、
「あーこのグリンダを演じる高畑充希ちゃんは確かに可愛いだろうなぁ」
って思って見てたのに、見終わってから確認したら
グリンダじゃなくてエルフィだった!嘘やん!笑
あと、これは事前に知っていたかったーーーー!って思ったのは
エメラルド・シティの場面でBWのオジリナルキャスト版の
エルファバであるイディナ・メンゼルと
グリンダ役であるクリスティン・チェノウェスが出てたってこと!
私はまったく知らない事実だったけど、
これ作品ファンにとっては最高演出だよね!!!
作品知らないわりに、
事前に耳にしててよかったなって思ったの、まずはこれね
ジョナサン・ベイリー演じるフィエロが、劇中で乗る馬にも注目。ジョナサンはNetflixのドラマ『ブリジャートン家』で、長男・アンソニーを演じて大ブレイク。『ブリジャートン家』で乗っていたのと同じ馬を、『ウィキッド ふたりの魔女』の撮影でも使用していたと本人がポッドキャストで明かしている。
この俳優さんもドラマも全然知らなかった人間だけど笑
これ知ってたからフィエロと愛馬の場面、エモさマシマシだった!
あとはやっぱりこれね
アリアナは『ウィキッド』のオーディションを受ける時にクリスティンに連絡をしたよう。その際、クリスティンはバスルームで号泣した
クリスティンはアリアナがグリンダ役を演じることが決まった際には自身のインスタグラムで「こんなに誇りに思ったことはない。あなたに初めて会った日から、あなたはこの役を演じる運命だった。おめでとう、アリアナ! あなたはシンシアのそばで、最高のグリンダになれる。愛してる」とアリアナにエールを送った
アリアナのこの作品への想いを知っていたから
彼女がグリンダを魅力的に演じていることそれ自体が感動的だったし
それがグリンダという役の魔法使いという存在への
キラキラとした憧れのようなものに重なって見えて
勝手に自分の中でエモさを増してしまった気がする
これは良い相乗効果👍
振り返って、よくわからなかったなぁと思うのは
作中で描かれる動物たちについての解釈かな
私の浅い理解力ではまだなんとも表現できない
これ、後半も見たら、
もしくはオズの世界を理解してたらわかるのかなぁ
エルフィの幼少時代の乳母がくまさんだったりとか
なんとなくの世界線は序盤から表現されてるし
彼女は教授へも心からの敬意をもって接してると思うんだよね
でも、この動物たちがだんだんと排除されていっている
不穏な空気…ここからどうなるんでしょう?
考えてみれば、ドロシーはライオンと旅してるんだから
まだ動物は仲間足りえる世界なんだよね
あ、で、これあの小ライオンがあのライオンになるっていう、
そういう流れでいいんですよね???
まぁ動物問題については後半に期待、ってことにします
もう1点、ちょっとわからなかったのは
「なぜグリンダはエルフィと一緒にいかなかったのか」
これ、鑑賞中には、え?行かないんだ?って思ってしまって
(何度も言いますがストーリー知らずに見てるので笑)
でもナンバーが素晴らしいのでそのままラストまで
圧巻!って感じで見終わってしまったんですけれども
これについては正解があるのかどうか知らないけれども
なんとなくグリンダの中で
「これ以上は自分は行けない」って思って
彼女のその想いをエルフィも汲んだのかなぁなんて
それこそ私が大好きだって言った、
エメラルドシティ行きの電車に飛び乗るとこなんかでは
招待されてるのはエルフィ1人だってわかってるのに
それでも、私も行く♡ってなってたグリンダが
あの、塔から飛び立とうとしているエルフィにはついていかないの、
一緒に行くの彼女の足を引っ張ってしまう…的な湿っぽい感情よりも
もっとカラっとした、直感というか、
彼女たちの間だけでしっかりと確信し合える、
「あぁもうグリンダはこれ以上は一緒に行けないんだ」っていう、
何て言うのかなー。。。決別ポイントなんじゃないかと…
そんな風に感じました
(後半見たら全然違うのかもだけど)
そもそもこの2人の物語が面白いなと思うのは
「お互いの持っていないもの」を尊びあってるところで、
幼いころから両親にさえ可愛がってもらえてなかったエルフィには
可愛くて人気者で、いっつもみんなの輪の中心にいるグリンダは
キラキラして見えて羨望の存在だっただろうし、
対して、これまでチヤホヤされてきて何でも叶うって思ってるグリンダは
魔法使いになりたいのにその才能がなくて、でもエルフィには
自分にはないそれがあって、自分には見向きもしないマダムモリブルに
気に入られて個別レッスンを受けている
そんな2人が最初はお互いを気に入らないと思いつつも、
正反対だからこその共鳴感というか、双方向の敬意の尊さというか…
そういえば、最初のシーンでのグリンダ、魔法使いとして登場するけど
バルーンは足元のボタン踏んで出来てるじゃないですか???
結局、魔法使えないままなんだなぁ…って思って可愛さ倍増ポイントでしたね、あれは
基本的なことも全部後から知ってるんですけど
これ時間軸的には「オズの魔法使いに続いていく」位置づけなんですよね
でもってですね、それを知った後もまだ
「オズの魔法使いってどんな話だっけ?」
ってなってるので救いようがないんですが笑、
米国では案外みんなが知ってるスタンダードはお話だってことも
今回初めて知りました
(日本で言うと「桃太郎」だって解説してる人がいて納得)
ドロシーがカカシブリキライオンと旅をする、そこは覚えてたし、
このお供たちが何を欲していたかくらいは覚えてたけど
結局ヒロインは何を目指してどこを旅しているのか、
その肝心なところは、子供の頃にアニメでぼんやり見た程度では
さっぱり覚えてなかったんですよね
(「銀河鉄道999」と同じような位置づけでした笑)
ある程度覚悟して臨んだたものの、
やっぱりこの続きは(多分)1年後!
はちょっとしんどいね!いや待つけど!笑
映画館で「え?続くの?」って声も多少聞こえたしね笑
まぁそうだよね、
2部作の前編だってあんまり大きな声で宣伝したなかったもんね
後編が公開するタイミングできっと前編もやるだろうから
その時にまとめて見てもいいかなとは思ったんだけど
まぁそれならそれでその時に吹替で見直してもいいかなぁって思って
でもやっぱり早々に見に行って正解だったと思う
きっと後編も公開してすぐ見に行くと思う
そのくらい楽しかったーーーーーーーーー!!!!!
もう後半にあたる「FOR GOOD」のビジュアルが出てるんですねー
わくわくする♡
待ちきれない感もあるけど
1年先に楽しみが待ってるって考えればハッピーなことですよね!
以上、映画「ウィキッド」についてでした!
お次は…配信でみた宙組さんです!