続きましてはこちら★
宙組さんの千秋楽を配信で拝見しました!
キキちゃん、本当に卒業してしまったんだなぁ😭
なんだかまだ信じられないです
宝塚歌劇百十周年紀念奉舞
『宝塚110年の恋のうた』
作・演出/大野 拓史
宝塚歌劇110年の歴史を創り上げてきた数々の「日本物」作品から、恋に纏わる名曲をセレクトし、新たに紡ぎ上げる日本物レヴュー。
宝塚歌劇の日本物の伝統を受け止め、未来へと繋ぐ、華やかで美しい舞台をお届け致します。
恋に破れ、二度と恋の歌など詠むものか…と嘆く傷心の歌人・藤原定家の前に、謎めいた人物が現れる。
10年にわたって恋の歓び、美しさ、そして辛さを演じ、歌ってきたというその麗人に誘われ、
定家は数多の恋の歌が綴られる不思議な世界へと旅立っていく…。
ジャズ・スラップスティック
『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』
作・演出/田渕 大輔
1950年代のロサンゼルス。幼い頃に富豪の両親を亡くし、莫大な財産を相続したレイモンド・ブルーは、“ハリウッド一裕福な孤児”の異名を持つも、
実際にその財産を手にするには条件があった。
それは、レイモンドの後見人である遠戚の実業家、リチャード・ウィンターズの娘アビーと結婚し、
放蕩三昧の生活を改めること。
だが物質主義的なこのフィアンセを毛嫌いするレイモンドは、彼の財産にしか
興味のないアビーとの結婚から逃れるため、経営難に陥っていた行きつけのナイトクラブ
「Razzle Dazzle」の新たなオーナーとなって活路を見出そうとする。
クラブを訪れた親友の映画スター、トニー・デイヴィスを相手に、
まるで映画の筋書きのような愛を夢見がちに語るレイモンド。
だが彼の目を醒まさせようと現れたアビーは、もしも財産がなければ、
レイモンドを愛する女性などこの世に一人もいないと言い放ち、二人の口論はヒートアップ。
見兼ねたトニーは彼らを仲裁しようと、ある賭けを提案する。
その賭けとは、レイモンドがハリウッド一の金持ちという素性を隠した上で、
誰かの愛を得ることが出来れば、アビーとの婚約は解消され、財産はすべて彼の手に渡る。
だが期日までにそれが叶わなければ、レイモンドはリチャードの言いつけ通り、
直ちにアビーと結婚するというもの。
そして、レイモンドが愛を勝ち得るべく“ヒロイン役”として、彼らが白羽の矢を立てたのは…
映画に出ることを夢見て、田舎町からハリウッドへやって来たばかりの純朴な娘、ドロシーだった。
“華やかな喧騒・混乱・欺瞞”などを意味するナイトクラブ「Razzle Dazzle」を舞台に、
“偽りの愛”を手に入れようと奔走する主人公が、“真実の愛”に気付くまでを描くハートフルコメディ。
主演:芹香 斗亜、春乃 さくら
宝塚大劇場:2025年1月1日(水) ~2月2日(日)
東京宝塚劇場:2025年3月15日(土) ~4月27日(日)
宙組公演 『宝塚110年の恋のうた』『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
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まずはこちら
「宝塚110年の恋のうた」について
劇団の過去の和物名作の楽曲を
うまいことなんとなくストーリー仕立てにしてあって
トップ、トップコンビの見せ場もしっかりと作りつつ
いろんな生徒に見せ場があって
素敵な作品に仕上がっていました🙂
以下、ざっくりと場面ごとに!
プロローグは春霞の場面
これさ、まずチョンパで明るくなると
銀橋にキキちゃん
本舞台に大階段
そして流れ出すのが「恋の曼荼羅」
これをキキちゃんが歌い出した瞬間
初日の客席にいたキキ担さんたち
もれなく嗚咽だったんじゃないかと…
そんなことを考えて私まで泣けました😭
この曲を歌うキキちゃん、
本当に素敵でしたよね…😭😭😭
平安物の雅やかな幕開け、
宝塚お得意の時代!華やか!
『小倉百人一首』の撰者としても有名な方である、とふむふむ
さーちゃんはその想い人である式子内親王
同じく歌人なのですね
お相手が内親王様では身分違い
しかもお立場的に生涯独身を通される
そして年上であったため先に薨去される
こんなところが「叶わぬ切ない恋」の所以でしょうか?
突然台詞が始まったり
「シャネル」とか言い出したり
びっくりしましたけど
設定を理解しまして慣れました笑
(これ順応できないと大変だからね)
舞台上に曲名が表示されるシステムは
大変親切設計でありがたい!
なのに、配信では画面に映らなかったので
ずんちゃんじゅっちゃんがセンターで
歌ってた♪桜が咲き~みたいな曲、
聞いたことあるんだけどなぁ…
って思っているうちに終わってしまいました(残念)
そしてですね、どこかで確か
ひろこちゃん(水音)が定家に絡む瞬間があって
やっぱりキキひろこも美しい並びだったよなぁと
ちょっぴりそんなことも思いました
やみのうつつ
ここのキキちゃんのソロは
「夢の浮橋」だそうで!
(未見なので知らない曲なのですが)
思い悩む系のキキちゃんも好きだなぁとか思ったり
そしてずんちゃんの「八千代」は
宝塚ファンなら知ってるあの八千代さんってことなんですかね?
ここのキキずんのやりとりは可愛かったし楽しかった!
そして京さんがこれまたとんでもなく可愛かったーーー♡
ほしあひのそら
ダンサーひろこちゃんの長尺歌ソロから始まるの最高
しかも結構歌えてたよね?ね?
退団公演にして素敵な餞別場面
そして同期のこってぃと「恋の笹舟」
これもよかったーーー
続いてあのんくんとはんなちゃんは
「龍の宮物語」(だよね?お衣装からすると)
あのんくん歌上手くなったよね?
次は…誰だったのかなー?
曲はね、聞いたことある…ってしばし考えて
あのあれだね、たまさくの武蔵のやつ(ざっくりw)
2人とも上手だったのよ…誰かわからなかったけど笑
ここのキキさーのデュエットも綺麗だったな
さーちゃんの赤いお衣装が素敵だったし
5組のデュエダンになる場面も好き!
どのコンビも切なさ満載で
とっても辛そうな表情のキキちゃんにもらい泣きですよ
そしてラストはひなこひばりの「星逢一夜」
ここはもうそれぞれ経験値も高いしバウでも組んでるしで安定
歌うま神社
まずね、おさよちゃんのソロが最高に巧かった!最高!
日替わりならぬ週替わりの場面だったらしいけど
楽の配信回はこってぃの「夢千鳥」でした
これもほんといい曲よねー
どうやらじゅっちゃんが若手歌ウマくんと「石を割って咲く桜」を
歌ってくれた週もあったとのことで…
それも素晴らしかっただろうなぁと思いました!
色のゆかり
まずはじゅっちゃんセンターに芸者さんがずらり
もうね、これもさすがなのよ
そして娘役さんの「よーいやさー」あれ好き笑
ここは新撰組の場面
もえこちゃんの土方&こってぃの近藤
ききちゃんは沖田なんだね
で、ずんちゃんは龍馬なのか?
「誠の群像」
やっぱりこれはかっこいいよねー
あの作品、内容はともかく(ともかく?)
プロローグの新選組の場面は最高であったよ
そしてここでのキキさーは
沖田と玉勇さんなのね
「生きるときめき」を歌うキキちゃんは
今度は青年の儚さに溢れててこれまた素敵
「短かったけれど満たされた日々だった」的なこと言われると
これまたぐっとくるね…
いりあひのかね
ここでは男役さんが燕尾で登場
どうやら戦時中らしい
110年を振り返って、だからね、
当然そんな時代もあったよね
ここではりっつが八千代なのかな?
大劇場は閉鎖され軍歌を歌わされる日々、
「恋の歌を歌いたかった」そんな想いが切ない
ねぇ、私のメモに
「キキちゃんが幸せだって言ったから!」って
書いてあるんだけどこれなんだろうね?笑
白ドレスで出てくるじゅっちゃんは可愛いし
ずんじゅりの並びも可愛くて好き
いく夜の花
定家鬘にとらわれたさーちゃんのソロ歌
そしてキキちゃんソロ
そしてキキさーのデュエット
定家の想いが強すぎて内親王が囚われている
いや、内親王は自らそれを望んでいる?
お互いの執心がお互いをとらえ合っている
そんな2人の短歌のやり取り
歌を通じて想いを伝え合う2人の白熱っぷりがお見事
ここで義経風のりーちゃんが出て来て
「この恋は雲の涯まで」のソロ
次に出て来たのは番手的にはなるくんだろうか?
曲は…沖縄っぽかったけど…
「アジアンサンライズ」とか…だろうか…
(人も曲も曖昧で申し訳なさすぎるw)
(あ、なんか春櫻賦だって噂を聞きました!)
そしてセリ上がってくるキキちゃんがね
ほんっとに綺麗だった!╰(*°▽°*)╯
大きな桜の木のセットは
93期初舞台の「さくら」を思い出すね
キキちゃんからずんへの
「信じているよ」は泣けますね
ずんちゃんの歌う「恋の舞拍子」に合わせて
ききさーが踊る
そして「恋吹雪花吹雪」
ラストでこれはそりゃ泣くわ
入団・組配属期のぴよぴよキキちゃんを
温かく育ててくれた瞳子ちゃんの代表作だもんね😭
そしてまたこれが改めて良い曲なのよねーーー
大盛り上がりで泣けて最高・・・・・!!!
ってところにラストちょっぴり上下から出てくる
りせなるが面白くて涙引っ込みましたわ笑
続きまして「Razzle Dazzle」
幕開きから楽しいね!いいね!
コメディエンヌとしての才も確かなキキちゃんのラストに
スラップスティックコメディってのが大正解★
キキちゃんの登場場面に大歓声上がって現地楽しそうだった!笑
キキちゃん演じる主役のレイモンドはさ、
まずポスタービジュアルからかっこよくて
そして“ハリウッド一裕福な孤児”ってのも合ってて田渕先生の宛書の勝利
お金に不自由してなくて、でもなんとなく目的もなく過ごしてきた彼が
エキストラたち映画を作成する人々に出会って何かに目覚めていくような
短い時間の中にそんなものが凝縮されてた
さーちゃん演じるヒロイン・ドロシーは
映画に出たいと田舎から出て来た女の子
これまたさーちゃんにぴったりで!
純粋で騙されやすくて、でも芯はしっかりしてて夢に向かって
力強く進んでいるような、そりゃレイモンドからしたら
眩しくて仕方ないだろうって子
あと、最初のお店のシーンでどってぃの嫌なやつに絡まれてて、
「どってぃの嫌なやつ」が大好きな私、大歓喜でした笑
(似たところで言うと「りーしゃさんの執事」も大好物です笑)
ずんちゃんのトニーはレイモンドの友人であり映画スター
いやこれまたいかにもずんちゃん!っていうキャラクターでさ
大スターなんだけどすっごくいいヤツでねー!
レイモンドの幼馴染であり婚約者のアビゲイル(アビー)を
じゅっちゃんが演じてたんだけど、
これがまたとんでもなくイイ女でねーーーー!!!
そもそも私はキキじゅりの芝居がとても好きでね😭
最後に(親が決めたこととは言え)婚約者役を見られて嬉しかった♡
レイモンドもさ、親に決められたことに納得いかないだけで
アビーが嫌いなわけじゃないんだよね、きっと
あとね、キキじゅりずんの仲良し感もよかった
なんかずっとツレなんだろうなって雰囲気だったよね
もいっこ言うと、娘役さん同士(ヒロインと凖ヒロインとか)
の絡みが大好きなのでじゅりさーの場面があったのも嬉しかった!
もえこちゃんはまさかの女役シャーリーン
お騒がせ女優ってキャラがぴったり!笑
迫力と歌の上手さとで大女優なの納得だった
今回は映画製作のお話なので
エキストラという役名の人がたくさんいて
その中でもカイルこってぃ、オリバーひなこ、ミッキーあのん
そしてクレアひろこ、ウェンディひばり、ベティはんな
あたりは目立って美味しい役どころ
(個人的にアラビアン風美女のひろこひばりは眼福でしたね)
最初配役が発表になったとき「エキストラ」がたくさんで
なんじゃこりゃ?ってなってたけど
でも、役名がないことにも意味があるんだよね
「エキストラ(カイル)」ってたくさんいるエキストラさんの
その奥にそれぞれがいるんだよね
あと、レイモンドの親代わりである
リチャードの松風さんが
温かく優しく時に厳しく、
娘のことが可愛いだろうに、なかなか婚約を承諾しないレイモンドにも
ちゃんと親代わりとしての愛情を感じて素敵なおじさま
ハワード監督のりっつと
助監督マイケルのるのくんは
映画製作の現場の人たちで
映画にかける人たちの熱意や
エキストラの人たちの、
役をもらったりギャラが支払われたりっていう描写、
そんなところを担ってた
ちょっとした場面だけど
警官1 ・2でりせなるが登場したのも
若手有望株を目立たせてくれて美味しいところ
さすがコーラスの宙組さんだけあって
劇中劇のコーラスとかめっちゃ綺麗だったね😲
嵐之くん、ましろっち、ここさくちゃんあたりの
歌うまさんにちょっとだけどソロがあったのも嬉しい
ラスト、みんなで歌う「Over the Rainbow」の場面も
クライマックスの素敵な場面
セリ上で歌うトニーとアビーがいい
(ちなみに宙担さん、この後にこの2人の物語が展開する可能性って
あるんです????)(期待)
そしてなんていっても
ラストがハッピーエンドなのがいい!
楽しそうな笑顔のキキちゃんの姿に
こちらまで笑顔になりました♡
フィナーレ
ずんちゃんともえこちゃんが銀橋で歌って
そこからのロケット
そして大階段の真ん中にキキちゃん
ピンクタイが可愛い♡
そうなのよキキちゃんてピンクが似合うのよ♡
キキちゃんののびやかで甘い歌声が気持ちよくて
そしてじゅっちゃんひばりちゃんひろこちゃんとも
ちょっぴり絡みがあって嬉しい
(ひばりちゃんのウェーブボブ可愛い♡)
キキちゃんの英語歌詞のお歌も大好きだし
するりとタイをほどいてオケボへの一連がほんとかっこいい
そこから歌い継ぐのがじゅっちゃんなのもいい
男役群舞は「So in Love」
ここはもえこちゃんも男役で!
私は宙男さんの群舞はいつもこってぃロックオンなんですけどね
今回はそれに加えて亜音くんにも吸い寄せられましたわ
また一段とかっこよくなってるーーー
デュエダンのお衣装は紫
ロイヤル王子様やった…
決して技術的に高レベルなお2人ではないんだけど
でもとってもお似合いで
良きコンビだったなってしみじみ思いました
パレード
エトワールはさよちゃん(安定)
白×ゴールドの世界観はゴージャスで素敵
そしてキキちゃんのさよならショー★
まずオープニングが
「MY HERO」で幕開けからテンション上がる笑
マイヒロ大好き!
客席降りまであった大サービス!
そこからメドレーで
「The Neva Flows」(アナスタシア)
「愛と青春の旅立ち」
これキキちゃんが歌うの初めて聞いた!
版権厳しいもんね😭
「Miracle」(ハンナのお花屋さん)
星組の公演の時には客席のライトが青に
そして花組公演ではピンクに
続く「プロミセス、プロミセス」
ここのライトは紫じゃなんかい!って画面の前で1人ツッコミw
しかしこれ改めて難しい曲だよねぇなんてしみじみ
ずんちゃんと退団者の「グランエスカリエ」
トリコロール色のお衣装可愛いし
ひろこちゃんの美しさよ…
大階段スタンバイしたキキちゃんが
「WHEN WILL WE LEARN?」(エクスカリバー)
をソロでたっぷりと
「リベルタンゴ」
(これは全ツ「HoB」なのかな?)
キキちゃんは決してダンサーじゃないかもしれないけど
でも私はキキちゃんのダンスがかっこよくて大好きなので
この場面を入れてくれて嬉しかったな♡
(ダンサーさんたちは当時と一緒なのかな?)
最後にちらと歌って
さーちゃん出て来てデュエットからの
ほんのちょっとだけ組んでダンス
そしてそのまま2人で
「ジャーとビルマーヤの歌」(金色の砂漠)
これいい曲よね~好き好き~♡
(作品見たことないんだけどね笑)
再びエクスカリバーから
「REMEMBER THIS NIGHT」
キキちゃんのソロで
舞台上でお着替えして
白に青ビジューのほんと美しいお衣装
スタイル良いから着こなしちゃうのよねぇ(ため息)
ラストは「Future Revolution」(群盗)
大階段を1人で登っていくラスト
階段降りご挨拶は黒燕尾で
同期からのお花渡しはべーちゃん♡
客席の反応でみんなべーちゃんに喜んでるのがわかる
挨拶は短め(まぁそうだよね)
カテコでは客席からみんな思いの丈を叫んでて
なんかあったかい時間だったなぁ
「可愛い!」に対して「よく言って頂く」の返しもさすが笑
緞帳前に出て来た時の
客席からの「キキちゃーん♡」に対して
「はい、キキちゃんです♡」って返すのほんと可愛かった…🤦♀️
なんと緞帳前もう1回あったよね(大サービスだね)
ここはもうコーレスの嵐で!笑
なんかほんと微笑ましい光景でした!
キキちゃんも、
そしてずっとキキちゃんを応援してきて
最後まで見送った方々も、
ご卒業本当におめでとうございました☆
これからもずっとずっと幸せであれーーーーーー!!!
以上、宙組さん大千秋楽を配信で見たお話でした☆
お次は、OG公演「未来へのOneStep」のお話です★