お次は、きほちゃんが出演していた
「LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~」について☆
こちら、私が観劇したのは昨年なので
1つ前に更新した雪組さんよりもずっと前なんですけれども
千秋楽基準で更新してるのでこのタイミングとなりました😶
ミュージカル・ピカレスク
『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』
脚本・歌詞・演出 小池修一郎(宝塚歌劇団)
音楽 ドーヴ・アチア
日本・フランスミュージカル界を代表するクリエイターのタッグが再び
華やかな舞踏会を舞台に描かれる 怪盗ルパンの世界
日本ミュージカル界を代表する演出家 小池修一郎と、
フランスの人気作曲家ドーヴ・アチアによる新作ミュージカルが誕生。
日仏巨匠がタッグを組んだ作品は『1789 -バスティーユの恋人たち-』が
日本で上演されているが、日本で新作が製作されるのは今回が初。
本作はフランスの小説家モーリス・ルブランの「怪盗ルパン」シリーズを下敷きに、
自由な発想で、各キャラクターが入り乱れる冒険活劇ロマン。
アルセーヌ・ルパンと魅惑的な美女カリオストロ伯爵夫人、令嬢クラリス、
シャーロック・ホームズをはじめとした著名なキャラクター達が登場し、
財宝を巡って様々な駆け引きを繰り広げる。
ドーヴ・アチアによる心躍るオリジナルミュージカルナンバーはもちろん、
ダンス、アクション、ルパンとカリオストロ伯爵夫人による
男女を入替えた対決などエンターテインメント性をふんだんに盛り込み、
観客をベル・エポックのパリの舞踏会へと誘う。
アルセーヌ・ルパン:古川雄大
クラリス・デティーグ:真彩希帆
ボーマニャン:立石俊樹
イジドール・ボートルレ:加藤清史郎
ガニマール警部:勝矢
シャーロック・ホームズ:小西遼生
カリオストロ伯爵夫人:柚希礼音/真風涼帆(Wキャスト)
ゴドフロワ・デティーグ:宮川 浩
レオナール:章平
2023.11.9(木)~28(火):帝国劇場
2023.12.7(木)~20(水):御園座
2023.12.29(金) ~ 2024.1.10(水):梅田芸術劇場メインホール
2024.1.22(月) ~ 28(日):博多座
2024.2.8(木) ~ 2.11(日):ホクト文化ホール
帝国劇場 ミュージカル・ピカレスク『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』
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11月の帝劇からスタートして
2月に長野で千秋楽を迎えるまで
全国回って長丁場だったこの公演
旅の各所で座組の皆さんの仲良さそうな空気を感じて嬉しかったし、
きほちゃんは星組時代以来の柚希さんや真風さん
そして同期の季美ちゃんとの共演も嬉しそうだった☆
大千秋楽の地・長野は座長古川くんの出身地なんですよね
偶然なのか敢えてなのかはわからないけど
きっと盛り上がったでしょうねぇ(❁´◡`❁)
作品の内容的にはですね、
初見時に見終わった時の私の感想は
「冒険活劇!」でした笑
夏休みに小学生に観てもらったりしたら
とても楽しんでもらえるような、そんな感じ?
ルパンとかホームズとかのシリーズって
児童文学のテッパンみたいなとこありますもんね
小池先生の見せたい(見たい?)場面やシチュエーションやビジュアルを
繋げるようにストーリーを作ったんでは?って思わないでもないけど(笑)
ちゃんと盛り上がりがあってオチがあって、
某007よりはかなり面白かったなとか思ってしまいました😂
白い娘役率いたトップさんと
黒い男役率いた2番手さんの
娘役トップを取り合うような宝塚の定番場面あったしね笑
そして娘役2番手が出て来て4人のエルアモール的な展開もあったね笑笑
って、あれこれつっこんだりもしつつ、
それはそれで面白かったなーなんて思います
きほちゃん演じる
ヒロインのクラリスは、
このテイストのお役はお得意よねーって感じで、
いかにも宝塚のヒロインにありがちなキャラだけど嫌いじゃないです☺️
出番、台詞量、歌的にもそれなりにあって
先生ありがとうな感じでございました!
(まぁルーシーやクリスティーヌと比べちゃうと
物足りないけんだけどそこはまぁ、ね)
台詞の端々に現れる時代錯誤感というか
ワードチョイスのセンスのなさは
残念ポイントでもあったけれど
7本の枝の説明ソングには
きほちゃんの歌声の明瞭さが活かされてたと思うし
アデューの歌はクラリスの強い部分が出ててとても好きだった
お衣装もどれも可愛かったんだけど
ジェーブル伯爵邸で目覚めた場面のセットやお衣装が
どうにもクラリーチェちゃんを思い出してしまった笑
主役・ルパン役の古川くんは
実は私は初めましてだったんだけど
1幕では失礼ながら歌はそれほどかなぁと思いながら見てて、
(いやだってこれの前、石丸&柿澤・城田&加藤だったからね?)
でも段々ととても魅力的に見えて来て、
来し方(来し方てw)のナンバーあたりから
なんだかぐっと引き込まれてしまった(❁´◡`❁)
どのお衣装の着こなしもそれはそれはかっこよくて
動きや所作もルパンならこのくらいスマートであってほしいと
願う理想通りだったし
新聞記者や歌姫アネットちゃんなどなどの扮装、
ギラギラ蝶ネクタイの乗り物に乗っての大ナンバー、
もうほんといろんなことこなしててさすがでした笑
余談だけれどもとある回でお隣に古川担さんがいらしててね、
もうその拍手が強烈で気が散って仕方なかった笑
過大な拍手手拍子に加えてナンバー中に身体揺らすのよ…
これはこの公演の苦い思い出です😂
カリオストロ伯爵夫人は
ちえちゃん(柚希)と真風さんのWキャスト☆
ありがたいことにお2人とも観劇させて頂きました!
このお役はとてもよかった!美味しかった!
元男役トップさんを想定して書いてるのでしょう本当にぴったりで😳
アクション場面でルパン古川くんと背中合わせになったりすると、
なんて美しい世界なのか…ってうっとりする感じすらあった
男装で登場して、ヒロインの目をハートにさせたかと思えば、
その後はすっかり綺麗な伯爵夫人として登場して、
最後にはまた新たな姿になって去っていく、
要素盛りだくさんの演じてて楽しいお役だったろうな笑
面白かったのは、退団してもう何年も経ってるちえちゃんが、
男装の方がしっくりきてて、
女になって出てくるとちょっと違和感なのこれどういうことなのかしらね???笑
それがなぜだろう?
まさかの真風さんがちえちゃんよりもすっかり美人夫人さんだったの笑
金髪も似合ってめちゃめちゃ美人で見惚れてしまった😳
声とか結構男役のままだと思うんだけどスタイルよくて
ドレスも着こなしててマジ美人さんだった!
これ本当に意外だった
ちえちゃん夫人の方がなんていうか豪快で!
ラストのオチにものすごく説得力があった半面、
真風夫人の色気とかそういったものに
レオナールくんの心酔っぷりや
ホームズさんのぞっこんっぷりも納得で!
このWキャスト、個性が違ってとても見応えありました
そしてね!そう!
伯爵夫人と章平さん演じるレオナール!
主人公カップルよりもなんならこちらのカップルにときめくのですが…!!!
あの2人のアナザーストーリーください!笑
あそこに至るまでと!あの後2人がどうなったのかを!ください!笑
私が今回の作品の2番手スターだと
勝手に認定しているボーマニャン!
こちらは残念ながら立石くん回しか見られませんでした
で、その立石くんも今回お初だったんですけどね
かっこいい!上手!好き!ってなりました😍
お役としてはまぁ嫌な奴だったけど
でもどの場面もほんとかっこよかった!
そしてあの大ナンバー!え?お歌こんなに上手いの?
って良き驚き
しかもお芝居的にも説明台詞なんかもすごく明瞭で
その上で嫌みな感じの出し方も絶妙で
この方の舞台はまた観られたらいいなぁと思う
お気に入りの俳優さんになりました☆
私ね、小西さんが好きなんですけど、
今回もかっこよくてお上手で、
でもなんかホームズってあんなキャラだっけ???
ってなりました笑笑
いやでも小西ホームズさんめっちゃ好きだった🥰
ホームズさんのいろんな場面での笑いは
日を追うごとに増えていってるような気もしました笑
イジドール役の清史郎くんは
こんな感じだろうな~って思ったまんま想定内というか
役者さんとしてはあまりこれは誉め言葉じゃないよね
申し訳ない
ガニマール警部の勝矢さんも
まぁ想像通りではあったんだけど
でもなんていうのかな?
あまりにもガニマールだった笑
ほんとぴったりだったの!
うるさいとことか騒々しいとことか
イメージ通りのガニマールで素晴らしかった
クラリスパパの宮川さんは
ジキハイの時とのお役のキャラの高低差に
フット後藤さんばりに耳キーンってしそうだけど笑
でも私の中の宮川さんのイメージは今回の方だなぁ
前回がびっくりだったのよ🙄
役者さんて本当にすごいなぁって改めて思ったり
アンサンブルさんにきみちゃん(政本)が
いるから探すのも楽しかった!
ドレス姿にはまだ男役さんぽさが残ってるのも可愛い
アンサンブルで言えば今回も美麗さんのスタイルの良さが
飛び抜けすぎててどうしてもそちらに視線が引き寄せられてしまう
あと、美麗さんときみちゃん2人して
ほんのり男役してたのも大サービスだった!
かっこよかった!!!!
ラストのクライマックスに向けての
♪北斗七星の示す先に~のナンバーが
WSSのクインテッドみたいに
主要人物勢揃いでテンション上がって好きだった!
決戦の地・奇岩城での対決、
発見した財宝とどんでん返し、
そして真実の財宝の発見、
それぞれの結末と未来
最後の最後に
古川ルパンのテーマソング
♪Je m'appelle LUPINで幕!
ベタではあるけれどやっぱりかっこよかった!
完全にエンタメに振り切って
あまり頭を使って小難しく考えることなく
ただただ楽しめる作品だったし、
退団後のきほちゃんがヒロインだった作品で
おそらく初めてのハッピーエンド!!!(ですよね?)
これまで主役やヒロインが〇んでしまう作品ばかりでね…泣
悲劇じゃないの、(ヒロインではなかった)シスアクだけよね笑
だからお芝居の最後のきほちゃんが笑顔なことや
観終わった後に楽しい気分で帰路に着けること
なんだかそれだけでとっても嬉しく楽しいそんな公演でした!
このブルーのお衣装、可愛かったなぁ♡
以上「LUPIN」についてでした☆
お次は久々の映画回です★