実は生で風共を観劇するのは初めて。
（天海版の映像は何度も観たけれど）
だから、どの場面が前からあってどの場面が新場面なのかさっぱりわかりませんが、
それなりに楽しかったです
公演概要はこちら
宝塚グランドロマン
『風と共に去りぬ』
原作／マーガレット・ミッチェル
脚本・演出／植田 紳爾 演出／谷 正純
■主演・・・龍 真咲（月組）、轟 悠（専科）
公演期間：2月7日(土)～3月2日(月)
まずはなんといっても真咲さんのスカーレット
なんなの？あの可愛い生き物は！！！可愛いにもほどがあるだろー！！
中日公演の演目が決まった時には
「えー？風共？また？ちゃぴにヒロインさせろー！ショーさせろー！」
って思ってたんだけど、これは真咲さんの当たり役になるわぁ・・・再演もするわぁ・・・
スカーレットのキャラに真咲さん自身のチャーミングさが上手く合わさって
最高に魅力的なスカーレットでした
あんな姉がいたら嫌だけど
でも私が南部の青年でも間違いなく求婚します
そしてちゃぴちゃんのメラニー
こちらはもう天使でした。天使そのものでした。
登場第一声から天使過ぎて涙が出ました・・・
確かに身体は弱かったかもしれない、でも本当はすごく強い人なんだろうな、メラニー。
アシュレやベルだけじゃなく、スカーレットだってバトラーだってピティパットおばさまだって
きっとどこかでみんながメラニーを頼りにしてる。支えにしてる。
そんな天使の容姿の中にある人間としての芯の強さがすごく表れていて素晴らしいメラニーでした
世界の彼氏こと、みつる氏のアシュレ
これまでの私のイメージではアシュレはかっこよくて王子様で、
スカーレットが憧れることに 何の疑問も感じていませんでした。
（まぁこれは映像で観た時の自分がまだ幼かったことと、アシュレを演じる久世様がカッコよすぎたせい なんでしょうけど。）
でも今回の風共を観て、アシュレは人生を共に生きていける人ではない！と確信しました
だって僕に言ってくださいって言うから、増税について相談したのに！
どうしたらいいのかしら、って聞いたら、「さぁ・・・」ですよ？
「さぁ・・・」って。え？せめて一緒に考えてよ！！
少なくともここでスカーレットは気付くべきだったんですよ、コイツじゃ無理！！って。笑。
でもスカーレットはおバカさんだったから、
メラニーを失って1人では立っていられないくらいの 抜け殻になったアシュレの姿を目の当たりにしないと
気付くことができなかったんですよねぇ。
結局のところ、何が言いたいかっていうと、
こういったところがこの風共のラブストーリーとしての 真のテーマだと思うわけで、
そこを深く感じさせてくれたのは、みつるアシュレの演技力あってこそ なんだろうな、と。
そんな風に思いました。
（次作・土方役もどのように魅せてくれるか非常に楽しみです！！！）
ちゃぴメラニーと同じくらい楽しみにしていたのが、さやかちゃんのマミー
想像通りのはまりっぷり。
お嬢様に対して、バトラーに対して、それぞれへの 深い愛情がみえて素敵なマミーでした
期待をはるかに超えて良かったのが、みやちゃんのベル
いやー美しかった
ちょっと気の強そうな美しさがベルにぴったり。
歌も良かったし、多少自分たちを卑下した感じも、
でも南部の人間としての誇りを失っていない感じも どちらも良かった。
メラニーに寄付金を受け取ってもらえた場面の子供みたいに嬉しそう＆誇らし気な姿が印象的
理事様のバトラーとカチャのスカ２は、まぁ、想像通りかな。
あ、想像通りに良かった、って感じです。 2人とも安定感あり役ともピッタリでした。
（まぁ理事様のバトラーに対して何を今更、って感じですが・・・
）
寂しかったのは、大好きなロイヤルゆりちゃんの役の出番が少なすぎた・・・
そして冒頭のソロ・・・うん、もうちょっと頑張れ
逆に想像以上に良い位置にいたのは、ありちゃん
少しずつだけど、声も動きも男役さんらしくなってきて嬉しいです。
（でも多分もっともっと頑張らないと！今の成長スピードでは路線さんとしては甘い！）
そして、今回、「お、素敵な男役さんが」と発見した方がいて、
お名前を調べてみましたら 朝霧真さんでした
メリーウィドウでお名前を覚えた男役さんでしたが再認識しました。
あとは、ミード博士のマギーがかっこよすぎました。ミード博士なのにね。超ダンディー
上級生さんでは、夏月さん響さん玲実さんあたりさすがの巧さでした。
台詞で何て言ってるかハッキリ伝わる、そんな基本的な大事さを改めて実感させてくださる方々でした。
と、いった感じで楽しく観劇してきたわけですが、
風共と言えば！！のフィナーレナンバーがなかったのは ショックでした
実際観劇するまで知らなかったぁ。。。
みつる氏のセントルイスとか、まさちゃぴ（もしくはまさるり）のタキシードジャンクションとか
理事まさ（もしくはまさちゃぴ）のナイタンデーとか、観たかったよぉ～～～
これだけは心残り・・・
でも、観劇前は、ちゃぴ＆みつる＆さやかがお目当てで行ったにも関わらず、
帰りには真咲さんのスカーレットの虜になって帰ってきました。
それほど魅力的でチャーミングなスカーレットでした。
（しかし、娘役トップにヒロインさせろ！という想いは変わりません！！
）
