「眩耀の谷」「Ray」@配信

星組公演の東京千秋楽を配信で拝見しました!

 

(その前にNZMの中継にも参戦しているのですが、

そのお話はまた改めてゆっくりと)

 

 

大好きな礼さんと同じくらい大好きなひっとんの

星組トップコンビお披露目公演。

そして、その存在自体がカッコイイみつる兄貴のご卒業公演。

 

本当は劇場で観劇したかったけどやっぱりできなかったから

PCの小さな画面でだったけど、それでもリアルタイムに

この公演を体感できて本当に幸せでした。

 

 

 

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幻想歌舞録

『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』
作・演出・振付/謝 珠栄
 
Show Stars
『Ray -星の光線-』
作・演出/中村 一徳
 
主演 : 礼 真琴、舞空 瞳
 
宝塚大劇場 2020年2月7日(金)〜3月9日(月)
東京宝塚劇場 2020年7月31日(金)〜9月20日(日)

 

(公演の内容&お写真は劇団公式HPより)

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まずはお芝居について

 

とりあえずですね、

周の国とかブン族とかそういった固有名詞を頭に入れることと、

こっちゃんとひっとんの拭い難い鬘への違和感に慣れるのに少々時間が

かかりましたですね、はい。

あと、せおさんのあごひげも劇場で観ると気にならないんでしょうけどね・・・

配信でアップになってしまうと多少ねぇ・・・うん。

 

あとは古い宝塚ファンの方ならわかって頂けると思うのですが、

もうストーリーの端々に「エルドラードかよ!」っていうツッコミどころが

ありすぎて・・・それを払拭するのにも一苦労・・・

 

 

ただ、結末から言っちゃうと、エルドラードはですね、

黄金に目がくらんだ大国に責められた先住民族はほぼ皆死に絶えます。

辛うじて生き残った少女が導入に出てきますけれども。

 

それに反して今回は、争うこと・戦うことを避け、

新しい地を求めて旅をしたブン族たちのお話は、

(まぁ舞台作品としては激しく戦って儚く散った方がドラマティックなのでしょうが)

現代を生きる自分たちに何かしらのメッセージ性を伝えてくれる

素敵な作品だったなと思いました。

 

 

で、そのブン族を新しい地へと導いていくのが

主役・礼真を演じるこっちゃんなわけですよ。

 

登場場面はもういかにも

 

新トップスターの誕生でございます

 

といった具合で、やっぱりお披露目公演っていいなぁと思いました。

 

カッコイイしキラキラしてるし

それでいて歌も上手くて

正義を信じて仲間たちのために奔走する主役像がこっちゃんにぴったり。

 

 

ヒロイン・瞳花を演じるひっとんはですね、

幕開きの紗幕の向こうにいる姿がもう可愛い。

舞い始めた瞬間に更に増す華やかさ!

盲目の設定は必要だったのかどうかよくわからないけど、

でも「我が子に会いたい」と訴える姿にもうボロ泣きでした・・・

 

まずひっとんはね、声がいいの。

綺麗なの。可愛いの。

ダンスに注目されがちだけど、いかにもヒロインっていう

容姿とお声・・・これがもう最高なんですよ・・・

 

 

愛ちゃんは初2番手でありながらお髭の将軍様

長身と体格を生かしたさすがの佇まい。

(愛ちゃんとかなえちゃんが並んだ周軍を見て

これ絶対強いやつじゃん!って思いました。笑)

 

ただあれですね、2番手さんってトップさんとはまた違った

最高に美味しいポジションじゃないですか・・・

もう少しこう、菅武将軍も実は心から瞳花のことを愛していて

息子の件でものたうち回るくらい心底悩んだんだな・・・

とかそういったドラマ性のある設定があっても良かったのになぁとも思う。

 

 

そしてせおさん。

まぁ配役の「謎の男」とあらすじを読んだところで

ひっとんの兄王なんだろうことは想像に難くなかったけれども、

でも良きお役でしたね。

せおさんて、役者としてとっても面白い人だなって毎回思うんですよ。

どこか飄々としていながら熱さもあって、

でも冷徹なお役も似合うんですよ。

こういった話のキーになるお役を振りたくなるの、わかる気がします。

 

あと、ものすごくよかったのは、

こっちゃんとせおさんの歌声の相性が

半端なく良いということ!!!

 

同期だからってのもあるだろうし、技術的なこともあるんだろうけど、

でもやっぱり持って生まれたものなんだろうなぁ、声の相性って。

この素晴らしさはこれからの公演でも存分に発揮して頂きたいです。

 

 

印象に残ったのは娘役さんの使い方の適材適所っぷり!

 

はるこが舞い、ほのかが歌う、そして着飾って鎮座するりらちゃん

達者なくらっちが語り部で、人外スタイルのゆりちゃんが神の使い!

 

最高では????

 

 

男役さんではやっぱりあかり・ぴー・きわみは目立ちますね。

そして私の大好きなしもきみが超イケメンで眼福!

かのんちゃんも目立つ良いお役でしたね!

学年的に少年役が多いのは仕方ないけど、大人なお役も見てみたい!

 

 

そしてそして、周の国王を演じたみつるさん

さすがの存在感と、そしてお髭のおじさまながら滲み出るイケメン度。

素敵でございました。

 

 

 

 

 続いてはショーについて!

 

やっぱりダンサーコンビのショーはいいですね!

見ていて楽しい!!

次の本公演にショーがないのは残念ですが、

これからも星組さんのショーは大変楽しみです。

 

以下、印象に残った点など。

 

・まずこっちゃんの登場シーン

 最高!上手い!カッコイイ!!!

 お芝居の登場シーンでも同じようなことを思ったけど段違いにイイ! 

 役名としてではなく1人のスターとしての魅力に溢れてる!

・ここで改めて「こっちゃんトップ就任おめでとう!」

 という感動が押し寄せるなど。笑

プロローグのひっとんの可愛さ何事?! 

 あの金髪ボブの似合いようったらさ!ねぇ!

・銀橋でこっちゃんが歌っててひっとんが本舞台で踊ってて、みたいな瞬間ありましたよね?

 ありがとうございます、最高です!

 ・あっ今可愛い娘役ちゃんいた!

 と思い誰だか探してみると安定のはるこ。自分の好みのぶれなさに笑う。

・みつる氏とひっとんのイチャイチャからのひっとんをぐいと自分の元に寄せるこっちゃん!ナニコレ?最高では?羨ましい!(最後に本音が・・・)

 (ちなみに雪組ではトップさんと2番手さんがいちゃついて娘役トップがプンスカしています。by 「Gato Bonito!!」)

・てんじゅ×はるこ・・・最高・・・

 ・中詰かな?みつる氏の銀橋ソロの歌詞に「飛び立とう」的なものがあって不覚にもボロ泣き。

・中詰のお衣装がアジアン風だったのはWhy?

 お芝居中国だったのに???アジア被りじゃんっ!

・オリンピックの場面、内容はそのままでも

 冒頭の台詞はさすがに手を入れるべきだったのでは???

 (練り直す時間はたっぷりあっただろうに・・・)

・オリンピックの場面の冒頭がラインダンスになるのかな?

 人数が少ないのはチーム分けしてるので仕方ない・・・

 ただ、私は瑠璃はなが観たかった・・・残念。

・そのラインダンスの場面、ほのかちゃんがセンターだったんだけど

 あれだけ達者なほのかちゃん、もう少し使ってあげてほしいよ・・・

・この場面くらいからひっとんが続けてピンクのお衣装を着てて

 可愛すぎて画面を前にして多分私の顔が溶けた。

 (ねね→風→あー→ひっとん、という星娘のお人形さん系譜、大好き) 

キワミシン(通称・押忍)銀橋ソロありましたよね?

 見間違い?幻? なんか、華もあるし歌も上手くなったなーって。

・で、アイドルみたいなピンクドレスのひっとんソロ。

 可愛いしか言ってないけど、お歌も良き。場面全体が可愛い。

黒燕尾の場面はなんだか見入っちゃいましたね。

 こっちゃんの身体がよく動く、星男の群舞は熱い、

 こっちゃんの両脇に愛ちゃん、せおっち、個性が被らないのイイ、

 とかなんとか思いながら更に見入ってしまいました。

・一徳先生のショーのフィナーレは多少(?)テンプレっぽくもあるけど

 でも私はどれも好きだし、このテンプレをいろんな組のいろんなコンビで

 見たいなって思うから今回も楽しかった!

 中でも選曲のセンスが好きで、ドSはベサメからのコーヒールンバ

 MRはティコティコ、その作品にもスターさんにも合ってて好き。

・そんなわけで今回もいいなぁと思ったのは「You are My Sunshine」

 新トップこっちゃんのイメージにも合うし、

 なんか聞いてて本当に明るく幸せになれるメロディだなって。

 あなたは私の太陽、あなたたちが私たちの太陽、素敵な場面でした。

・そんな中、青いお衣装でソロで銀橋を渡られるみつるさん

 本当に太陽のように輝いていて、めちゃめちゃかっこよかったです!

・愛ちゃんが咲ちゃんのお衣装着てくれるなんて93期萌え爆発!

・トップ娘役さん以外の娘役さんが芯になる場面があるのも好き。

 はるこちゃんとくらっちセンターの銀橋の場面嬉しかった!
・全体的にフィナーレの色彩感覚はファントムと同じですが(笑)

 この作品を最後に組を離れる組長さんが銀橋でせおと絡んだ時に

 ほんとうにデジャヴだなって思いましたね。笑
そしてそしてのデュエダンですよ~

 待ってました~

 もう本当にこのトップコンビのデュエダン、星組公演の最大のウリの1つだと思う。

 最高です。最高なんですよ。

・今回のデュエダンは赤いお衣装でしたね。

 2人とも本当に素晴らしいダンサーで動きも綺麗だし、

 跳躍力もあり、でも表情は甘くもあり・・・

 踊りながら会話をしているような、そんな素敵な場面でした。

エトワールまめちゃん~!!!

 まめちゃんは美人で品もあって、その上声が綺麗!

・パレードは毎公演娘役トップさんのお衣装を見るのが大好きなんですけど、

 今回のひっとんの白ドレス、最高じゃありません?

 白1色で裾が大きく広がる可愛らしいドレス。

 ひっとんのお披露目公演のラストのパレードお衣装が、
 彼女を最高に可愛く見せてくれる素敵なドレスで良かったなって嬉しく思いました。



配信の公演は千秋楽公演でしたので、終演後にはご挨拶もありました。

 

みつるさんが印象に残る公演として「銀ちゃんの恋」を

挙げてくれてたのがとても嬉しかったですね。

同期のお花は我が組長・にわさんでした。

これ、今はスケジュールの関係で時間が取れるからわざわざ東京まで

にわさんが来たのか、それとも感染対策のため、外部の方を呼ばず

劇団内の人間で、ということだったのか、わかりませんね。

(だってこれまでの例で言えばちえちゃんですよね、星組ですし)

この件で思うのはやはり、望海さんのラストにみりたん来れたらいいな、

ってことですね・・・

 

最後のこっちゃんのご挨拶。

きちんと泣かずに(笑)立派なご挨拶でした。

新しくトップになったばかりでこの予測もつかない世の中で

自分自身だって不安な中、組を引っ張っていかなければならない重責は

いかばかりだったでしょう・・・

途中、やむなく公演中止になった期間もあり悔しかったことと

思います。そんな中で迎えた千秋楽、本当に本当にお疲れ様でした!

 

笑ったのはですね、ご挨拶の中で途中中断について詫びる際に

自分の鬘ハプニングについてもわざわざ触れたとこ!

(私のおでこがちょっと広くなっちゃってた、みたいな言い方www)

こっちゃん本当に可愛いな、って思っちゃいました!

(こっちゃんの鬘は小道具が当たって少し後ろにずれてしまった模様。

そしてそのずれた状態のまま舞台機構の不具合で数分の中断。

再開後には鬘も元通り!というある意味ラッキーだったかもですね)

 

頑張って泣かずにご挨拶してたこっちゃんも退団されるみつるさんとのお話や

専科に異動される組長さんのお話には耐えられず涙されてましたね。

 

 

 

 

こっちゃんとひっとんは、

本当にスーパーヒーローとスーパーヒロインがコンビを組んだような

最高に素敵な組み合わせだと思います!

 

今更だけど、やっぱり

礼真琴の相手役に組替えさせてでも舞空瞳を、って

考えて決定してくれた人、本当に天才だと思う。

最高です。

ありがとうございます。

 

次はエルアルコンからのロミジュリですね。

ワクワクするラインナップ。楽しみです。