『the PROM』@地球ゴージャス

 

 こちらもまた「雪組さん公演中は東京行くし・・・」と

安易にチケットを取った地球ゴージャスの公演

初のミュージカル作品「the PROM」!!!

 

行ってよかった……と思う素敵なミュージカルでした!

 

 

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Broadway Musical

「The PROM」Produced by 地球ゴージャス 

脚本:ボブ・マーティン チャド・ベゲリン
音楽:マシュー・スクラー
作詞:チャド・ベゲリン
日本版脚本・訳詞・演出:岸谷五朗

 

キャスト

葵わかな  三吉彩花

大黒摩季草刈民代保坂知寿(東京公演のみ)<トリプルキャスト>
霧矢大夢  佐賀龍彦LE VELVETS)/TAKE(Skoop On Somebody)<ダブルキャスト
岸谷五朗寺脇康文ほか

 

公演日程

TBS赤坂ACTシアター:2021 年 3月10日(水)~4月13日(火)
フェスティバルホール:2021年5月9日(日)~5月16日(日)

           →大阪公演中止(緊急事態宣言発令により)

ストーリー
アメリカの高校で、卒業生たちのために開かれるダンスパーティ“プロム”。
インディアナ州の高校に通うエマ(葵わかなさん)は、同性の恋人アリッサ(三吉彩花)とプロムに参加しようとするが、多様性を受け入れられない PTA が、プロムを中止にしてしまう。それが原因でエマはいじめを受けていた...。
そこに、落ちぶれかけたブロードウェイスターたち(D.D.アレン、アンジー、バリー、トレント)が騒動を知り、自分たちの話題作りのために、エマを助けに街へやってきたのだが――。

 

ミュージカル「The PROM」オフィシャルサイト

 

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 まずは久々に生オケなことに感激

後方席からはオケピットが暗くてよく見えなかったけれど

開演前のワクワク感が高まりますね、やっぱり。

 

 

正直言えば、1幕の前半はなかなか作品の世界に入っていけませんでした

どうしてなのかな?って考えると、

台詞や歌詞がいまいち聞き取れなかったんですよね・・・

もちろん個人差はあるけれど、総じて全体的に理解できなくて。

 

まぁこれは舞台から遠いお席だったのと、

自分の聞き取り力のせいでもあるんでしょうけれど。

 

でも、登場人物の背景や物語の流れがだいたい頭に入って

(そして各キャストの台詞もなんとなく理解できるようになって)

そうなってくるとぐいぐいとストーリーに引き込まれるようになりました

 

 

そして、終演後には「とてもよかったーーー!!!」

という想いでいっぱいで

思いがけずボロッボロに泣いてしまいました

 


さすがブロードウェイミュージカルだけあって

ナンバーがどれもいいしセットも素敵で場面転換なども見やすいしスムーズ

 

あと、アンサンブルの高校生役たちがみんなお上手

1人ものすごく好みの子がいたんだけどお名前はわからないなー! 

キャストの一覧から推測する感じでは

シェルビー役のMARIA-Eちゃんかな?って思ってます!

 

 

 

ストーリーは案外わかりやすくて、

主人公のエマは高校卒業を前にしてダンスパーティー・プロムに

恋人のアリッサと参加したい。ただそれだけ。

でも、同性カップルが周囲に認められない上に、

母がPTA会長であるアリッサまでもが躊躇い始める。

 

一方、ブロードウェイ組の大人たちは、

何かしらいいことをして目立って自分たちのイメージを上げたいと考える。

そんな時にTwitterで発見したのがエマ。

彼女を助けようと乗り込んでくる。

 

この高校生たちと大人たちの物語。

当初は自分たちのためにエマに近づいた大人たちが

段々と本当に心を通わせていき、みんな本気でエマを応援するようになったり、

一度はアリッサに裏切られたエマが高校生らしく動画配信で

たくさんの人に自分の想いを呼び掛けたりなどして

周囲の同級生どころか、アリッサの母の心をも動かし

最後には愛する恋人と手を繋いでプロムに参加。

華やかなダンスパーティーで幕、というのが大まかな流れです。

 

 

 

 

主役エマ役の葵わかなちゃんがですね、

想像を遥かに超えてよかった。可愛いし歌も芝居もいい。

これまで舞台を拝見したことがなくて、

失礼ながら「朝ドラの子」(そして宝塚好きな子)

くらいの認識だったのだけれど

主役としての華もあるし上手だし、舞台のお仕事が舞い込むのも納得でした!

 

特によかったのが、最初のプロムと動画配信の場面。

 

最初のプロム

実は開催場所等違った情報を教えられるという酷い嫌がらせを受けたエマ

恋人のアリッサまでもが自分とは違う方の会場にいると知った時のエマが

さすがに可哀想で辛さや哀しさが伝わって来て、本当に辛かった。

周囲の大人や同級生に何て言われようと強く前向きだったエマが

信じてたアリッサにまで裏切られた姿を見て涙が止まらず・・・

 

動画配信の場面

自分の素直な気持ちを世界中に発信したエマ

場所は彼女の自室のベッドの上

でもそこから、その動画を見て彼女に賛同した人がどんどん増えていくのが感動的。

結局この多くの声が高校生カップルの大きな後押しとなる。

 

 

主題歌にもあったように、エマの一貫した

「ただプロムで彼女と踊りたいだけ」

この願いがこの作品のテーマであったように思います。

そしてそんなエマのひたむきさをわかなちゃんは

素晴らしく表現していたのではないか、と。

 

 

 

  

ヒロイン・アリッサ役の三吉彩花ちゃん

動きがちょっとぎこちなかったけど伸びやかで素直な声は

アリッサのキャラクターにとても合ってたと思う。

そしてザ・ヒロインが納得の綺麗さと華やかさ。

 

彼女のエマへの想いは心からのものだけれど、でも、

田舎の女子高生。母親はPTA会長。

エマとのことをなかなかカミングアアウトできない葛藤。

それを経てのラストシーンの幸せそうな表情が素敵でした!

 

 

 対する大人たち。

 

五朗さん=バリーは自分もゲイであることで

辛い経験をしてきたことで、エマの良き理解者であり

だんだんと親友のような距離感になっていくのが可愛かったな。

そして、エマがみんなに認めてもらえたことで彼自身も何かが

昇華されたような、そんな印象を持ちました。

私の好きな五朗さんのダンスも堪能できて嬉しい。

ただ、お歌がね・・・いつももうちょっと歌えてると思うの。

いや、歌っていうかね、喉の調子の問題なのか、台詞も歌詞も

なかなか聞き取れなくて・・・そこが残念でした。

特にミュージカル作品は歌詞が伝わるの大事だと思うので。

 

 

トレント役の寺脇さんは、

まぁいつものお得意な陽気なおじさん役で。笑

いつも一緒って言われればそうなんだけど、でも私は

寺脇さんのそんな役どころが大好きなので

今回もそんな寺脇おじさんに会えて楽しかったな!

大ナンバーのセンターにもなったり、

高校生たちの間に入っていってなんだかんだ馴染んじゃってるような

そんな「素ですか?」みたいなキャラがハマってた。

 

 

トリプルキャストのD.D.アレン役大黒さんの回を観ました。

(本当は知寿さん回が観たかったのだけれどどうしても日程合わず)

あの、思ったほど悪くなったです。

思ったよりよかったです、ほんと。

ただ・・・なぁ・・・(察してくださいw)

この方が1番何言ってるのか聞き取れなかったんだよなぁ・・・

スター!っていう華やかさやゴージャスさが似合ってたのはよかった。

芝居も悪くなかったし、歌ももちろん下手じゃない。

って感じでしたね、私としては。

 

 

続いてダブルキャストホーキンス校長TAKEさん

(ちなみにSOSの曲好きです、私)

こちらは大黒さんと逆で、歌を楽しみに行ったのですが、

そこはまぁそれなりで(もちろんお上手でしたけど)

でもそれよりも期待していなかったお芝居が割とよかったんですよ。

違和感なく、ゴージャスの世界観にもミュージカルの世界観にも

溶け込んでいて、人の良さそうな校長先生をなかなかの好演でした!

 

 

アンジー役の 霧矢さんはさすがにお上手で、

わかなちゃんとのフォッシースタイル風ナンバーが見せ場かな?

エマの良きお姉さん的役割でしたね。

ただまぁ大黒さんの役を霧矢さんで見たかったよね、本音を言えば。

(諸々仕方ないのはわかるけど、でもやっぱりあの役は上手な人で観たかったー!

知寿さんシングルじゃダメやったんかー???)

最後にはミュージカル女優としてのこれからの活躍を思わせる

かっこいいお役でした!

 

 

上の4人の強キャラに比べるとちょっと割を食った感はあるものの、

安定した実力がさすがだったのが

シェルドン役・芋洗坂係長こと小浦一優さん!

彼の舞台を拝見するのは実は初めてではないのでお上手なことは

知っていましたが、彼と霧矢さんがいて本当によかったと思うんですよ。

大人たち、結構なテンポで言い合う場面が多いので、本当にあの、

何て言ってるかわからなくてね・・・

シェルドンとアンジーの台詞を繋いでわからない部分埋めてるようなとこ

ありましたからね・・・

 

 

この、台詞&歌詞聞き取れない問題、

観劇した結構な割合の方が感想に述べていらっしゃるので、

五朗さんはもう少しその点を重要視してほしいな。

 

 

 

 そしてそして!私がゴージャスを観る時の楽しみでもある

藤林美沙ちゃんが今回もとてもよかった!

アリッサのお母さまでもあるPTA会長役でした。

上手いのよ、本当に。
作中は芝居メインだったけど、ラストはしっかり踊ってくれて最高!

次作では歌もダンスももっと見られるといいなー!
(私の中で出演は決定済)

 

 

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と、まぁ辛口なこともそのまま書きましたけど、

結成当時から応援している地球ゴージャス

初めてのミュージカル作品ということで、いつでも新しいことに

挑戦していくその姿勢がとても好きです。

 

今回の作品は、私は「地球ゴージャスの公演」として

観に行っているから楽しめたけれど「ブロードウェイミュージカル」

として観に行った方はどんなふうに思うのかなぁなんて思ったり。

 

そんな「the PROM」観劇記でございました!

 

 

桜の綺麗な季節でした。

(えぇすみませんね、これも3月ですよw)

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 ダイジェスト映像↓

(これ、いつまで見られるんだろうな・・・?)

www.bing.com