「ロミオとジュリエット」Bパターン@配信

続きまして。

 

こちらは3月に配信で見ました、

星組さんロミジュリBパターンについて! 

(3月です!大劇場公演です!笑)

 

  

三井住友VISAカード ミュージカル
ロミオとジュリエット
Roméo & Juliette
Le spectacle musical de GÉRARD PRESGURVIC
D’après l’œuvre de WILLIAM SHAKESPEARE
原作/ウィリアム・シェイクスピア  作/ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出/小池 修一郎  演出/稲葉 太地
   

 

ウィリアム・シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を、

ジェラール・プレスギュルヴィック氏が新たにミュージカル化した本作品は、

潤色・演出:小池修一郎により、2010年に星組で日本初上演。

素晴らしい楽曲と美しいラブストーリーが絶賛を博し、

2011年から2013年にかけ、雪組月組、そして星組と重ねた再演も高評価を得るなど、

再演の呼び声が高い人気作となりました。
2021年、満を持して星組での上演が決定。

2013年の新人公演でロミオ役を演じ、鮮烈な印象を残した礼真琴が、2021年、

星組トップスターとして再びロミオ役に挑みます。

世界で最も知られている儚くも美しい究極の愛の物語を、どうぞお楽しみください。  

 

主演:礼 真琴、舞空 瞳  

 

公演期間:宝塚大劇場 2021年2月14日(日) - 3月29日(月)

     東京宝塚劇場 2021年4月16日(金) - 5月23日(日)

 

 

星組公演 『ロミオとジュリエット』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

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 役替わり配役はこちら↓

 

・ティボルト  瀬央 ゆりあ
・ベンヴォーリオ : 綺城 ひか理
・マーキューシオ  :天華 えま
・パリス伯爵:  極美 慎
ヴェローナ大公  :遥斗 勇帆
・死  :愛月 ひかる
・愛  :希沙 薫
・ピーター:  輝咲 玲央
・ジョン : 天路 そら

 

もうまず最初のヴェローナ」から迫力と重厚感があって

あーロミジュリ見てるー!って気にさせてくれる。好き。




まずね、大公役・遥斗くんの貫禄がえぐい


瀬央さんあかりちゃん(綺城)の美しさもえぐい
あかりちゃんは低音が綺麗に響いて好き

 

多方面から噂の聞こえてくるりっひー(湊)の髪型はすごいね

でもりっひーは奇抜な髪で目を引いたとしてもお顔も綺麗だし

ダンサーで動けるしでもっと注目されてほしい98期さんです

同じ98期で言えば今回はドレッド風ヘアーだったしもちゃん(夕渚)

同じくダンサーさんなのでもっと注目されてほしい!

 

あんるちゃんがいまいち歌えてなかった気がしたのは

ちょうど不調なタイミングだったのか?

それとも喉を痛めてたりしてたのでしょうか??

ジュリママは歌も多いだけに残念


ロミママのなっちゃんはかっこよかったな

綺麗だし歌もいいし


あんるちゃんジュリママの現役の女感と

なっちゃんロミママの母性は対照的でとても素敵

 

 

そしてロミオの登場!

 

柔らかい光を背後に浴びてセンター奥から登場してくる

ロミオの姿にもうすでに泣ける


自分でも何で泣いてるのかわからないけどとにかく泣けた

 

そしてもうこの時点で

「礼真琴の当たり役来たなこれ」って思った

 

 

極美パリスは最高に可愛いね!

なんならもうパリスでいいじゃん?

害は無さそうだし(笑)優雅に暮らせそうだよ?って思わされちゃう

 

瀬央さんティボルトはまずビジュアル・芝居は抜群にいい
歌もまあいいと思った
でもダンスはなー星組さんは踊れる男役さんが多いからなー

しかもティボルトは誰よりもかっこよく動けてほしいんだよなー

っていう超個人的な残念がほんのちょっとあったのも事実

 

すべてのバージョンを見たわけじゃないけど

私がどの組の公演でも1番っていうくらいに好きなのが乳母
くらっちの乳母は若くて可愛いのがいい

そして最高の乳母だった・・・歌も芝居も最高によかった!

ジュリエットととても仲が良さそうなところがこれまたいい

ジュリエットを想って歌う乳母のナンバーにはボロッボロに泣かされた

 

舞空ジュリエットの歌う♪結婚だけは~の歌もよかったな

ひっとんの演じるヒロインには可愛さと華やかさとかっこよさが

共存していてとっても魅力的

 

 

「世界の王」


ロミオ・ベン・マキュと学年の近い3人ならではの

わちゃわちゃ感がとってもいい

やんちゃなマキュのぴーちゃんが学年的にも1番下なのがしっくりくる


バックにいるほのかちゃんあまとはやっぱり目を引く

 

 

 

「僕は怖い」


こっちゃんのロミオ×愛ちゃんの死

 なんとも絶妙で今の星組の最高の組み合わせでは?

 

いやーなんかこの死からはそりゃ逃げられないよ、って思ってしまう


こっちゃんの少年らしい弱さがまたいい
いつもスーパーヒーローみたいなこっちゃんが脆さや弱さを

ものすごく上手に全身から滲みだしていて役者としても素晴らしい

 

 

仮面舞踏会・2人の出会いの場面

やっぱりこの場面はウエストサイドを思い出しちゃいますね


♪天使の歌が~聞こえる~の2人の歌声の重なり方が素晴らしい

こんな極上のハモリと更にユニゾンの振りで動く時の美しさったら!ねえ!

 

ジュリエットがパリスと(いやいや)乾杯した瞬間に

周りのみんなの動きが止まるのが、ここもWSSっぽいし

いかにもミュージカル!な感じがして好き

 


バルコニー


もうジュリエットの歌からボロ泣きですよ


今回のジュリエットはこれまでに比べて

とっても強いヒロインに作られてるのにそれなのに

「あなたの愛を月には誓わないで

 だって月は姿を変えるから」

とかもう可愛すぎて私がロミオでも抱きしめてしまいますよ!(笑)


噂に聞いていた「すぐ行くわ!」の強さは確かに

ちょっと笑ってしまったけれど、

でも今回の乳母のキャラクターともすごく合っていて

この2人はこうやってこれまでも生きて来たのだろうと

想像することが出来てとっても微笑ましい素敵な場面

 


あとあれね、

薔薇にキスを託す礼真琴がかっこよすぎる!

 

あとあれね、

乳母から薔薇を受け取った舞空瞳が可愛すぎる!

 

なんなんもう・・・ロミジュリ最高やん・・・

 

 

1幕ラスト

この作品の大きなテーマ曲との言えるエメ


こっちゃんとひっとんはどの場面でもダンサーらしく

まず動きがいいそして歌もいい

それでいて、演じる時の表情がまた最高にいい!


これは間違いなくチケットが売れるコンビだわ

なんていう現実的なことも頭を過ぎったり

(だって配信で見ててこれだけ素晴らしいのだから)

 

 

この教会でそっと結婚式を挙げる場面、本当に素敵ですよね

2人のもうお互いのことしか見えていない姿から溢れる多幸感

だからこそその後の悲劇を想って溢れる涙

 

そんなロミジュリの醍醐味を存分に堪能させてくれる実力派コンビだなぁと

心から感動しての1幕終了

 

 

 

さて2幕

 

結婚式の場面からすごくロミオが

強くなったように見えた

 

やっぱり守るべきものが出来たからなのかな

 

 

それでいて、英真神父さまに縋りつく場面なんかは

ベタな例えだけど捨てられた子犬のような弱さ脆さで

今回のこっちゃんが作り上げたロミオ像

とっても好きだなって思う

 

そんなロミオ像に対するジュリエット像だから、

ザ・ヒロインな可愛らしさに加えて、しっかり者で勝気な

少し強めな作りだったのかもしれない

 

 

でも、そんな2人をも幸せな結末へたどり着かせてあげられなかった

このヴェローナの大人たちの愚行・・・っていう悲劇性の増し方もえぐい


あと、こっちゃんは歌詞も台詞も全部クリアに聞き取れるのが本当にすごい
「彼女を守る義務がある」「裏切ってなどいない」

全てに説得力がある

 

 

 

とうとう衝突してしまう赤と青

 

瀬央ティボとぴーマキュのキレ芸対決が凄まじい
ここに愛ちゃんの死が参戦してくるからマジでやばい

 

 

マーキューシオがその人生の最期に親友ロミオにかけた言葉
「ジュリエットを愛し抜け」

 

これには泣けた


あんなに怒ってたのにね
結局、本当はベンもマキュもロミオの味方なんだよね

 

「あなたたちの憎しみが僕たちを駆り立てた」

 って歌うあかりベンが絶品

 

本当だよ・・・

彼らのこの悲劇は大人たちが作り出したものなんだよ、

っていうやるせなさが溢れる

 

そしてそこからの礼ロミオの「僕は怖い」

いやもうこれが最っ高でした

 

絶品中の絶品

 

 

舞空ジュリエットは別れの前の

「どこにもいかずここにいて」

ってロミオの腕を掴むところが最高だった

最高に可愛かったし

最高にジュリエットだった

 

 

「明日には式を」と歌う大人たち


どの人の想いも強くてそれを聞いてずっと泣いてた
ジュリエットの気持ちはもちろんだけど
失ったティボルトを想うママ
家を守ることと娘の幸せを想うパパ
大切なお嬢様を想い心を痛める乳母


そこに現れる能天気なパリスはある意味癒しの存在

 

 

「あの人無しで生きるなんて考えられない」
 って本舞台と銀橋でのロミオとジュリエットのデュエット
 物理的な距離があるなんて思えないくらいの綺麗な声の重なり方

まだコンビを組んで本公演2作目だなんて信じられないくらいの素晴らしさ

 

あかりベンの「どうやって伝えよう」

は声に温かみがあってそれが、ロミマキュをちょっとお兄さん的立場で

見守って来た彼の優しさや温かさに繋がって素敵

でも、彼の苦悩を知って思い知らされるのですよ、

彼だってまだまだ大人が守り導いてあげなければならない

年若い存在であるということを

 

 

 

主人公2人が向かっていく結末

 

もうその先は悲劇だってわかってるんだけど

でも、それでも、なんとか幸せな方向に変わらないかな

もしかしたらこの2人なら変えてくれるんじゃないかな、って

そんなふうに思わせてくれたロミジュリは初めてだったかも

 

だって、目覚めてよってロミオのもう動くことのない体を

ゆするジュリエットが本当に可愛らしくてね・・・
彼女が幸せそうに未来を語るほど悲しみが増すのですよ・・・

 

 

2人が眠る霊廟でのママたちの歌が好き

もしかしたらこの作品で1番ナンバーとしては胸にくるのこれかも

 

 

ラストに2人が踊るエメ
影デュエットはほのかちゃんとクリスティーナ?かな?


目覚めて微笑む舞空ジュリエットの可愛さに

悲しみの溢れた心が浄化されていく

 

 

こっちゃんとひっとんはダンサーコンビで2人で踊る場面は

もう本当に「これだけでチケット代の価値がある」のだけれど

でも歌ももちろんいいし、何より

「ミュージカルがハマる」のだなと改めて思う

 

 

以上、配信を見ながら作成したメモを元に印象的だった点でございます

 

 

 

 

フィナーレ 

 

男役群舞
こっちゃんが後ろ向きにセリ上がりしてきてぞくぞくした!


愛ちゃんは死のメイクのままなのが異質感あってイイ
階段の真ん中に座ってるの、かっこよすぎる

 


ことはるこあったよね???

(大好き!嬉しい!)

 

 

愛ちゃんと瀬央さんがセンターのところさ、
少人数口にしもきみ入ってたよね!(これも嬉しい!)

 

 

そして今回のデュエダン

(もはや星組公演の名物である)


スパニッシュエメ!

カスタネットが印象的な素敵なアレンジ


いやーもうね、

スピードも技術もすごすぎて見入ってしまった(笑)

 

レベルの高さにどうしても注目しちゃうけど、でもそれだけじゃなくて

宝塚のトップコンビのデュエダンならではの夢々しさも満載で

2人の表情からも微笑ましさや多幸感が溢れていて

コンビ萌えも劇場中に発生させてくれるんだから本当にすごい

 

 

パレード

 

ほのかちゃんエトワール!

今回は娘役さんのお役が少ないですからね

代わりの見せ場なんでしょうけれど

安定した美声を聞かせてくれて嬉しいです

 

今回のパレードのお衣装、

なんだか散々な言われようでしたけど

(いや、衣装に関してはパレードだけじゃないかもだけど)
私は結構好きですけどね(笑)

ひっとんとか似合ってて超可愛かったですけど???

(これはひっとんが何を着ても着こなす超絶スタイルの

持ち主だからかもしれませんけどね)

 

銀橋に出て来た時に、ことひと愛トリオで歌う演出があるのも

よかったな

宝塚のどの組もやっぱりトップスターの個性や人気の与える影響が

大きいのはもちろんだけど、それだけじゃなく、相手役とのコンビ、

2番手とのトリオの相性や魅力もすごく大切だと思うんですよね

 

なので私はどの組もトップを頂点としたピラミッドがしっかりしてる組が好きですし

そんな組の作品の方が安定して面白いものが作れるし

観る側も邪念が入らず作品を堪能できるな、なんて思うのです

 

最後にちょっと話それちゃいましたけど(笑)

とにかく「トリオ演出」が好きだなって話です!

  

 

 

といった星組さん「ロミジュリ」配信観劇の感想でした。

 

配信で見ると、自分の見たい箇所を見るわけにいかず強制的に

カメラがスイッチングされた箇所を見ることになるので

劇場での観劇とかまた違った感想が生まれそうです

 

(だって、「死」や「愛」はあんなにアップで見るべきお役じゃないですよね

ロミオが歌っている背後からそっとフレームインしてくる存在で

あって欲しいので、ね笑)

 

しかし残念ながら生観劇は出来なさそうなので、ありがたく配信を

享受したいと思います

 

A日程のキャストも楽の配信で観れたらなーと思ってます

一度は中断した東京公演も無事再開しましたね

 

もう千秋楽まで止まることのありませんように、そう願っています