『鈴蘭』続き

と、いうわけで。

バウ公演『鈴蘭』についての続き。

 

個人の感想などをさくっと。

(さくっといけるんかな???)

 

 

花まずはなんといっても、主人公リュシアン礼真琴さん

 

 いやーなんといってもかっこよかった・・・そしてお上手だった・・・(語彙)

もうガイズのアデレイドちゃんで心撃ち抜かれていた

(そしてガイズ希帆茶での数々の萌えエピによりメロメロになっていた)

礼さんの主演作を初めて観劇したのですけれどもね、もう素晴らしかったんですよびっくり

お姿がカッコイイのはもちろんのこと、歌声が心に響く、っていうのだろうか?

歌が上手、これはもちろんのこととして、本当に染み入る歌声でした。

 

リュシアンはなんとなーくで日々を過ごして来てしまったんだろうけど、

事件を通して、ものすごい成長を遂げ、そしてエマという伴侶までゲットするわけだけれども、

ラストに向かってものすごい訴求力を発揮していて、顔つきまで変わったように見えて、

あ、この人に一生付いて行こうって思いました。(エマ目線)

 

でもなんかこう、星組さんを外から見ていた時から、この礼真琴さんていう方は、

実力も人気もあるビッグスターさんだと思っていたけれど、いざ自分が星担になって

舞台を拝見してみると、この人気っぷりに思わず納得させられますよね。

 

えっと・・・大好きです(笑)

 

 

 

花ヴィクトル・瀬央ゆりあさん

 これは2番手としてもかなり美味しい役だったんじゃないかな?

 

王の息子でありながらも、次男ゆえ後継者ではない。

実子ではないことから母からの愛情を受けられない。

兄は出来もよく人望もあり、どれだけ頑張っても比べられ認めてもらえない。

そんな自分に優しく接してくれ恋心を抱いたシャーロットは兄の嫁。

 

ただただ、兄を超えたかった。国を継ぎたかった。

そんなヴィクトルの悲痛な叫びが生み出した事件だったように思います。

 

瀬央さんは声は高めだけど、髭を蓄えたお姿も美しく、ソロ歌もなかなか聴かせて

十分な存在感。これからがますます楽しみです。

 

 

花シャーロット・音波みのりさん

 もうね、素晴らしい。素晴らしいの一言ですよ。

もともと動きの美しい方ではあるけれど、今回はそのはるこちゃん、いや俺のはるこ(笑)の

その体重を感じさせない動きが、この芝居の中心にあるシャーロットという存在を

抽象的に美しく描き出していたと思う。

 

 夫からも愛され、リュシアンとヴィクトルにも想われ、エマの憧れの女性で。

そんな設定になんの無理もない存在感と美しさでした。

 

 

花セシリア・白妙なつさん&アデール・華鳥礼良さん

 

私の大好きな女役さんお2人。

 

なっちゃんのセシリアにも、きちんと背景が描かれていて、結末を知ってから観ると、

ちゃんと前半から出てるんですよね。

芝居の見せ場もあり、ソロ歌もある、良いお役。

 

居場所のない自分を拾ってくれたヴィクトルにきっと恩以上の感情を抱いていたんだよね・・・泣く

ヴィクトルがシャーロットのことを想っているのを知っていても、それでも彼のために

働くことがセシリアの幸せだったんだよね・・・泣く泣けるわー。

 

対して、アデールの華鳥さん。

 

最初はKYキャラで登場したけれど、結局後半にはものすごい空気の読める大活躍キャラになってて和んだにた

 

なんといっても彼女は声が美しく通って、台詞が聞き取り易いところが素晴らしいと思うの。

あと、気になるポイントとしては、あの赤いドレス、レーニャのじゃないかなー?て。違うかな?

 

 

花エルネスト・紫藤りゅうさん&マルセル・綾鳳華さん

 

 エルネストさんはほんわか平和主義ないいとこのご子息で、紫藤さんの雰囲気にぴったり。

でも、台詞の言い回しやタイミングでもっと笑いのとれる役だっただけに、もう少しやりようが

あったんじゃないかとちょっぴり残念。もっとキャラ付けしちゃダメだったのかな?

あと、しつこいようだけど、あのお衣装、マミちゃんのマキャベリじゃないかと。違うかな?(確信なし)

 

 逆にマルセルさんは、綺麗な側近さんって感じで・・・あれ以上やりようがなかったように思う。笑

この人、なんか裏があるんじゃないかと思わせての、ただの側近さんでした。

 

 

その他、国王役のヒロさんはやっぱり重鎮感が半端なかったし、

リオネル爺ちゃん輝咲さんとノアくん彩葉さんには泣かされたし、

バルトロメ漣さんの殺陣の場面は迫力あったし、

ジーヌりらちゃんの乳母さんは可愛らしかったし。

子リュシアン・子ヴィクトルの天希さん天路さんは下級生ながら素晴らしかったと思います。

 

 

 

花さて、ヒロインエマを演じました、我らが真彩希帆ちゃん。

 

 私は、やっぱり希帆ちゃんの姿も声も歌も芝居も大好きで、何をやっても感動するから

俯瞰的な感想を述べることは難しいし、特に今回は初めてのヒロイン姿を拝見できて、

それだけで胸がいっぱいだったから、上手く言葉では表現できないのだけれど・・・

 

とにかくよかった。可愛かった。(小2レベル・・・)

 

希帆ちゃんはすごくヒロイン向きな綺麗で通る声をしているから、台詞も伝わりやすいし、

今回は念願のヒロインということで、ソロ歌も頂いて、多くの方に、この希帆ちゃんの

歌を聴いていただけたことがまずファンとして嬉しかった。

 

お衣装もどれも可愛かったなーちゅん

私は紫のドレスが好ききらきら(聞かれてないけど)

 

最初の本来の自分を閉じ込めて少し鬱としたエマ、

疑いながらもリュシアンに協力し始めるエマ、

心が通い始めて表情が柔らかくなってくるエマ、

リュシアンがシャーロットのことばかりで少し気に入らないエマ、

国を継ごうと決意したエマ、

リュシアンと手を取り合い幸せそうなエマ・・・・

 

表情がくるくる変わり、そのどれもが魅力的で、ファンとして本当に「真彩希帆芸」を

堪能させてもらいました。

 

欲を言えば、髪飾り等のセンスアップ、

そして動きにもう少し品のあるたおやかさが加わればいいなぁなんてことも思いました。

 

主演の礼さんとの並びは、私が2人ともを大好きだからだろうとは思うんだけど、

本当にお似合いで、見た目だけじゃなく、お芝居や歌声の相性もとっても良かったと思うんです。

ダンスも歌も息ピッタリで、なんかこう、上手いを通り越して美しいレベル。

 

娘役のファンとしては、やっぱり相手役の男役さんのファンの方に喜んでいただけるのが

何よりも嬉しいから、礼さんのファンの方々が、今回のバウのヒロインが希帆ちゃんで良かった

と思ってくれれば、これ以上嬉しいことはないなぁと思います。

 

 

 

そうそう。

この公演、フィナーレがなかなか素晴らしくて。

 

最初は瀬央さんセンターの男役さんのダンスナンバー。

その後女役さんたちが出てくるんですけどね・・・そこでね、せおっちとはるこちゃんが

組むところがあるんですよ。

もう、泣けますよね・・・ヴィクトル良かったね、って・・・。

 

その後、琴ちゃんのソロダンス。

かなりの長時間、舞台上ただ1人。ダンスだけで。

すごいな、って思います。

先生からの信頼も厚いんだな、って。

 

そしてそして。

センター奥から希帆ちゃん登場して歌う→琴ちゃん歌いながら登場

→デュエダン→2人で歌い踊る、っていう2人ならではのシーン星

 

 

号泣レベルなみだ

 

 

もう、曲もダンスもお衣装も、そして演出まで素晴らしかった。

2人の声がすごく綺麗に融和していて、心地よい。

そしてなんといっても、ラストの希帆ちゃんのうっとり顔&琴ちゃんのドヤ顔moe

 

 

本当に本当に、この2人が一緒に歌い踊る姿が見られて幸せでした。

次にいつあるかわからないことだからね。

(いや、どんどんあってくれて構わないんだけどね!!!)

 

 

 

♪君となら~前~を向いて~

♪鳥のように~高く高く~

♪エンタ~テ~イ~メン~

 

素敵な曲たちが今も頭をぐるぐる回っています。

私の長いヅカヲタ人生の中でも、とっても心に残る公演でした。

 

以上、長々と感想でしたあは

 

 

 

最後に。真彩希帆様。

初めてのヒロイン、おめでとうございました。

そして、そのお姿を観劇できて幸せでございました。

ありがとうございました。