もう5月ですけれども。
(舞浜コンまでに更新したかった・・・無念!)
実は今年の観劇はじめはこちらでした!
1月に大劇場で観劇して、
あまりに感動してもう1回大劇場で観て
そして3月の東京千秋楽を配信で観ました!
とりあえず現時点で今年見たお芝居の中で
私的にナンバー1です。
泣きすぎてしばらく席から立ち上がれないくらいでした!
ミュージカル・キネマ
『今夜、ロマンス劇場で』
原作/映画「今夜、ロマンス劇場で」(c)2018 フジテレビジョン ホリプロ 電通 KDDI
脚本・演出/小柳 奈穂子
2018年に公開され、大ヒットを記録した映画「今夜、ロマンス劇場で」。
映画愛に溢れる世界観と映像美、ファンタジックなストーリーで多くの観客の心を捉えた名作を、
宝塚歌劇で舞台化致します。
映画監督を目指し助監督として働く健司は、足繁く通っていた映画館・ロマンス劇場で、
奇跡的な出会いを果たす。
それは、映写室で見つけ繰り返し観ていた古いモノクロ映画のヒロイン・美雪──
健司が密かに憧れ続けていた女性であった。
突然モノクロの世界から飛び出してきた美雪に、
戸惑いながらも色に溢れる現実世界を案内する健司。
共に過ごすうちに強く惹かれ合っていく二人だったが、
美雪はこの世界へ来る為の代償として、ある秘密を抱えていた……。
月組新トップコンビ、月城かなとと海乃美月の大劇場お披露目公演としてお届けする、
最高にロマンチックで切ないラブストーリーに、どうぞご期待ください。
ジャズ・オマージュ
『FULL SWING!』
作・演出/三木 章雄
心躍る音楽ジャズで綴るショー『FULL SWING!』。
スウィングのヒーロー誕生を祝うゴージャスなプロローグをはじめ、
時にスタイリッシュに時にソウルフルに、
バラエティに富んだ場面で構成する魅惑のステージ。
新トップコンビ率いる月組の魅力を詰め込んだ、
ファンキーでスウィンギーなジャズの世界をお楽しみください。
主演:月城 かなと、海乃 美月
宝塚大劇場 :2022年1月1日(土) - 1月31日(月)
東京宝塚劇場:2022年2月25日(金) - 3月27日(日)
月組公演 『今夜、ロマンス劇場で』『FULL SWING!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
観劇前の事前情報の段階で
泣くかなー?とは思っていたけれど
ちょっと自分でも信じられないくらいに泣いた。
なんなら序盤からボロッボロに泣いた。
私はやっぱり小柳先生の作品に弱いらしいです。
本当に素敵な作品だった。
「芝居の月組」って昔から言われるけど、
でも実際にここまで芝居で見せることの出来るトップさん、
トップコンビって実は久々なんじゃないかな?って思う。
れこうみの2人の台詞のやり取りがどの場面も本当に素晴らしかった。
といったわけでまずはお芝居
新トップ・れいこちゃん(月城)が演じる健司
ヒーローでもヒールでもないごく普通の青年である、
受け身の主人公だから巧くないと多分埋もれちゃうよね。
れいこちゃんは普通の人を普通に演じるのが上手いんだと思う。
彼女が最初に注目されたのは多分ビジュアルなんだろうけど、
月組に来てくれてありがとうな芝居巧者だし
その上歌えるなんて本当に最強。
あと晩年の健司がイケオジすぎて(笑)
やっぱりビジュアルの強さはこれからも存分に発揮して欲しい。
ヒロイン美雪は新トップ娘役のうみちゃん(海乃)
うみちゃんはさ!
うみちゃんがさ!!
もう本当にヒロインの中のヒロインで!!!
それでいて、立ち回りとかもあって
可愛いだけじゃない男前な部分も見せてくれて
お披露目にして素晴らしいハマり役。
美雪っていうキャラの持ってる勝ち気さといじらしさが愛おしい。
お転婆姫の身のこなしやドレスの着こなしも素晴らしい。
お披露目前から数々の作品でコンビを組んできて
並びの良さはもちろん、
芝居も歌もダンスもどれもこれも
素晴らしい相性であることに疑いはなかったけれど
この芝居中にあるれこうみコンビの場面が
どれも本当に素敵で、
感動的な台詞や2人の表情もたくさんあって
なんて素晴らしいお披露目作品だったのだろうと思います。
♪赤い〜ものは〜の曲は
もうメロディラインが可愛くて可愛くて
それなのにものすごく切なくて
楽しい場面でもボロボロ泣いてしまったし、
この同じメロディラインを老年健司がまた口ずさむのが…
もう…泣けるんですよ…
そしてれいこちゃんの老いた演技がまた上手いんですよ…
後半の映画館での紫のお衣装の場面の美雪の台詞が
どれもこれも大好きなんだけど
やっぱりコンビ厨としては
「私を見つけてくれてありがとう」が
中の人と重なって聞こえてしまって、
そして娘役ヲタとして(特に娘役トップヲタとして)は
お披露目にこれはちょっともう本当に嗚咽レベルで泣いてしまった。
そこからの(ボロ泣き状態での)
「この場所で出会った」とか!
「ずっと一緒にいてください」とか!
「僕が必ず幸せにします」とか!
これまた、なんて素晴らしいお披露目なんだーーーー!!!
って更に更に泣けてしまう・・・(号泣)
それでさ、最後になってさ、健司がさ、
「君は見つけてくれてありがとうと言ったけど
君も僕を見つけてくれたんだよ」
みたいなこと言うじゃん???
もうほんと…私からしたら
2人が出会ってくれてありがとうなんだよ…
本当にコンビを組んでくれてありがとう!
って心からしみじみと思わせてくれた最高のお披露目公演。
ちなつさん(鳳月)演じる京映のスター俊藤さん!
もうね、登場の場面のポーズとキラキラ具合がさすがですよ。
振り切ったキャラ作りが楽しい。
私の周りには俊藤ファンが大量発生しました。笑
「映画界に輪廻の風を吹かせて行くよ!」
ちょっと何言ってるのかわからない俊藤さんも好き。笑
あとさ、なんで俊藤さんと萩京子さんは連獅子なの?
なんで連獅子なんだよw
一体どんな作品なんだよwww
って笑えるからやめてほしい。笑
そこに何か意味はあったのだろうか…???
ありちゃん(暁)が演じるのは
美雪を追って同じ世界からやって来た大蛇丸!
ビジュアルはまぁあれですよ、トート閣下ですよ。
大分すっとぼけた感じしますけども。
ヌルヌルネチネチがテーマの大蛇くんですけど、
健司の部屋に登場する場面のぬるっと具合が
日に日に増していった気がして笑える。
最初は「隣国の王子」って聞いてたし
ビジュアルはかなりかっこいいし
どっちかっていうと敵役ポジションだったと思うんですよ。
でもなんか段々と可愛くなってきちゃってね。
従者たちのアドリブにも巻き込まれてたし。
Twitterのレポでも「今日の大蛇くん(5才)」みたいに言われてて
月組最後のお役がこんな愛すべきキャラでよかったなーって思いました。
れこありの民としては、
少しだけど健司役のれいこちゃんとの
絡みがあったのは嬉しかったな。
(押し入れ登場の演出には本当に感謝したい笑)
(そしてあの瞬間のれこありが舞台写真化されたことにも感謝したい笑)
(もちろん買った笑)
山中くん役のおだちん(風間)がさ
またさり気なく上手くて歌ソロもあって
彼が自然と主人公健司の隣にいるからこそ、
イロモノ担当俊藤さんと大蛇丸くんがまた映えるんだろうなぁ。
みちるちゃん(彩)の塔子さんも
可愛らしいお嬢さんでどの場面のお衣装も似合ってて最高。
出てくるたびにみちる可愛いbotと成り果てた笑
ただのお飾りじゃなくちゃんと京映っていう会社のために
働いてるとこがまた応援したくなっちゃうのよね。
いやしかしね。
本当に出て来るお役どの子もみんなお芝居上手で感心する。
三獣士とか俊藤さんの取り巻きたちとか
大蛇丸くんの従者とか警官の子とか
どの子も素晴らしかったのよ!
ってかさ!三獣士!鳩三郎!
みよっしー(柊木)これかなりの儲け役よね。
元から上手い子だったけど今回もまた素晴らしかった!
ではでは以下その他印象に残った点など。
今回のショルダータイトルは
「ミュージカル・キネマ」
この作品を本当に上手に表現してると思う。
これっていつも演出家さんが考えるのかな?
やっぱり私は小柳先生のセンスが好きだな。
最初の病院のシーンの看護師さんたちの会話
「もしかして遺産狙い?」
「お孫さんかな?」
みたいなのがさ、辛いよね。
でもそんな風に見られることも多かったんだろうな。
それでもきっとあの2人には幸せな生活だったんだろうな。
(ってここですでにちょっと泣いてる)
映画の世界に健司が入り込んだようなプロローグ好き。
舞踏会の場面でうみちゃんの隣にゆいちゃんがいて嬉しい。
映画館へ向かう健司の歌ソロ、
銀橋に向かうところでもう泣いてた。
(かなり序盤)
映画を見に行く=美雪に会いに行く、だもんね。
きっと頭の中は美雪のことでいっぱいなんでしょ?
キラキラとした表情の月城健司。可愛いの塊。
健司が通う映画館。
その名が「ロマンス劇場」
そこの館主である本多さん
この光月組長演じる本多さんと健司の会話も
作中でとても重要だったし泣けた。
健司は本当に映画が好きなんだな、ってことも
本多さんとの会話から伝わって可愛い。
美雪姫に恋してる健司だけど、それ以上に
「お転婆姫と三獣士」っていう映画が好きなんだよね。
本多さんから「この映画売ることにした」って
言われた健司がこれでは美雪に会えなくなってしまうー!
ってなるところから物語は動いていくんだけど、
このやり取りの時にスクリーンの中の美雪も
それを聞いて「え?」ってなってるんだよね。
当然スクリーンの中の映像は事前に撮影されてるわけで
背後の映像とちょうどタイミングが合うように芝居してる
るうさんとれいこちゃんさすがだなーと思ったりもしました。
そのね、事前撮影された映像の場面も
凝っててさすがだった!
幕開けの華やかな舞踏会の場面、
健司が見てる映画本編の場面、
そしてラストシーン。
どこも可愛らしくて素敵だった。
お稽古段階で撮影したんだろうから
諸々の詳細設定がその時点である程度固まってる必要性があるよね。
お芝居作りながら、そうだ!ここに映像であのシーン入れよう!
みたいなことは容易にはできないんだもんね。すごい。
今回の公演で、お芝居の上手さで注目したのは
警官役の朝陽つばさくんでした!
銀橋であれだけの時間1人芝居できるとか。
しかも上手いしくすりと笑えるし。
大劇場公演中は狸吉の代役をされてるのも見ました!
こちらもまたお上手で。
(でもやっぱりれんこんさんの狸吉が恋しくなりました。
東京公演では復帰されてて安心しました!)
映画の中の世界から飛び出して来た美雪(可愛い)
それを戸惑いつつも受け入れている健司(可愛い)
美雪から「僕(しもべ)」って呼ばれて
「王子様って言うのは?」とか自分で言っちゃう健司(可愛い)
即却下される健司(可愛い)
健司の部屋に散々悪態ついておいてすぐに寝ちゃう美雪(可愛い)
「おやすみなさいお姫様」とか言ってお布団かけてあげる健司(可愛い)
(このあたりの流れ、ちょっと「ローマの休日」の
ちぎみゆを思い出しました)
健司の職場=京映=映画会社に美雪が見学に行くのも
可愛くて大好きなんだけど、
中の世界のままのドレスじゃ目立つからって
お着替えした後のオレンジドレスが
これまたうみちゃんに超絶似合ってて、
多分私めっちゃでれでれ顔で見てたと思う。
そしたら私以上に健司がでれでれしてた(可愛い)
そうだね、お着替えした美雪さんも綺麗だね、健司!
結局美雪があれやこれやしてくれたおかげで(笑)
大事故が起きて会社から怒られちゃう健司くんは
「あなたと出会ってから災難ばかりです」って
ちょっと怒ってるんだけど、
でも、そんなこと言いつつ見放さないんだよね。
美雪が探してた大切なオカリナもいつのまにか
見つけてくれてて「さ、行きましょう」って。
なんだよ結局一緒にお前のうちに帰るのかよ
ってちょっとニマニマしちゃう・・・笑
ここでさ、美雪が
「健司!誉めて遣わすぞ!」
ってさ、言うのね。
お前とかしもべとか言ってた美雪が初めて
名前を呼んでくれてすっごく嬉しそうな健司が
可愛くて再び涙腺決壊。
(これもまだ案外序盤です笑)
るねちゃん(夢奈)演じる清水さん(京映の部長)は
リアルにいそうな感じが上手いし
仕事できそうな感じがかっこよかったです!
シナリオハンティングの場面
ここはもう最初から最後まで可愛さがあふれる名場面
(そしてあまりに楽しそうな2人の姿に涙止まらず)
そして月組子たちが隅から隅までなんかやってて忙しい場面笑
ここで2人がとっても楽しそうに歌う
「カラフルワールド」がね、
とにかく涙腺を刺激するんですよ・・・
モノクロの世界から飛び出して来て
「色」っていうものが新鮮で楽しくてたまらない美雪との
掛け合いの歌なんだけど、ここの「黄色いもの」で
「お月様」を出してくるのもさすがだし
「赤いもの」で「かき氷」を出して来て
そこからのあーん(スプーンですくって口元に持ってくアレね)の
展開に持ってくのとか神でしたね。
可愛すぎて多分私客席で複数回小爆発したと思います。
いやほんとマジで。笑
ついに美雪から「王子様」とか呼ばれて
調子に乗っちゃった健司くんが
「王子様とヒロインは
ここで初めて手を繋ぐんです」
とか言っちゃうの、
おいおまえ…って思わなくもないんだけど(笑)
なんかもうそんなのどうでもよくなる可愛さで。
2人の後ろで踊る幻想のカップルたちも素敵だった!
ま、私は黄色の花柄ワンピで片側おさげの
ゆいちゃんにロックオンだったんですけどね。
ゆいちゃん(結愛)と言えば、
今回はセブンカラーズという
京映ニューフェイスのメンバー役だったのですが
7人で銀橋に並ぶところも可愛くて
台詞はなくとも舞台上でずっと何やら小芝居をしていて
これまた最高に可愛かったです。
ですが。
彼女に芝居での活躍の場がもっとあるといいのになぁと
残念にも思ったのは事実です。(ちょいと本音)
なので今回は代役という形であれ
ゆいちゃんの「写真の女」を見られたのは嬉しかった!
大劇場では羽龍ちゃん(きよら)版も観てますが
どちらも存在そのものが可愛くて、
でもどこか非現実感もあって素敵でした。
羽龍ちゃんは俊藤さんの悪魔祓いの場面での
妖怪の歌姫もよかったですね。
あの小柄な身体からよくあれだけの強い歌声が
出てくるものだと感心してしまう。
ここの代役はりりちゃん(白河)だったけれど
羽龍ちゃんよりも大柄な分、とっても大人っぽい仕上がり。
彼女も素晴らしい歌い手さんですよねー!
シナリオハンティング帰りのお2人さんに話を戻しまして。
まだまだ調子に乗り続けてる健司くんが
「そして2人はここで
口付けを交わすんです」
とか言い出しちゃうのもうほんとアホ可愛いんだけど!!!
「無理ですよね?
まだ手も繋いだことないのに!」
ってアハハエヘヘで誤魔化してる健司だけど
(そしてそんな健司も可愛いけど)
でも私は聞き逃さない。
「まだ」ってなんだ「まだ」って。
これからそうしたい欲が見え見えじゃないかーーーー!!!
可愛いーーーーー!!!!
(中身がれいこちゃんだと思うと更に可愛い)
ここで美雪が電話ボックスの中に入って
ガラス越しのキスシーンになるわけで・・・
なんだこのきゅん展開・・・
なんて美しい世界・・・
「あなたとのことを映画にしたいんです」
って真剣に伝えてくる健司。
「どんな結末になるんだ?」
と問う美雪。
「まだ決めてないけど絶対ハッピーエンドです!」
って嬉しそうに断言する健司。
これは・・・美雪には辛いよね・・・
本当は手だって繋ぎたいしキスだってしたいよね。
でも出来ないんだよね。
そしてその理由を伝えることも出来ない。
社長令嬢の塔子さんは健司のことが好きらしい。
あんな女との方があいつは絶対幸せになれる。
そんな風に思っちゃったんだよね。
ここでのうみちゃんの銀橋ソロは素敵だったけど
なんとも胸がぎゅっとなる切なさでした。
こんな切ない空気の中で
やって参りましたお待ちかねの
健司くんと大蛇丸くんの、
いやれいこちゃんとありちゃんの
押し入れの場面です。笑
近所で聞き込みをしたっていう3人組に対して
その恰好でですかー?ご近所で噂になるじゃないですかー?
みたいに驚いてる健司くんが、
このあたりのれいこちゃんの演じ方というか
台詞の出し方やトーンやそのあたりが上手で
ほんっとうに好きだった。
非現実の登場人物たちとの存在の仕方が全然違って見えたし
多分リアルに普通に存在する方が
舞台で表現するのって難しいと思うから
ここはれいこちゃんの役者としての巧さなんだと思う。好き。
で、この、美雪を追ってきた大蛇丸と健司の場面。
健司が部屋の押し入れを開けるとそこには大蛇丸、
っていうれこありのお顔超近距離の美味しさもあり、
従者たちのアドリブが毎回楽しみでもあり、
の場面だったんだけど、それだけじゃなく
美雪たちは人の温もりに触れると消えてしまう
=自分は美雪に触れられないっていう事実や
ずっと年を取らず今の姿のままである事実を
知らされるなかなか重要な場面でもありました。
美雪が年を取らないってことは
健司だけが一方的に年老いていくということで……
ここで大蛇丸の放つ
「醜悪だな!!!」の台詞がなぜかとても好きでした。笑
(可愛い大蛇くんらぶなので笑)
ここでの大蛇丸と従者たちの
「哀しき孤独のタンゴ」も大好き!
俊藤さんのレッツ輪廻に並ぶヒットワードですわ。
ありちゃんもある意味声量おばけタイプだと思うんだけど
この曲もとてもよかったですー!
ただ歌詞の内容とかは
「彼女の肩を抱きしめて
慰めることもできず」
とかなので、これね、これから手をつないだりとか
口付けを交わしたりとかしたかった健司くんにとっては
それはもうショックですよね・・・
でもね、それと同時に、これまで美雪さんが
自分の差し出した手を受け入れてくれなかった理由に
気付くというか納得するというか、ね。
そんなようやくいろいろ事情を呑み込み始めた健司くんなのに
美雪が荷物を持って「出ていく」とか言い出すんだからさ、
本当に辛いし、ラブストーリーに必須の主人公たちの
すれ違いにヤキモキするところですよね。
そんな健司の背中を押す俊藤さんとの場面も好きでした。
トップさんと2番手さんの場面がしっかりあるっていうのもいい。
今回この俊藤っていう男が
ただの人気を鼻にかけた嫌な奴じゃなくて
天性のスターではあるけれど、人格者であったことも
とてもよかったし、それをちなっちゃんが
とってもナチュラルに演じていたのもよかった。
「行け青年!」って言うシンプルなお言葉が
まっすぐな健司にしっかりと届いたんだと思う。
(勉強になります!!!)
そしてここから、大好きなロマンス劇場の名場面になるわけですが。
事前情報で、主人公健司がずっと映画の中の登場人物である
美雪に恋してる設定なのは知ってたんですよ。
で、それに対して美雪の
「見つけてくれてありがとう」の台詞があって、
それが私には中の人(れこうみ)のお披露目と被って
聞こえてしまって号泣したのは上で書いた通りなんですが。
観劇して初めて知ったのは、
美雪もずっとスクリーンの中から
健司のことを見ていたっていう事実。
映画の公開当時はたくさんの観客が自分たちを見に来てくれていた。
でも、だんだんと客が減り……いつしか観客がいなくなった時に
自分たちは消え去る存在だとそんな運命だと知っていたけれど、でも。
そんな時に、ずっとずっと変わらず自分を見に来てくれていた健司。
そんな健司に会ってみたくなってその世界を飛び出して来たんだ、
っていう美雪からの告白。
それがあっての「見つけてくれてありがとう」にはねぇ、
もう本当に涙が止まりませんでした・・・
トップコンビ厨の私には思い至らなかったけれど
「まるで自分が贔屓に言われてる
ような気がして泣いた」
っていう感想もよく見かけて、
そっかそんなとらえ方もあるんだな、と。
とにかく、芝居巧者なコンビがお披露目作にして
最高の名場面を作ってくれたなぁとしみじみ思いました。
そこからの2人が一体どうやって暮らしていったのか。
詳しく語られることはなく、ただ、
少しずつ健司が老いて年の差が離れていく様子を、
それでもいつだって幸せそうな2人の様子を、
3組のカップルで曲中で見せたのは素晴らしかったですね。
ここは劇場ではイケメン眼鏡彩音に視線持ってかれてしまったので
配信で初めてちゃんと見れました。笑
この間にお着替えしたれいこちゃんが
ロマンスグレーにお髭のイケオジで出てくるんですけど、
ここはちゃんとれいこちゃん本人が
老年まで演じてるの大正解ですよね。
れいこちゃんなら老け演技も本当に自然に上手に
見せてくれますしね。
ここで私の大好きな
「君は見つけてくれてありがとうと言ったけど
君も僕を見つけてくれたんだよ」
となるわけなんですが。
健司は人生の最期を迎えようとしていて
それを悟った美雪が
最後に抱きしめて欲しいってお願いするんですよね。
ずっとずっと触れないように消えてしまわないように
大切に大切にしてきたであろう彼女を最後に抱きしめる。
初めて健司の温もりを感じて「あたたかい」と涙する美雪。
見た目には祖父と孫に見えるほどの年齢差があって、
健司は死んでしまうし、美雪は消えてしまう。
本当に素晴らしいロマンスに溢れた空間だったなぁ、と。
(・・・と書きながら思い出し泣きしております・・・)
ですよねー!天音先輩ーーーー!!!
(じゅりちゃんとりりちゃんの看護士コンビも好きでしたよ)
ラストはまた映画の中のシーン。
でも、冒頭と違って、健司はスクリーンの中にいる。
ちゃんと王子様として。
このお芝居中、れいこ健司が跪くシーンが
3回あるんですよね。
1回目は、なんちゃって王子様で風車を。
2回目は、これから一緒に生きていこうと指輪を。
そしてラストの3回目は、王子様として薔薇を。
この薔薇がモノクロから鮮やかな赤に色づき、
そこから世界に色が広がっていく様子は
舞台で見ても配信で見ても本当に綺麗だったし
この作品の舞台化においての大きな成功ポイントだと思う。
映画の中の登場人物たちにちゃんと綺麗な色が付いていて
「お前たちそんな色をしていたのか!」って
なぜか美雪口調で突っ込んでしまう。笑
みんな可愛い。(特に三獣士!)
ラストはもう舞台の隅々までみんな可愛くて
ずっと泣き続けてました・・・
本多さんの隣に写真の女が寄り添っていることにも、
山中くんがちゃっかり塔子さんの肩を抱き寄せてるのも、
大蛇くんを従者が一生懸命励ましてくれているのも、
そして健司と美雪が幸せそうでキラキラしてるのも。
どこを見てももう泣けてしまう・・・
だってさ、もうれいこうみコンビの
王子様とお姫様とか麗しすぎて
そのあまりの美しさに感動して涙出るよね。
観劇後に改めてポスターを見ると、
どなたかが言ってた
「2人はこんなに近くに隣り合ってるのに決して触れてない」
っていうのもぐっときてしまいました。
本当に本当に素晴らしい素敵な作品。
この作品に出会えて本当によかった。
れいこちゃんうみちゃん、ありがとうーーーーー!!!
続きましては
ショー「FULL SWING!」
あ…の…3番手さんてショーでこんなに見せ場を
いくつももらっていいんでしたっけ…???
これがショーの最初の感想です(笑)
(ありちゃんのモンペなので)
れいこちゃんのアデューのとこだけは
なんだかイマイチ締まらないなーってのと、
せっかくのお披露目なんだし
3組デュエダンの後に残ったれこうみの2人の時間が
もう少し長いといいのになーっての以外は
トップコンビの場面もそれぞれカラーが違って素敵だったし
楽しいよく出来たショーでした!
プロローグ~The Beginning
まずはセリ上にトレンチコート姿で
登場するれいこちゃん。
新トップスターのお披露目ショーの登場に
こうやってしっかりと拍手を送れる演出はいい!
かっこよさと歌の上手さ、っていう
れいこちゃんの強みをまず前面に押し出してくるのもいい!
そこから続々と踊りだしてくる
同じくトレンチコートにハットの
ちなつさん、ありちゃん、おだちん。
4人で踊る場面は新月組のセンターの顔見せっぽい。
(でもこの並びがまさかこれで最後だなんて・・・涙)
プロローグはテーマであるジャズのリズムが楽しいし
主題歌で月組子が本舞台にズラリと並ぶのは圧巻だし
スターさんが銀橋を歌い継ぐのも素敵。
途中「ビギン・ザ・ビギン」で
ちょっとスローテンポになるのも
緩急の緩で流れに変化が出ていい。
人数も絞って、現月組の少数精鋭!って感じでね。
そのたっぷりとした曲調がれいこちゃんに合ってて
この名曲を歌い上げる新トップのスターっぷりはさすが!
お洒落で大人っぽいこのコールポーターで踊るトップコンビが
これまた本当にかっこよくて美しかった!
(さききほのビギンとよもや同じ曲だとは思えない笑)
(あれはもうディズニーのパレードのようだった)
(あ、だいきほお披露目のSV中詰のお話です)
うみちゃんの隣にありちゃん、その間の1列後ろにゆいちゃん、
っていう私の黄金三角形になる瞬間があったんだけど、
いざカップル振りになったらゆいちゃんはするするする〜と
風間さんのお隣に行ってしまって、
くうぅぅぅぅぅ~身長か?身長なのか?
絶好のありゆいチャンスだったのにー!と1人で地団駄。笑
でもプロローグのラストにみんなでずらっと並ぶところは
ありちゃんのお隣がみちるちゃんでこの並びは新鮮で嬉しい!
あとね、ちなつさんがね、やっぱり上手いのよ。
プロローグのカップル振りで
他カップルが2人で同じ方向を向いている時に
娘役さんの方を向いて顔を見合わせていたりするの。
あれはきゅん死する。策士だわ。
トップさんが歌えて芝居が出来て、
娘役トップさんは踊れて芝居もよくて、
っていうところでのんゆうこ(久世風花)に近いものを
れこうみには感じてたんだけど、
ショーのプロローグが少し「ザ・モダーン」っぽくて、
いやーうたみみ(剣こだま)に近いのかなーとも思ったり。
川霧の影響も多分にあるとは思うんだけど。
そんなプロローグでしたね。
プロローグ終わりにトップコンビが銀橋に残っての
フレネシーも最高に素敵だった!
れこうみはそれぞれがものすごい歌手ってわけじゃ
ないかもしれないけどデュエットの相性が良くて、
あと何度も同じこと言って申し訳ないんだけど
やっぱりどの場面でもどんなテイストのお衣装でも
「美男美女」で出てくるからなんかもうそれだけで満足しちゃう。
うみちゃんは美しきダンサーってイメージだったけど
れいこちゃんと組むことでものすごくお芝居がいいし、
逆にれいこちゃんはうみちゃんと組むことで踊っている姿がかっこいい。
踊れる娘役さんは決めポーズが綺麗だし上手に男役さんの腕の中に収まるから
そんな娘役さんと組む男役さんもかっこよく見える。
宝塚のトップコンビのそんな相乗効果、大好きです☆
No Rain,No Rainbow
(通称ノマドの場面)
ここはもうすみません終始ありちゃんしか見てませんでした笑
この場面の青のお衣装、とっても似合ってて素敵でしたよねー!
ただただ踊り続ける数分間・・・
セリ上から飛び降りてくる時のあのかっこよさね
ジャンプの高さね
飛んでる瞬間の手足の綺麗さね
場面設定などはナウオンで解説を聞いて
ようやく理解したけれど
いやごめんなさい・・・
聞いてもよくわからなかった・・・かな・・・笑
最初の苦しそうな表情から
だんだんといきいきとした表情へ変化していくのがよかったなー!
月組最後のショーでこんな芯になる場面をもらえて
なんだか嬉しかったですーーー!!!
ジゴロの場面
ジゴロのちなつさんがギラギラお衣装の
じゅり(天紫)ゆうき(蘭世)みかこ(羽音)を率いて銀橋へ。
新鮮な並び。
この場面のセンターはちなちゃん×はーちゃんで
それもまたなんだか新鮮でよかった。
この場面はただただひたすらに
曲も振りも明るくはじけた楽しい場面でした!
確かちなっちゃんの後ろに
みちるゆいがシンメで踊ってて、
困る…これは困る…どう見たらいいんだ…ってなった記憶。
みちるちゃんは黒の大きなリボンで
ゆいちゃんは金髪に茶系ドレスで
踊る2人がもうたまらぬ可愛さであった……
(ありがとうありがとう)
カフェの場面
(ジャンゴの場面)
まず銀橋に出て来たれいこちゃんが
黒豹の軍服着てて懐かしかったーーー!!!
この場面、娘役で踊る時のセンターが、
うみ・みちる・ゆいの3人で、
私の好みの可愛い子集まってて極楽であった。
うみちゃん緑みちるちゃん青ゆいちゃんピンクで
鬘も3人とも雰囲気が全然被ってなくてみんな可愛かった!
最初に出て来た蝶々と言い、
場面設定はちょっとあんまり理解できてなかったんだけど
でも美しいうみちゃんと踊るジャンゴれいこちゃんが
とびきりのイケメンだったのでそれだけでこの場面はよしとします。笑
中詰
ライトがつくと銀橋にスターさんがズラリ。
センターにはおだちん!!!(ひゅ~!!!)
ここでおだちんの歌う
「ニューヨークニューヨーク」がね、
もう絶品であった!!!
歌が上手い・声がいい・かっこいい。すごい。
全体的にこの中詰のお衣装の落ち着いた色合いとても好き。
そして舞台奥セリ上に登場したありちゃん!!!
「Night & Day」
めちゃめちゃかっこよかったんだけど……
ここは……もうすこし歌わせて欲しかったーーー!
まぁありちゃんなら踊らせたくなっちゃうのわかるし、
最高にかっこよかったからいいんだけどね!
(結局なんでもよくなっちゃう)
歌途中での「You!」「You!」「You!」の
指さし3連発は毎回何人か召されてましたね…
あれは本当にかっこよかった!!!
ありちゃんがこんなにバシッバシの男役さんになるだなんて…
(胸熱)
そしてしっとりとちなつさんの
「ストレンジャーズインザナイト」
みちるちゃんじゅりちゃん羽龍ちゃん
(東京はりりちゃん)
そして我らがゆいちゃんが大人っぽいドレスで共に銀橋へ。
可愛いよねぇほんと。みんな可愛い。
みんな可愛いから余計にちなつさんがかっこよく見える。素敵。
そしてれいこちゃんの登場。
曲は「マイウェイ」
ここでれいこちゃんの歌うこの曲は、
さすが芝居の出来る人の巧さで
歌詞も素敵だからなんとか映像に残して欲しいなぁ。
歌の途中で本舞台に登場するうみちゃんが
グレーのドレスが良く似合ってて
美しいソロダンスについうっとりしちゃう。
銀橋ズラリで踊りに踊って圧!圧!圧!みたいな中詰ラストが多い中、
今回は銀橋に乗るのはれこうみちなありおだの5人だけで
花道から本舞台にみんな並んでマイウェイを歌い上げていて、
今のこの世の中事情も相まって、
ただただ高い場所を見つめて歌う姿に胸がぎゅーっとなってしまいました。
後半の歌い上げの時に銀橋メンバーはじめ
ほとんどみんなしっかりと板を踏み締めて手振りだけなのに
銀橋のありちゃんは脚もずっとリズムに乗ってて可愛かったね笑
で、その中詰終わりで
いわゆる中詰おかわりの場面。
銀橋に残るちなありおだの男役スター3人。
「I'ts All Right with Me」
(この曲大好き!)
全員上手くてかっこよくて
全然個性が被らなくて見応えあって素敵だった。
千秋楽の日には
ちなつさんおだちんそれぞれから
「ありー!」という掛け声もあり
ラストの花道でもありちゃんをセンターにしてくれましたね。
本当に3人仲良しで可愛い・・・
ここ、最後の暗転までもうちょっと3人に
ライトあててほしかったなーなんて思ってたんですが、
ちなつさんこの次早変わりなんですよね・・・
ってことでそんな早変わりのちなつさんがご登場されるのが
ミッドナイトイン巴里
ここのうみちゃんのビジュアルが
ど真ん中ストレートで大好きでした!
赤と黒のタイトドレスで大人っぽくて超好き。
まぁでも設定はよくわからない…かな…
あと、れいこちゃんのスーツはあれで…いいのか…
それもよくわからない…けどまいっか。
終わり方もよくわからないし
拍手すべきタイミングもいまいち掴めなかったんですが
でもまぁ地団駄れいこちゃんは可愛かったですよ?
あとね、うみちゃんの腰にちなちゃんが手をポンとするのとか。
かっこいいしきゅんとしました。さすがっす。
ここでもみちるちゃんとゆいちゃんがうみちゃんの両サイドにいて
それぞれ男役さんと組んで踊ってるのを見るのが大好きでした!
自分でも何言ってるんだろうなって思いますけど。
みちるちゃんのあのどんな場面でどの男役さんと組んでも
醸し出してくるプラトニック感はすごいですよね。
それに対してゆいちゃんのあのどんな場面でどの男役さんと組んでも
醸し出してくる一線越えてる感もすごいですよね。
何言ってるんでしょうね。笑
お次は、
白雪・晴音・夢奈・蓮の4人の銀橋渡り。
これはまた素晴らしいメンバー!
黄色×黒のお衣装で素敵☆
続いて黄色ドレスが可愛い
天紫・白河・羽音(大劇場はきよら)が銀橋へ。
なんで月娘ちゃんってこんなに黄色ドレスが似合うんでしょうね。
お歌も上手で可愛くて最高☆
その次に出てくるのが・・・
みちるー!!!
うわぁーん可愛いよー!
可愛いよみちるーーーー!!!
まさかみちるちゃんが1人で銀橋渡るなんてね・・・涙
そしてまたしても黄色のお衣装で登場してくるのが
ありちゃーん!!!
うわぁーんかっこいいよぉキラキラしてるよぉ眩しいよぉ。
歌もダンスも最高では・・・???
しかも曲が「ジャズマニア」とか!!!(最高)
ありちゃんはさ、
ノマドの場面が「スターダンサー!」っていう華やかさは
1番感じたしもちろんかっこよかったんだけど
でも私はナンタンデーとジャズマニアが好きだなー!
ここ、決して曲のせいじゃないと思うんだけど、
ふとした瞬間の動きになぜか真琴さんっぽいところがあって、
ひぇぇぇかっこいいよぉぉぉぉってなったんだよね。
(まぁ私の好みってことですよね要は笑)
そこから続くロケットは、
みんな猫耳&しっぽがついてて可愛かったんだけど、
真ん中あたりの男役さんたちのダンスレベルが高くて驚き。
下級生さんに詳しくないのでどなただったのかは
わからないんですけど、皆さんかなり踊れるのでは???
フィナーレ
大階段の真ん中にれいこちゃん。
そこに四方八方から集まって来る
赤×黒ドレスの娘役さんたち。
ここ、上下だけじゃなく大階段の中段からも
娘役さんが出てくるのすごく好き。
ここのれいこちゃんのお歌、
ものすごく雰囲気も音域も合ってていい。
上手いしかっこいい。
その後ろから大階段降りてくる男役さんたちが
なんであんなテンポ(超絶速い)なのかわからないけどでも好き。
後半にちなちゃんが少し歌うソロもかっこいいし、
その時にれこありおだでトライアングルになるのもいい。
初日の中継を見た時には、
なんだよこの振付はよエアロビかよ(酷)と思っていたのに、
いつの間にか癖になり結局大好きになり
今すぐまた見たくなってるから宝塚のショーは恐いよね。笑
デュエダン
今回は
れいこちなつあり&うみみちるじゅり
の3組デュエダンでした。
私はこんな構成嫌いじゃないですけど、でもやっぱり、
トップコンビのお披露目作ってことを考えると
しっかりと2人だけで踊らせてあげたかったような気もしてしまう。
まーでも、リフト専科ありちゃんが
うみちゃんともみちるちゃんとも組んでて
そんな貴重な姿を見られたのは嬉しかったです。
あと、東京千秋楽中継では
れいこちゃんの特大ウインクや
れこありのアイコンタクトも
バッチリと映ってて、これも嬉しかったです!
パレード
エトワールはおだちん!!
基本的にはエトは娘役さんであってほしい派だけど、
これだけちゃんと歌えるスターさんならば
男役さんでもありかな、って思う。
おだちんは迫力もあって上手で素晴らしいエトでした!
おだちんと一緒に歌うのが
りりちゃんと羽龍ちゃんで
これがまた素敵だったんだけど、
東京では羽龍ちゃんの代わりに
私の大好きないちごちゃん(咲彩)で!
それもまた嬉しかったです。
嬉しかったといえばですね!
パレードのセンター降りで
みちるじゅりが一緒に降りてきたこと!
娘役さんだけの階段降り!最高!可愛い!
毎公演楽しみな娘役トップさんのお衣装だけど、
今回のうみちゃんのドレスも
ベージュイエローっぽい
組カラーでもあって落ち着いた素敵な色味で
裾も3段くらいのフリルになってて可愛くて
そこに大きな白い羽根を背負ってて
とっても似合ってたし可愛かったし
新しい月組のプリンセスの誕生だなぁと
微笑ましく思いました。
(ただお歌は高音パートすぎて可哀想だったよ)
れいこちゃんも本当に
「新・月のプリンス誕生」って感じで
ノーブルなお美しさに目玉焼きみたいな羽根が可愛くて
改めてお披露目おめでとうの気持ちでいっぱいになりました。
大劇場公演・東京公演共に千秋楽には
組替えを控えたありちゃんのご挨拶もありました。
しっかりとしたご挨拶を聞いて頼もしく感じると同時に
本当に月組からいなくなっちゃうんだなぁと寂しくも思いました。
大劇場の楽のカテコではれいこちゃんからありちゃんに
「思いの丈は東京にとっておく」というお話があって、
そして無事迎えたその東京楽のカテコではれいこちゃんが
ありちゃんについてとっても温かいお言葉を贈ってくれました!
「ありちゃんと作る舞台は本当に楽しい」
「上級生下級生の枠を越えて信頼できる関係が作れて嬉しい」
「昨日ありちゃんから貰ったお手紙に
これからも仲良くして下さいって書いてあった」
「そんなの当たり前でございます」
「私だけじゃなくみんなでこれからのありちゃんを応援してる」
・・・あーもうれいこさん温かいよね優しいよね。
これでれこありが一緒に並ぶ公演最後とかほんとなの・・・???
ちょっとまだ信じられないんだけど?
そのあと「月組恒例大ジャンプ」の掛け声も
「ありちゃんに」と言ってくれて
「えーいいんですか?」って言いながらも
(「もういいんですか?」「なんて言うんでしたっけ?」とか
大分ありちゃん動揺してたけど笑)
「月組ー!」って楽しそうに叫んだありちゃんでした☆
この公演、最初に観劇したのが1月上旬だったんだけど
公演中止が発表されたタイミングだったから
無事に幕が開いて自分が観劇出来ていることに
改めて感謝した公演でもありました。
以上!
近年最高レベルで感動したロマ劇と
案外ハマってしまったFULL SWING!についてでした!
(これまた長文になりましたな・・ははは・・笑)
お次は「笑う男」についてを書きたいと思います!