「バロンの末裔」「アクアヴィーテ!!」@宙組全ツ配信

続きまして。

 

12月に配信で拝見しました

宙組さん全国ツアー公演について。

 

(配信も含め、これが2021年の

 宝塚納めでございました)

 

(えぇそしてもう宙組さんはネバセイの

大劇場公演を終えてしまいましたよね)

 

 

ミュージカル・ロマン
『バロンの末裔』
作・演出/正塚 晴彦
貴族階級の支配が崩れ去った20世紀初頭のスコットランドを舞台に、

男爵家に生まれた男が、双子の兄の婚約者への叶わぬ想いを胸に抱きながらも、

愛する土地と人々を守る為、貴族的な潔さでダンディに生き抜く姿を描いた物語。

1996年、月組久世星佳のサヨナラ公演として上演され、

心揺さぶる主題歌と共に鮮烈な印象を残した作品の初の再演となります。


ショー・トゥー・クール
『アクアヴィーテ!!~生命の水~』
作・演出/藤井 大介
香り高く、味わい深い、大人の飲み物ウイスキーをテーマにしたショー『アクアヴィーテ!!』は、

2019年に上演され、大好評を博した作品。

個性的なウイスキーからイメージした数々の場面において、

スタイリッシュでクールな格好良さを持つ真風涼帆を中心とした宙組メンバーの

多彩な魅力をお届け致します。

全国ツアー版としてブラッシュアップした『アクアヴィーテ!!』の香り豊かな世界を、

是非ご堪能ください。   

 

主演:真風 涼帆、潤 花

公演期間:2021年11月21日(日) - 12月9日(木)

 

宙組公演 『バロンの末裔』『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

「バロンの末裔」という作品は私にとっては

全ての曲や場面に思い入れがありすぎて

最後までずっと泣いてました(号泣)

 

なのでショーはちょっともう疲れて

ぐったりしながら見たんだけど

それでも楽しかったです。

「アクアヴィーテ」はテンション上がる

良きショーだと思います!

 

 

ただですよ。同じ宙組でも、

プロプロ組は観たいのがキキじゅりそらだったから

そのまま作品ごと楽しめたけど、

全ツ組は男役ならゆいな、娘役ならサラちゃん

が見たい人なので配信だとなかなか映らなくて

ずっと画面の端を探し続けて終わった気もする。笑


あと、ショーの途中で

そういえば私こってぃ好きだったな

ってことを思い出したりもしました!

ショーで踊ってるこってぃが好きなんだよね。

ますますかっこよかった!

 

 

 

というわけでまずはお芝居

「バロンの末裔」について。

 

 

バグパイプの音色から始まる。

初演と同じ。懐かしい。

スコットランドの世界が広がる。

 

 

真風氏は主役のエドワード

その双子の兄ローレンスの2役。

 

それぞれどちらも良かったと思う。

 

ってかさ、どんなお役でも真風の

「カッコイイ」は絶対だからね。

本当にどのお役もかっこいいんだよ。

 

エドワード、最高にかっこよかったし

素敵だったし、だからこそとっても切なかった。

 

ローレンスの可愛らしさも想像以上。

 

初演同様の双子入れ替わり場面もあって、

あの場面好きだったから残ってて嬉しい。

確か初演時は兄ダミーが水夏希さんで

弟ダミーが大和悠河さんでしたね。懐かしい!

 

 

 

かのちゃん演じる

ヒロイン・キャサリン

これもまた難しいお役だよね。

 

かのちゃんは台詞声が落ち着いててとてもいい。

 

キャサリンの品のあるお衣装の数々も

とっても素敵に着こなしてくれてて嬉しい。

 

この作品が

真風・潤コンビで再演されたの、

本当によかったと思う。

 

 

ずんちゃんは本人の持ってる陽の魅力が

リチャードにもとっても活きてたと思う。

 

あと、恋人がいるお役もすごく合う。

 

その恋人ヘレンひばりちゃん

ちゃっかりさと可愛さが合っててよかった!

 

 

もえこちゃんウィリアムもピッタリなお役だった。

 

これまでもスタイルの良さと歌の上手さは認識してたけど

「かっこいい」って思ったのは今回が初めてだった!

(すみませんね、正直で笑)

 

 

その秘書ブリンクリーこってぃっていうのも

最初に配役を見た時にはちょっと意外だったけど

「銀行頭取秘書のこってぃ」ってイメージ通りだし、

歌も芝居も上手いし、

何よりずっともえこちゃんの隣にいるこってぃって

それだけでありがとうだよね・・・

 

 

この作品、最初の数場面で最高!って

いつも思っちゃうんだけど、

 

ローレンスとキャサリンで始まって

ボールトン家の窮状が明らかになって

リチャード&ウィリアムが歌って

そのセンターから今度はエドワードが登場する。

 

主題歌「I WISH」は本当に

いつ聞いても素晴らしい曲。



ずんちゃんももえこちゃんも

かっこいいし歌も上手いしで最高。


そして真風氏がエドワードで登場しただけで

もうぶわっと涙が出た。

 

これはやっぱり当時の久世さんの面影が

蘇ってしまったからかな。

 

 

あ、あと、この場面、

お下げ髪のサラちゃんが!

最高に可愛かったーーー!!!

 

 

 

故郷へ、ボールトン家へ久々に

真風エドワードが帰って来る場面。

 

初演時は久世さんの退団公演だったから

「ここ」と言われる場所は「宝塚」

重ねてしまっていたけれど、

今回は熊本出身のゆりかちゃんの九州ツアーってことで

本当の意味で「故郷に帰って来た」

感じられてこれもまた感慨深い。

 

 

そして迎える側のボールトン家の面々が

すっしーさんさよちゃん筆頭に安定の上手さ。

 

 

♪おかえりなさいませ~エドワードさま~などの

コーラスの美しさもさすがの宙組。すごく綺麗!

 

ゆいなスティーブンソン

真白ケネスもお屋敷の場面では

ずっと小芝居しててついつい見ちゃう。笑

 



銀行家メンバーも個性的。

そしてみんな芝居が本当にいい。

 

まず頭取ウィリアムもえこちゃん

頭取秘書ブリンクリーこってぃ

ウィリアムの父で先代頭取のトーマスりんきらさん

胡散臭い会計士ローバックのあきも

 

濃い濃い濃い濃い!

濃いよ!濃いんだよ!

なんなんだよこの胸やけしそうな最高のメンバー!笑

全員とにかく芝居がいい!

 

そしてその上ここに

トーマスの愛人シャーロットサラちゃん!!!

 

サラちゃん、声は低音で綺麗だし、

お衣装も似合ってて可愛い。

 

ってかこのお役、初演はあの夏河ゆらさまですよ!

サラちゃん大健闘では?????

 

 

さらに新規顧客イングリッド役で

水音志保ちゃん登場!!!

 

ひろこちゃんは本当に目を引く美しさ。

トーマスが鼻の下を伸ばすのに説得力がある。

 

ってかこのお役、初演はあの美原志帆さまですよ!

 

 

ゆらこもーーーーーーーーー!!!!

(声にならない初演厨の叫び)

 

 

 

銀行との交渉が決裂した帰り道の

エドワードとキャサリンの場面。

 

ここは本当に2人の台詞のやり取りだけで

結構な尺があるし、

案外2人の本音が滲み出てる大事な場面。

 

初演時には銀橋でしたよね。

 

「何が幸せかおわかり?」って
少し怒り気味に問うキャサリン

かのちゃんは初演よりも少し幼なめに作ってた印象。

彼女の持ち味に合ってていいと思う。

 

兄のどこがいいのかとエドワードに聞かれ、

キャサリン「顔」と答える件も、

ちょっとした笑えるやり取りを入れたんだろうと

初演時の自分はそう受け止めていたけれど、

でもその答えも、そのあとに続く

「だってあなたはわかってくださらないでしょう?」

ずっとずっとキャサリンは自分の心を偽ることなく

いつだって本音で彼に想いをぶつけていたんだと

改めてそう思うと、またしても心がぎゅーってなります。

 

一方の真風エドワードからは

目の前にいる愛する人への

「幸せになってほしい」という想いに溢れていて

苦しいほどの切なさが伝わってくる。

 

 

 

雉撃ちの丘の場面。名場面。

まかかのの芝居もすごくいい。

 

流れる「恋心」のビブラフォンの音色が

すごく好きだったんだけど、今回はピアノだったのかな?


初演と同じ紫の乗馬服のかのちゃん

とっても似合ってたし髪飾りも素敵だった。

 


「あなたが連れて行ってくださらないなら」

キャサリンの、こう言うしか他になかった想いが辛い。

 

 

個人的な意見としては、

もし一緒に逃げようって言われたら

キャサリンはついていったんじゃないかって思ってる。

そのくらいの熱い想いだったと思う。

 

でも真風エドワードは兄を裏切って2人で逃げたりとか

きっとしないだろうなって思う。そう見える。

 

だってもしそうしたとして、目の前の愛する人

それで本当に幸せになれるだろうか、って考えた時に

彼の中で出た答えがNOだったんじゃないかなって。

 

だから本当に辛いけど、でもきっとキャサリン

エドワードのそんなところも大好きなんだと思う。

 

 

 

2人のやるせないなんとも辛いこの雰囲気を

打破してくれるヘンリー役の亜音くん

その屈託のない笑顔からまるで天使のようであった。笑

 

 

対してジェラルドほまちゃんの安定の上手さ。

毎回どのお役もリアリティに溢れた素晴らしい演技だし

バラエティに富んだ声色や抑揚でありながら

そのお役のどの台詞もきちんと聞き取れるの本当に凄いよね。

今回のジェラルドに関しては、その人の持ってる温かさが

とっても伝わって来て素敵だったな。

 

なのに・・・なんで辞めちゃうんだよぉ・・・

ほまちゃん・・・寂しいねぇ・・・

 

 

ちなみにこのジェラルドの家の場面。

椅子代わりに木箱を持ってきてくれたヘンリーに

「ありがとう」ってする真風エドワードが

そのなんてことない一連が本当に

びっくりするくらいかっこよかったんですよ!

やっぱり男役を極めていくとこんなさり気ないポイントでも

「かっこいい」が溢れ出ちゃうんだなって感心しちゃいました。

 

 

今回の再演にあたってキャサリンのお衣装は

だいだい初演の通りで、どれも素敵だし

かのちゃんにも似合っててよかったんだけど、

石炭の鉱脈を担保に再度融資してほしいっていう話から、

エドワード、リチャード、ウィリアムたちが

「夢」について語る場面のキャサリンのお衣装がね、

また?っていうピンクのお衣装だったんですよね。

初演のクリーム色の柔らかい色味が大好きだったので

それが変わっちゃったのは残念だったかな。

(ラストのお衣装を印象付けるための変更なのかなぁ?)

 

 

大好きなお衣装の中でもまた大好きなのが

ボールトンキャッスルホテルの

お披露目パーティーでの白ドレスなんだけど、

高めのネックも、ゆったりとした素材も、綺麗に翻る袖も裾も

最高に素敵でかのちゃんにもとっても似合っててよかった!

 

 

ただ、まとめ髪は全部上げて欲しかったなーっていう本音。

(両側にちらりとシケっぽく落としてましたよね?)

かのちゃんは首まわりもすっごく綺麗だから

全部見せた方がすっきり綺麗だったんじゃないかな、なんて。

 

 

あとはやっぱり全国ツアー公演だからセットが回転しないのね。

パーティー会場のセットが反転してテラスになって、

そしてそのテラスの手すりに腰を掛けているエドワードが

もう本当に本当にかっこよかったから

残念ではあったんだけど、

でも真風エドワードのかっこよさは

セットがどうこう関係なく素晴らしかったな・・・

 

 

テラスの場面

エドワードとキャサリンが2人でそっと踊る。

甘くて切なくて大好きな場面。

ここは本当に美しくて素敵だったな。

 

心なしか初演よりも振り付けが激しめになったような

気もするけどどうなのかな???笑

 

影ソロ湖々さくらちゃんだそうで。

素晴らしかったですね。

 

 

あーただ、亜音ヘンリーの

「残飯です」は聞きたかったーーーーー!笑

(もちろん正解は「シャンパンです」)

あほ可愛いヘンリー見たかったなーーー!!!

 

 

 

初演当時は(自分もまだ未成年だったのでね笑)

お互いに思い合っていても

それを胸の奥に秘めずっと抱きしめて生きていく

2人の物語が1番ぐっときて、

もちろんそれは大人になった今でもそうなんだけど、

それと同じくらい主人公が「バロンの末裔」として

先祖代々受け継がれてきたものを守り抜く姿や

その土地の人々との長い年月をかけて築かれた絆の尊さとか

そんなものに深く感動したりもしました。

 

宝塚の107年の歴史や伝統にも改めて

感動と感謝を。

 

 

同じ作品でも受け取るものが変化していて

それもまた興味深い今回の再演でした。

 

 

 

 

 

続きまして

ショー「アクアヴィーテ!!」について。

 

2年前の本公演と比べて、

男役さんはだいたい芹香→桜木、桜木→瑠風、和希→鷹翔

っていうポジションチェンジだったと思うんだけど、

娘役さんに至っては、当時の星風・遥羽・天彩・夢白、の

誰もいないってことで印象がガラリと変わりましたね。

 

 

しかしこのショーはまず主題歌がいい。

耳に残る印象的なメロディラインに

テンション上がる!

 

 

プロローグからしてさ、
もうゆりかちん安定のかっこよさ!

あのギラギラジャケットを下品にならず

完璧に着こなしてるあたりさすがとしか言いようがない!

(最大級に褒めてます)

 


前髪ありのずんちゃんもかっこいい!
サラちゃんも発見!(可愛い!)



歌詞の中の「105年」がちゃんと「107年」になってるのも

芸が細かくていい!

 

 

プロローグ後にかのちゃん中心の娘役場面があるのも嬉しい!
ここはもうずっとサラちゃん追ってた!(可愛い!)

 

 

 

ビーストの場面は

ずんちゃんゆいなちゃんに。


いやーもうさ、ゆいなのダンスの美しさよ!!!

ほんっと素晴らしいよね。


あと後ろで踊ってるひろこちゃん(水音)も綺麗。

 

 

 

スモーキーナイト

 

チャラ真風。最高。かっこいい。

 

トロピカルなお衣装で踊るまかかの

そのサイドにいたのがこってぃひばり

なんとその反対にいたのがあのんサラだったー!!!


ひばりちゃんとサラちゃん同期2人で歌ってて可愛かったー!

多分本公演ららじゅりだったとこー!

サラちゃんの活躍嬉しいー!

肩上丈の髪可愛いーーー!!!

 

 

中詰最初に登場するのはもえこちゃん

あの電飾のお衣装はいかがなものかと思うけど(笑)
今の学年でこれだけ堂々と歌えるのはさすが。

ぐんぐんめきめきと成長しているのが目に見えてわかって

今後が更に楽しみな男役さんですよね。

さすが男役10年。

 

 

本公演でそらちゃんが絶賛可愛い祭りだった(笑)

フィーストちゃんはこってぃ!!

 

ダイナマイトさはそんなに感じなかったんだけど

タコ脚お衣装で大人っぽくて綺麗!

黒髪ボブ!可愛い!
しかもこれまたいい歌声!(好き)

 

 

2組デュエダン
本公演でキキあやだったところに

ずんちゃんと栞菜ひまりちゃん

 

ひろこちゃんでもひばりちゃんでもないことにちょっと驚いたけど

でもたくさんの娘役さんに活躍の場があるのは純粋に嬉しい。

 

 

ゆりか・ずん・もえこの3人の

アドリブ台詞の場面は

ちょっとむず痒いんだよね。

 

私はあんまりこういったのは好きじゃないので。

直視できなくなっちゃう。恥ずかしくて。
でも選曲はすごくいいんだよねー。

ショーの雰囲気にも合ってるし3人とも上手だし。

もっと普通に聞かせて欲しかった。

 

 

ウイスキーボンボン

最高にかっこよかったー!

こってぃさ、さっきあんなに可愛かったのに!

ここは本当にかっこよかったのよ!!!

歌わないのが本当にもったいない!

 

 

タースト

ここの見どころはなんといっても

真風×あきものタンゴよね。
あきもが本当に美人で驚く。
ダンス特化タイプじゃないと思うのに
身体のラインも動きも綺麗。

 

ANJU先生の振りは本当に

「男役をかっこよく見せる」ことに長けてると思う。さすが。


そして映り込むゆいなの素晴らしさよ!!!

 

 

の場面

ここは少し和のテイストが入ってて素敵。
ずんちゃんとかのちゃんの組み合わせもいい。
りんきらさんこってぃひろこちゃん、あたりが目を引きました。

 

サラちゃんもなんだか良い位置で踊ってたの!

嬉しい!

 

 

ホワイトホース
亜音くんとひばりちゃんのキラキラした2人。

可愛いね、うん可愛い。
ひばりちゃんの金髪ボブ最高。

 

 

男役さん黒燕尾の

UNCHAIN MY HEARTは最高にかっこいい!
センター真風がピンクなのも素敵。

 

ずんちゃん、もえこちゃん、ゆいなちゃん、こってぃと

どの男役さんも本当に素敵で、

プロローグもだったけど宙組さんは本当に

こういった男役ズラリなダンスナンバーに見栄えがあって

ウリになるよね。

 

花組さんの端正な黒燕尾とはまた違った、

どこかリアルメンズに通ずるようなかっこよさがあると思う。

(そう考えるとLDHとコラボするのが宙組なのは大正解)

 

 

デュエダンは「Unchained Melody」。
ずんちゃんは前場面で踊ってその直後に

歌うから大変よね。

でもすごく上手で素敵だった!!!


かのちゃんのお衣装がショーパンみたいな仕様になってて

・・・・すみません、私的にはあんまり・・・かな。

せっかくしっとりした素敵な場面なのにね、

もっと普通のドレスで見たかったです。

 

 

パレードで1番印象に残ったのはですね、


すっしーさんがバチバチにイケメン

 

ってことでしたね。笑



あと、私は声の低い男役さんが大好きなので

階段降りこってぃにメロメロでした。

 

 

全ツはやっぱりパレードに大羽根があって

そしてラインダンスもあると盛り上がるね!

 

 

今回の演目は宝塚初体験の方にも、

なかなか劇場へ遠征できない宝塚ファンの方にも

喜んでもらえる2本だったんじゃないかなって思います。

 

 

そしてまずまかかのコンビの並びが

ゴージャス美男美女で、

そんなところもよかったんじゃないかと、

そう思います。

 

 

 

いやーしかしですよ。

今回の再演にあたって、「バロンの末裔」という作品に改めて触れて

この作品で大切な相手役さまを見送った当時の私たち、

本当に辛かったけどよく耐えたと思うわ、今更ながら!笑


でも、トップさんの退団公演て組子みんなで見送って終わる作品が多い中

(fffも桜嵐記もそうでしたよね)

舞台上にたった1人で銀橋を渡り花道へ去っていく姿を

お見送りさせてもらえたのは本当に幸せなことでしたね。

 

 

 

っていうことで、この作品への思いが

更に更に深く強くなった今回の再演でございました!

 

 

といった宙組さん全ツ公演を配信で見た感想メモでした。

 

お次は、年末に遠征したきほちゃんのビルボードLIVEについて、です!

宝塚歌劇花組・月組100th anniversary『Greatest Moment』

宝塚に花組月組という2つの組が誕生して

100周年となる2021年。

 

(えぇ。昨年のお話をしています)

 

これを記念してこの両組のOGによる公演

「Greatest Moment」

が開催されました。

 

こんな素晴らしく豪華な公演、

客席で拝見させて頂けて

本当に本当に幸せでございましたーーー!!!

 

 

(ご想像の通り、今回は超長文です)

 

 

『Greatest Moment』

 

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宝塚歌劇花組月組100th anniversary

『Greatest Moment』

 

宝塚歌劇の原点がここに
花組月組のレジェンド達がお届けする最高の瞬間。

1921年宝塚歌劇花組月組が誕生して今年で100年を迎えます。
この度、その偉業を讃え、それぞれの時代を彩ったスターが、

新たな1ページを華やかに開演いたします。
心踊った懐かしいあの歌やあのシーンを、

華麗なるメンバーによる様々なヴァージョンでお届けするとともに、

これまでの伝統を紡いだ絆を大切に、

更なる未来へ共にスタートいたします。
伝説のスターがお送りするGreatest Moment(最高の瞬間)を今、あなたに…

 

構成・演出:三木章雄


出演:初風諄榛名由梨安奈淳、髙汐巴、剣幸、若葉ひろみ、

   こだま愛安寿ミラ涼風真世、真矢ミキ、愛華みれ

   真琴つばさ姿月あさと森奈みはる麻乃佳世

   風花舞彩輝なお瀬奈じゅん大鳥れい霧矢大夢

   壮一帆彩乃かなみ桜乃彩音蒼乃夕妃、蘭乃はな、

   珠城りょう、彩吹真央、瀬戸かずや

 

   椎名葵、舞城のどか、桐生園加、初姫さあや、白鳥かすが、

   羽咲まな、扇けい、響れおな、玲実くれあ、鳳真由、咲希あかね

   白姫あかり、貴澄隼人、隼海惺、更紗那知、矢吹世奈

 

特別出演:(宝塚歌劇団)凪七瑠海、紫門ゆりや

 

公演期間:
2021年11月3日(水祝)~7日(日)梅田芸術劇場メインホール
2021年11月13日(土)~22日(月)東京国際フォーラムホールC

 

『Greatest Moment』│梅田芸術劇場

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

豪華な出演者が多数いらっしゃるので

ご出演も日替わりで、日によって出演者はもちろん

曲や場面も変わって、それがまた盛り上がりどころでもあり

チケット確保的には難しいところでもありましたね。

 

そんな中、私はありがたいことに複数回観劇させて頂き、

「ALL」月組A」

2パターン拝見いたしました。

 

 

とりあえず観劇を終えて思ったことは

 

「私にとって風花舞さんに

 勝るものなど何もない」

 

 ってことでした。

 

もちろん「贔屓」と自分の中で位置付けている方は他にもいるし、

これからもずっと宝塚は見ていきたいのできっとまた

新しくお気に入りがみつかって「贔屓」が増えるかもしれない。

 

でも、やっぱり私の中で

優子ちゃんを越える人に出会うことはないだろうな、と。

 

優劣を付けるつもりはないし、

順位付けする意味もないですけど、

でも、観劇にあたって胸がいっぱいになるこの感覚。

他の何物にも代えられないな、と改めて思い知りました、

 

 

こんなにも何年も何十年も優子ちゃんの舞台を観続けてきたのに

コロナ禍で出演予定の公演が中止になったりして

優子ちゃんご本人を目にするのがコロナ前以来で

本物が今自分の目の前の舞台に立っているってことが

ちょっと信じられないまま終わってしまったのですが

あの、とりあえずとても可愛かったです。笑

(小学生以下の感想文)

 

 

といったわけで。

まずは最初に見たALLバージョンについて!

 

 

優子ちゃんの出番としては


①プロローグ

「♪ザグレイテストモ~メント~」というオリジナル曲。


ここの白いドレスの優子ちゃんが

ドレスもお衣装もキラキラしててお姫様みたいで本当に可愛かったの!

 

幕が上がってお姿が視界に入った瞬間にもう胸がいっぱいになりました。


最初は学年順に並んでいたのだけれど、

途中でトップコンビごとになってマミさんのお隣に。

 

マミさんも白のお衣装がキラキラしてて王子様みたいだった。

 

もうこのコンビ演出時点で三木先生ありがとう・・・と涙目。(早い笑)

 


黒い瞳より風光る草原」


真琴ニコライの歌に合わせて踊る優子マーシャ。

ピンクドレスに白いケープ。可愛い。

暗転後マミさんにガッツリエスコートされてハケてった…

きゅんが溢れ出して大変なことになりました。笑

「ル・ボレロ・ルージュ」より「情熱の翼」


階段上に登場したマミさんが階段を降りながら歌う。

歌の途中で階段上に優子ちゃん登場。赤ドレス。

更に瀬戸さん登場。マミさんの両サイドで2人踊る。

例の3人のポーズももちろんあり。

 

「ラベルたからづか」(確か)

 

榛名さん(確か)のバックで、娘役数人で踊る。

緑ドレス。(確か)
こだまさん森奈さん麻乃さん大鳥さん彩乃さんと6人。(確か)
白の羽根扇を持って踊る。(記憶が曖昧すぎる)



「ミーマイ」より「顎で受けなさい」


青いドレスがめちゃめちゃ可愛かった!
こだまさん麻乃さん彩乃さんと4人のサリーで歌い継ぎ。

サリーのお衣装って赤のイメージが強いけど

このナンバーの場面は青なんですよね。

そして他の3人さまが可愛らしく赤系の中

長身でスラリとした優子ちゃんが青なの大正解!

 

続いてウタコさん他も合流してランベスウォーク」

ずっとマミさんの隣で2人で楽しそうに笑い合って踊ってた。

中合わせたりしてね。泣けるほど可愛い

 



2幕は順番の記憶は曖昧です。悪しからず。


⑥ベルばらコーナー。「ごらんなさい」
みはるちゃんよしこちゃんと3人で小公女。

薄緑のドレス。(銀座 LIVEの時のだね)



「ムーンライトロマンス」

 

こだまさん麻乃さんと3人で階段上登場。
月娘3人で月組カラーの黄色のドレス。可愛い。

この3人の並びが見られたのは本当に嬉しい!



⑧タンゴ。ブエノスアイレスのマリア」

 

なんといっても曲がエモい。

黒タイツに赤の羽織の変わり衣装。

久々に園加ちゃんともダンスで絡みがあって懐かしい。


フィナーレ

 

黒×ゴールドのゴージャスなドレスが美しい!

隣の瀬奈さんの楽しそうにお話してた。珍しい並びが新鮮。

 

だったと思います!

 

 

 

続きまして。

優子ちゃん以外にも印象的だったポイント。

 

男役さんのナンバーでは私はもちろん

真琴つばささまにロックオン

なわけですが(笑)

 

男役さんが複数で暗転の中登場してきても

マミさんだけはわかるんですよね!

動きや歩き方とかでね。


男役さんが何人か並んだりする場面でも、

もう自然とマミさんに視線が吸い寄せられちゃうし、

どうしようカッコイイ・・・って今更ながらにときめくんですよ。


やっぱりマミさんは私の初代ガチ恋枠ですわ。

本当にかっこよかった。

 

 

プロローグであちこち移動しながら、

私ここかな?こっちかな?って視線さまよってるマミさんに

そうですここです、なアイコンタクトしてる優子ちゃんが

もう当時のまみゆうこの雰囲気そのままで(笑)

なんかもうぶわぁぁぁぁぁっとあの時の感情が蘇ってきて

開始早々で泣いたのも我ながら笑えます。

 




あとですね。

私が宝塚に出会って初めての贔屓。

初恋のお方・涼風真世さん

カナメさんは、ミッドサマーイブモリーズオブユー

グランドホテル我が名はオスカル、という豪華ラインナップ!

安奈さんと一緒に歌ったのは「宝塚我が心の故郷」


ランベスウォークでよしこさんに手を引かれて

袖から登場した場面も最高に可愛かった!

 

 

麻乃ハーミアの「セカンドサイト」から続いての

涼風パックの「ミッドサマーイブ」とか

 

珠城男爵の「Grand Hotel

麻乃フラムシェンの「Girl in the Mirror」からの

涼風オットーの「At the Grand Hotelという

グランドホテルのナンバーとか

 

素晴らしい構成に感動。

 

 

カナメさんがトップでいらした当時は

とてもとても劇場へ通ったりはできない子供だったから、

あの頃あんなに大好きだったカナメさんが自分の目の前に

いらっしゃることが本当に信じられなかったし、

お美しさや歌声の素晴らしさが変わってないのも

また信じられないポイントでした。ほんとすごい。


 

安寿ミラさん×真矢みきさんの

ヤンミキコンビも当時から大好きだった!

そしてヤンミキは本当にあの頃大好きだったヤンミキのままだった!


メランコリックの「飲め飲め」、ヤンさんのメガヴィジョン、

ミキさんのPARADISO、そしてラコンパルサ。

どれも色褪せないかっこよさ。


ヤンミキの後ろで踊るタモマミ。最高。

瀬戸さんが違和感なくリカさまポジで踊っててさすが花男の体現者!

 

「メガヴィジョン」からのサードヴィジョンでは

ヤンさんが珠城・瀬戸を率いて踊っていたけれど

退団して間もない2人に並んでも少しも劣らない現役男役感。




ヤンミキはトークのノリも本当に当時のままで、
「ヤンさん本当にお変わりないですね」

「え?何?」

「いやお変わりないなぁと」

「あぁお変わりないか」

「はいお変わりないです」

「お金がないって言ったかと思った」

「そんなわけないじゃないですか」

みたいな本当に中身のないトークが愛しすぎた。笑

 

 

あと、大好きな曲で当時何度も聞きすぎていて

前奏が流れただけでぶわっと鳥肌立ったのは

ミキさんとみはるちゃん

「それぞれの思い」

(by「ブラックジャック危険な賭け」)

ここはこのあと安寿BJも出て来て

3人で歌って欲しかったなーーー!

(ヤンさんは「かわらぬ思い」を歌われました)

 

 

 

1幕ラストは月組メンバーによる

「ME AND MY GIRL」コーナー!

 

まずは初演ビルの剣幸さんの

「街灯によりかかって」

 

このナンバーやあと「お屋敷の弁護士」とかの

歌い出しからミュージカルナンバー展開されていって

ラストにジャジャン!って元の場面に戻るのが

ふわぁこれがミュージカル???すごい!!!って

思った幼き日の記憶が思い出されました。

 

そしてサリー4人による

「顎で受けなさい」

本公演でサリーを演じたこだまさん麻乃さん彩乃さんに加えて

中日公演でサリーを演じた優子ちゃんも入れてくれてとても嬉しかった!涙

 

サリーちゃんズを後ろから眺めながらウタコさんビルが

「1、2、3、4・・・4人?え?4人?」

みたいな小芝居をしてるのも本当に可愛かった。

 

そこからのランベス・ウォーク」

みんなみんな出て来て楽しそうで

舞台中が端から端まで可愛くて涙出る。

 

そしてここでもまみゆうこ並んで絡んでて

三木先生にマジで感謝・・・

ランベスウォークのナンバーで

中合わせしてる可愛い贔屓コンビが

よもや見られるとは・・・(感涙)

 

ラスト、カナメさんの足にウタコさんが

ポンと帽子を乗せるとこや

腕を組んで去っていくところや

本当にミーマイの要素が随所に盛り込まれてて

素晴らしかった。

 

あとさ、ランベスウォークが終わると

さぁ幕間休憩だなーって思うの、

ヅカヲタの共通認識ですよね。笑

 

 

 

2幕では宝塚の2大名作

ベルサイユのばら

風と共に去りぬコーナーも。

 

このベルばらコーナーの最初が

森奈・麻乃・風花3人小公女による

「ごらんなさい」

可愛い×3で最高の最高であった!!!

 

カナメさんの「我が名はオスカル」

涼風オスカルは本当に私が宝塚の沼底に沈みこんだ

きっかけのお役。

劇画から抜け出て来たような

美しいオスカルさまが蘇りますね・・・

 

 


「愛あればこそ」
センターで榛名さんが愛〜それは甘く〜の歌い出し。

愛〜それは尊く〜で上手から安奈さん登場。

あぁ愛あればこそ〜のところで下手からカン様(初風さん)登場。

ああぁぁああああぁ〜っていう王妃様パート。素晴らしい歌声。
3人の並びに正にレジェンド!と深く感動致しました。

 

 

風共コーナーではまずなんといっても

タモマミスカーレット

「私とあなたは裏表」

これは可愛かった。可愛さ爆発だった。

上手さは求めない。笑

 

 

ミキさんの「愛のフェニックス」

瀬奈さんの「明日になれば」も素敵でしたが

なんといっても安奈さんの「真紅に燃えて」

そしてそれにあわせてヤンさんが踊る場面が素敵でした。

ヤンさんて確か安奈さんのファンでしたよね。

嬉しかったでしょうね。

こういった楽しみもOG公演ならではですよね。

 

 

「ムーンライトロマンス」

月のお姫様たちがもうただただひたすら可愛かった・・・涙

月組カラー黄色のドレスでこだまさん麻乃さんと優子ちゃんが

3人で並んで歌ってて、もちろん在団時にはなかった並びで

新鮮だし嬉しかったなぁ・・・

そして可愛かったなぁ・・・

 

この場面、最初に出る優子ちゃんの「行きますよ~」の合図で

後ろからこだまさんとよしこちゃんがついてきてくれたと

優子ちゃんが裏話としてお話してくださってて、

そんな3人の様子を思い浮かべるとますます可愛いですよね。

 

さらにさらに。1番後ろにいるこだまさんが

この次の場面にスタンバイしてたヤンさんといつも

ふざけ合ってたというお話もあって

66期同期萌えをしたりもしましたね・・・(最高か)

 

 

 

花組の場面では

「ファンシータッチ」のラ・コンパルサ

これは嬉しかった!感動した!テンション上がった!

 

前列に当時と変わらぬかっこよさのヤンミキ

そしてその後ろにあれ?思ったより踊れてる?って

失礼なことを思ってしまったタモマミ(笑)

そしてここでもまたリカさまポジに瀬戸さん!!!

あーもう本当に懐かしさで胸がいっぱいになる。



そしてね「セラヴィ」はやっぱり名曲でしたね。


瀬奈ルイ若葉シャロンからスタートして

高汐クロードの登場。

そしてフランソワ-ズ・・・ではなく大鳥シャロン

 

シャロン×2だったけれど、素晴らしい四重唱でした。

私が初めて出会ったシャロンはみろりちゃんだったけれど

若葉さんのしっとりとした品のあるシャロンも素敵。


雪組100の時には(←あると勝手に信じてる笑)

翔りさにも出てもらってだいきほシャルラして欲しいなー!

 



「心の翼」花組メンバーで。


やっぱりこの曲は歌う側も聞く側も

同じ人のことを胸に思い浮かべているんだと思う。

「命の尊さ」の歌詞が沁みる。

 


この曲の後にMCで出てくるウタコさん、

そして別コーナーだけどなつめさんを紹介する高汐さん。

2人とも言葉に詰まって涙声で客席にもその想いが伝わってくる。

 

ただですね・・・私はこの場面ですね、

花組メンバーなのでマミさんは出ていて優子ちゃんは出ていないので、

マミさんがアンサンブルの娘役さんと隣合って手を繋いでいる姿に、

ぐぬぬぬぬぬぅぅぅぅってなるなども実はしていました。笑

 

コンビヲタって本当にね、

何年経ってもね、

こんなんですよ!

 

 

そういえば、今回はアンサンブルの方々も皆さん

花月組出身者なんですよね!

白姫あかりちゃんがとっても美しく、

でも男役さんに負けないレベルの長身・かっこよさ。

そして、可愛らしくて目を引くけれどなかなか判別できなかった

ショートカットの娘役さんは更紗那知さんでした!

 

 

 

「Tribute to...」大浦みずきさんへ捧げるコーナー。

 

生前のなつめさんと共演を重ねられた

タンゴアンサンブルのアストロリコさんの演奏に乗せて

高汐さんが「チェ・タンゴ・チェ」を。

 

そして続くブエノスアイレスのマリア」では

優子ちゃんが男役さんたちと絡んで踊る→

タモさんがかっこよく歌う→

ドレス姿のヤンさんが登場してこれまたかっこよく踊る

といった流れで、

ショーとして素晴らしいのはもちろん、

なつめさんの前任トップの高汐さん、

なつめさんから引き継いだヤンさん、

なつめさんトップ時代に新公主演だったタモさん、

なつめさんに憧れて入団した優子ちゃん、

といった人選にまたぐっときました。

 

 

フィナーレの

「宝塚我が心の故郷」

すみれの花咲く頃

歌う方が日替わりだったようですね。

 

この回は安奈さんカナメさん!!!

(大当たり回では・・・????)

美しくお歌の上手なお2人!!!最高!

 

すみれの方は各回歌姫の方が選ばれていたのでしょうか?

この回はもちろんカン様(初風諄さん)!!!

ウタコさんのエスコートで優雅に出て来られて

美声を響かせていらっしゃいました。素敵。

 

 

ラストは「フォーエバー・タカラヅカ

ここはまた香盤順に皆さん並ばれて

出演者全員揃ってのパレードですね。

 

あぁなんて豪華な公演を私は見ているのだろう、

そんな幸せな気持ちでいっぱいになりました。

 

 

 

さてさて。

もう1つ私が観劇できた

月組Aバージョン」についてを。

 

ALL版とは違った場面を中心に。

 

月組ファンとしてはやっぱりこちらの方が

組の100周年記念の色合いは強いかも、と思いました。

ALLはもうただのお祭りでした。笑


ウタコさんセンターの両サイドにミミさんカナメさんとか

本当に信じられないレベルに最高だし

そのまたサイドに現実には有り得なかった

まみゆうこが並んでるとか本当に嬉しい。

 


最初から最後まで知らず知らずのうちに流れ出る涙を

拭いつつの観劇でありました。

 

 

ALLとは違って、

黒い瞳」→「情熱の翼」が2曲連続で

一旦引っ込んだ優子ちゃんが

お衣装はケープを取るだけだったけど

髪型は変えて来てたの本当に好き。


娘役ヲタってこういうのに弱いよね、ホント!


あとね、まみさんのお衣装、

背中に翼モチーフが付いてたの!好き!

 

ランベスウォークの場面。


優子ちゃんは青ドレスで

マミさんは黒のパンツスーツなんだけど

胸元に青いお花のコサージュ付けてるの!


観劇2回目の時にそれに気づいて

お揃い!可愛い!

自分の中で勝手に盛り上がって大騒ぎ。笑

 

後日談で、これはマミさんが優子ちゃんのドレスに

合わせてお揃いでつけてくださったものだとわかりました。

もう本当にマミさんのこんなさりげないお優しさ、

これもずっとずっと変わらない素敵なところですよね・・・

 


ランベスウォークの間ね、ずっとお隣なんですよ・・・
ずっと笑いあってるんですよ・・・
マミさんが背中合わせするタイミングを忘れそうになって

それでまた笑ってるのー!ねぇ!(号泣)



MCコーナー

真琴姿月彩輝風花といった豪華メンバー。


最初、まみゆうこの間にずんこさんがいたんだけど、

トークの途中でマミさんが

「私相手役なので」って言って

ずんゆうこの間に割って入ったの!

 

頭パァーンてなって召されたよね。

死因はきゅん死ね。


(もちろんハケる袖の段取りの都合とかなんだろうって

わかってはいるんですよー!笑)


ずんこさんがエルドラードの話を始めた時に

ずんゆうこが一緒に♪愛の残骸〜って歌い始めて

マミさんもびっくりしてて。
今回のセトリに入ってなかったから無理矢理入れてみた!

って言ってて相変わらずずんゆうこ仲良しで可愛い。
当時月にいなかったさえちゃんまで付き合ってくれてありがとう…笑

 

真「巻き入ってるからずんちゃん次の曲紹介早口でお願いします!」
姿「私ちょっと苦手なのでマミさんお願いします!」
真(超早口)「タカラヅカオーレの中で歌った曲が?」
姿(精一杯の早口)「夜霧のモンマルトル!」
真(余裕の早口)「風と共に去りぬの新公で演じたのが?」
姿「レッドバトラー!の、さよならは夕映えの中で!」

 

っていうマミずんのやり取りにも癒された。笑

時間が押してるから優子ちゃんが自己紹介の時に

花組で初舞台を踏みまして組周りを経て月組に配属され

そこからずーっと月組さんに育てて頂きました!」

って一気に早口で言ったら後ろの席のおばさまが

「しっかりしてるわねえ〜」って呟いたのも笑ってしまった。笑

 

 

 

 

2幕にはオリジナルショー場面もあり。


退団して20年以上経ってるのに

最愛のトップコンビの新場面

が見られるって信じられる?

 

(私はいまだに信じられない)

 

この場面の初回公演の観劇だったから

事前情報も何もなく見たんですよね。

まず優子ちゃんが男役さんを率いてガッツリ踊って

その後タモさんが出てきて一緒に踊るのが新鮮な組み合わせ!

 

・・・なんですけどね、

やっぱり心はマミさんを求めてしまうわけで(贅沢)

 

そしたらその後はマミさんが男役さんを率いて

「Fly me to the Moon」

ハットを被って案外しっかり目に踊るんだけど、

動きのひとつひとつが本当にかっこよくて

私の愛した男役さんがそこにいて、

そしてきっとこれが瀬奈さんや瀬戸さんに

受け継がれているんだろうなーなんてことも思ったり。

 

ここはもうほんっとうにマミさんのダンスが

ただただひたすらにかっこよくて

退団されて何年???ってビックリしちゃうくらい

しっかり踊られる最高の場面だったから、

絡みがないのもまぁ仕方ないかと思いつつ、

でも優子ちゃん、タモさん、マミさん、と

3人とも同系統の色のお衣装で登場だったから

この後もしかしたらもしかするかもしれないし

まだ諦めるのは早い!って思ってたら

今度はタモさんがみどりちゃんと腕組んで出て来たの!

 

 

なんでだよ!

そっちはコンビなのかよ!

ずるいじゃん!

 

 

とか思ってたら反対袖からまみゆうこ一緒に出て来て

 

 

あ…あぁぁ…あぁぁぁぁあぁぁ…って

 

 

言葉にならない思いが溢れて壊れるかと思った。笑

 

タモみどまみゆうこの2組のコンビが、

2カップルで可愛く歌い踊ってて、

マミさんの腕に自分の腕を絡めて嬉しそうに笑ってる姿に

99年レビュスペの赤鼻のトナカイを思い出しましたよね。

 

あの頃と変わらないお顔の近付け具合でした!

ありがとうございました!

 



そしてそして。

この日、1番涙腺が崩壊したのは

カナメさんの「銀の狼」でした。
やっぱり正塚作品は曲がいい。

そして変わらぬカナメさんとよしこさんの美男美女っぷり。

シルバ好きだったなー!


バロンに続いて銀の狼もそろそろ再演見たいんですよね。

今なら花組で見たい!
そして私はハードボイルドエッグも見たいんですよ。

あれも曲がいいんですよねー!

月組とかどうでしょう?

2番手さんが大人の男を演じられることが必須だからね!

 

 

カナメさんといえば!あれ!

「ル・ポアゾンの!

プロローグの!あれ!

「愛の媚薬について」!!!

 

まさかあれを生で聞けるだなんて!!!!!

 

カナメさんはですね、

「Unchaind My Heart」まで

歌ってくださって!!!

 

そしてなんと退団後の出演作だというのに

レベッカまで

歌ってくださったんですよ!!!

 

もう本当にどれもこれも最高で・・・

歌声の深みといいましょうかね・・・

あーもう本当に好きです。

 

そしてどの場面もこれまたお衣装が素敵で!

どれもこれもお似合いでお美しいし、

それでいてそのお役や場面の雰囲気にも

しっかりと合っていて。

 

私を宝塚の世界にどっぷりと引きずり込んだ、

あの、涼風真世さまの魅力が満載で、

初恋ジェンヌさまの素敵さを再確認致しました。

 

 

カナメさんはよしこさんとコンビMCもあり。

カナメさんのフリーダムトーク

よしこさんがしっかり合わせてくれるのも懐かしい。


ウタコさんの歌終わりで♪ラノスタルジーって

歌いながらご機嫌に登場してくるカナメさん最高に可愛かった・・・

カナメさんがパンフ宣伝するときに

マイクを預かるよしこさまの自然さにもときめく!

 

 

そしてそのウタコさんは「ラ・ノスタルジー

そしてそして「川霧の橋」

歌ってくださったのですよ!

もちろんこだまさんもいらっしゃるのですよ!豪華!!!

 

「もうどこへもいくな」

の名台詞をあのウタコさんのお声で聞けるなんて。

そしてそれに頷くミミさんの可愛らしさったら!!!

 

 

瀬奈Jさんの「Apassionado!!」

珠城さんが加わったり、

 

今度はその珠城さんの「CRYSTAL TAKARAZUKA」

紫門のゆりちゃんが加わったりとか、

 

そんなのも楽しかったですね。

 

 

初恋のカナメさんの退団により傷心してた頃に好きだったのが

ヤンミキみはるトリオの花組なんだけど、多分私は

「娘役トップと2番手さんが仲良しで

 2人してトップさんのことが大好き」

っていうトリオが好きなんだなってことも

GMの各公演のレポ見てて改めて思ったりもしましたね。
(ex.ノンまみゆうこ、だいきほ咲奈)

 

 

あ、あとパンフのお話

 

「好きだった場面」でマミさんがとあるショーの場面を挙げてるんだけど、

それについてのマミさんのコメントが

「振りを間違えそうになった私を正しい方は導いてくれた

相手役の風花舞さんのダンス!今回も期待してます!」で、

もうマミさんへの感情がらぶでしかない。マジでらぶ。

 

 

そして優子ちゃん。

ここに載せるお写真。

インスタで「どれがいい?」と事前アンケートをしてくださって!!

もちろんその時には私たちには何のアンケートなのか

知らされてはいなかったのだけれど。

でも客席に座ってパンフを開いてすぐ!わかりました!

あーあの時のアンケートはこれに載せるお写真だったんだなって。

そして公演終了後にご本人さまも

「応援してくださってる方が喜んでくれる方がいいなと思って」

的なことを言ってくださってね・・・

なんかもうそんなお心の優しさに触れて改めて深く感動したりしましたね。

 

 

 

 

 

さて。これより以下は

公演から派生した思い出のメモ書きです。

(有益な情報はなにひとつないかもしれません笑)

 

 

優子ちゃんのインスタ、ラジオトーク

そしてマミさんのブログ。

これらにおけるマミゆうこの萌えエピの記録です。

(萌えに爆発し続けた幸せな日々でございました)

 

まずはお稽古段階で優子ちゃんのインスタと

マミさんのブログの両方に現れた2ショット!

待ってたぁ待ってたよぉぉぉぉ・・・と崩れ落ちたあの日。

忘れられませんね。笑

 

ameblo.jp

 

マミさんの

「風花 舞さんこと
ゆうこ にリードしてもらって
コンビ復活です!!」

のお言葉も本当に嬉しい・・・!!!

 

 

大阪公演千秋楽にあたって。

 

 
 
 
 
 
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ameblo.jp

 

 

まさかまさかの大阪から東京へ

仲良く一緒に新幹線で帰ってくる様子を見せて頂けるとはーーー!!!

思いもしなかった萌え爆弾の投下にスマホ放り投げそうになったよね!

 

それぞれでちょっとお写真違うのよね。最高ね。

2人ともすっごく楽しそうだし、

ご本人たちも自分たちのこと楽しそうって書いてるから

そんなん「そう」じゃなくて本当に楽しかったってことでしょ?

ねぇ?そういうことなんでしょ???(大興奮)

 

何をどうやってどんな流れで一緒の便で帰ることになって

どうやって隣席抑えたのかとか誰か教えて?

通路挟んで隣も関係者っぽいけど学年順ならこの並びにはならないよね?
この公演誰が楽屋日記担当ですか?

えと文でも組レポでもいいんですけどーーーーー???

 

 

すみません、取り乱しました・・・

 

 

(いやでもこれは正気失うでしょ?

皆さんもご自分の贔屓コンビで想像してみて?

ね?軽く爆発するでしょ?ね???)

 

 

 

そしてとどめがこれですよ・・・

 

あの、とっても可愛かったランベスウォークのお2人。

優子ちゃんのドレスに合わせてお揃いで着けてくださった

ブルーのコサージュが胸元に輝いてる。

このブルーのドレスの優子ちゃん、とっても可愛くて大好きだったし、

お2人の表情がとっても素敵でこんなお写真を

私たちにも見せてくださって本当に本当に感謝!!!

 

 

 
 
 
 
 
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「ありがと…マミさん😭
このことだけではなくて、本当に、色々と。

Greatest Moment、夢のように楽しく幸せな時間を共有させていただき、本当に感謝しています。」

 

 

ameblo.jp

 

「今回、一番
舞台内外で支えてくれて
一部に出ていない日も
袖で見守ってくれた
大切なパートナーです。」

 

 

 

お2人が本当に信頼し合っている様子が伝わって来て

とても嬉しいしありがたいし、

私たちファンもとても幸せな気持ちになります。

 

 

そして優子ちゃんが最後に

「そして!
今日11月25日は真琴つばさ様お誕生日🎉
おめでとうございます。
いつもありがとうございます!

いつどこにいても、マミさんが幸せでありますように☺」

というメッセージを送っていて

更に更にじわじわと感動してしまったのでした・・・(泣)

 

 

 

 

あとはお写真ないネタを箇条書きで。

インスタライブやラジオトークより。

 

※あくまで私が拾ったニュアンスをメモ書きしたものですので

ご本人がお話されたそのままではありません。

 

 

★お揃いの青コサージュの話


マミさんと一緒に出る場面はお衣装も相談して決めたけど、

ランベスウォークでマミさんと絡むのは後から決まったから

「顎で受け止めて」に合わせて青ドレスは自分で決めた。


マミさんが青い布を探してるのを聞いても

何に必要なのかはわかってなくて、

青のコサージュを付けて「お揃いにした」って言われて

初めて自分のドレスに合わせてくれたとわかった。


それがあまりに嬉しくて喜びを大爆発させてたら

「そんなに喜びポイントだった?」と驚かれたらしい。

 

マミさんは本当に自然にさり気なく

イケメン発揮してくれちゃうからなー!

(最高。好きです。)

 

 

 

ランベスウォークの場面もね、

出演者によって立ち位置が変わったりして、

いつもは真琴さんの隣なんだけど今日は瀬奈さんだったの。

頭ではそうわかってたのになぜだか真琴さんの方に行っちゃって」

 

みたいな話もしてて思い出して改めてじわじわ萌えてる(笑)

 

 

 

★楽公演のランベスウォークのお話

 

いつもは月組だけのこの場面に急遽花組さんが出演することになって、

慣れない花組さんのために月組メンバーが1人ずつサポートすることに。

 

ヤンさんにはマミさん。ミキさんには優子ちゃん。

 

優子ちゃんはミキさんとポーズも決めてたのに直前になって

ヤンさんが「マミとじゃない方がいい」と言い出し(笑)

結局ヤンミキ&マミゆうこになったらしい。笑(可愛い)

 

 

★戻って来てしまうマミさんのお話1

 

情熱の翼の後、日によってマミさんだけが残る日がある。

でも一緒にハケなきゃいけない日にマミさんが動かない気配を察して

手を引いて連れてハケた。

 

どうしたの?って聞いたら、ぽぉーっとしちゃったって。

そしてまた爆笑。


マミさんほんとに可愛い・・・

 

 

★戻って来てしまうマミさんのお話2


残らなきゃいけない場面でなぜかいつもハケてしまうマミさん。

ある時から優子ちゃんが「ステイ!」と声を掛けると

無事残れるようになった。

 

毎公演袖から見守っていたけれど、でもある日自分の着替えが

遅れた時にマミさんが戻ってきちゃったらしく

袖にいた(確か)みはるちゃんに

「優子が袖にいないからマミさん戻ってきちゃったじゃん!」と

ものすごく責められたらしい(笑)


もはや扱いが保護者(可愛い)

 

 

★ある日のフィナーレのお話

 

その日は珍しくフィナーレもお隣だったまみゆうこの2人。

 

幕前で歌い終わった後優子ちゃんのところまで来て止まってしまうマミさん。

でもすでにペイさん、ミキさんといわゆる噴水ウォークがスタートしてて

そこに続かなきゃいけないのに見つめ合ってしまう2人。

 

仕方ないので、そっとマミさんの肩を押し身体ごと向きを変え

半強制的に歩いてもらうことに。


そのことに自ら爆笑し笑いが止まらなくなってしまったマミさん。

 


同日ソワレ同じ場面。
「今度は大丈夫ですちゃんとわかってます」って表情で

優子ちゃんにアピールしてからミキさんの後ろを歩いていったらしい。

可愛い。

 

 

 

ご本人様的には多分全く意図的じゃないんだけど、
「あー真琴さんとの面白い話いっぱいあったのになー

ありすぎて選べないし時間ないからまた話すねー」
って言うバラエティ番組の続きは次週!みたいなことされたことあった!笑
ほんと優子ちゃんそんなとこある!笑(可愛い)

 

 

マミさんとのエピソードを話す時に

「どこまで話していいのかわからないけど、

でも、誰にも迷惑のかかってない、

ただマミさんが可愛い話だから大丈夫だと思う。うん」

って言ってたのがなんだかほんと

私の好きな優子ちゃんの私の好きなとこだった。好き。

 

 

「マミさんは多分すごく頭のいい人で、

いつも同時にいろんなことを考えてる。

だから掛ける言葉は長々とよりも

ステイ!のような簡潔なものの方がいい。

下級生が生意気に見えるかもしれないけど

周りは私たちの信頼関係をわかってくれてるし、

何よりマミさんが受け入れてくださってるからそれでいい」

 

かっこいいし温かいし素晴らしい。

(重ね重ね、あくまでニュアンスでお届けしています)

 

 

 

あと、ちょっとだけ。

マミさん以外のネタも。

 

 

★よしこさんとカナメさんのお話

 

よしこさんのお話になると「よしこさん可愛い」を連呼。

「カナメさんのお話をされてるよしこさんがものすごく可愛い」

と話してる優子ちゃんが可愛い。

 

よしこさんはミッフィが好きで楽屋グッズも全部ミッフィ。

ある日加湿器が壊れてミッフィの加湿器を買おうか迷ってる

よしこさんにさえちゃんと2人で

「買っちゃいなよ」「2種類あるなら両方買っちゃいなよ」

と悪魔の囁きをしたら本当にお買いになられた模様。笑笑

 

退団後同じ舞台に立つのは初めてだったけど

東京では楽屋が同じでたくさんお喋り出来たとすごく嬉しそうだった。

 

そしてカナメさんのことも、本当に変わらない。お美しい。って。

 

カナメさんとよしこさんが歌われている姿には

下級生時代の思い出がよみがえって

同期のさえちゃんと泣いていたそう。

 

 

★ウタコさんとミミさんのお話

 

花組ver.の舞台稽古の日。

出演が2幕のみの3人(剣こだま風花)はかなりの待ち時間。

 

楽屋で1人時間を潰してそろそろかな?と上級生楽屋に向かったら

なぜかウタコさんミミさんが2人で楽屋をウロウロしてて

「優子!いいとこに来た!」

「ねぇ何してこの時間過ごしてたらいいかわからないんだけど」

「何してたらいい?」と言われ大爆笑!

 

こんなことならもっと早く遊びに来たらよかったなと思いつつ、

そんなお2人の様子がたまらなく可愛かったらしい。

その後、じゃあ行きましょうかー?と3人で舞台フロアに向かったらしい。

 

ねぇなんなのどこもかしこも可愛いが溢れてるんですけど。

 

 

 

★ペイさんのお話

 

ペイさんとは以前OG公演で少しご一緒したことがある。

 

今回も最初に「風花舞ですよろしくお願いします」とご挨拶しに行ったら

超絶真面目な顔で「はじめまして榛名由梨です」って挨拶されたらしい。

 

ペイさん笑笑笑

 

 

★ミキさんのお話

 

フィナーレの黒×金のドレスはお衣装さんがご用意してくれたもの。


月組ver.を客席から見たミキさんが

「優子あのドレスすごくよかった!

あれもらえるならもらった方がいいよ!」と褒めてくださったそう。


そして無事もらえたそうなのでまたどこかで着てくれるかも。

楽しみ。

 

 

★珠城りょうちゃんのお話

 

公演途中では何も食べないけど昼用夜用のお弁当を

夜遅くホテルに戻って食べたりしてた。2個とも。

 

それなのに翌朝は6時に起きてホテルの朝食をモリモリ食べてた。

梅芸前のファミマでファミチキ買って食べたりもした。

揚げ物ばっかりの日もあった。とにかくよく食べた。

 

開演前のメイク室でそんな話をしていたら

同じ部屋の離れたとこでメイクしてた珠城りょうちゃんから

「風花さんもファミチキとか食べるんだぁ〜」って驚かれた。笑


「食べるよ!」って返したらやっぱり驚いてた。笑

 

出番以外はずっと同期のさえちゃんと一緒だったんだけど、

黒い瞳の場面をいつも袖で見てるさえちゃんは

「優子娘役みたいwww」ってゲラゲラ笑いながら見てる。


一緒に笑ってたと言われた珠城りょうちゃんは

「私は笑ってません!」と否定してた。

 

珠城さんの言い方が想像出来すぎる。可愛い。

 

 

★「ゆうこりん」呼びのお話


OGシカゴの時にアドバイザーの大澄賢也さんに

ゆうこりんて呼ばれてたからその時の下級生たちがそう呼ぶ。

前にOG公演で一緒になったみどりちゃんもそう呼ぶから

瀬奈Jのゆうこりん呼びは多分そのあたりの影響だと思う

 

 

★「みはるちゃん」のお話

 

基本的には「森奈さん」「みはるさん」って呼んでるのに

時折ポロリと「みはるちゃん」って呼んでたー!


みはるちゃん呼びたまらんー!可愛いー!


娘役さんではまりもちゃんや彩音ちゃんの話も出た。

とても可愛がっているのがよくわかって微笑ましい。

 

 

 

ちょっと後半は本当にただのメモと化してますけれども、

まぁ己の備忘録のためのblogですのでね。

 

 

と、いったわけで。

最高の思い出を残してくれた

「GreatestMoment」

ちょうどいいタイミングで休演や公演中止などもなく

きっとそれぞれの出演者さまとそのファンの皆様にとって

最高に素晴らしい公演であったんじゃないかと思います。

 

こんな素晴らしい企画をしてくださった関係者の皆様、

本当にありがとうございましたーーー!!!

 

 

 

1つだけ我がままを言えるならば・・・

 

スカステでの放送待ってまーす!!!

(かなり本気で!いつまでも待ってるから!)

 

 

はい、さすがにそろそろ終わりにします。

キリがないからね。

 

 

お次は配信で見た宙組さんの全ツについてになる予定です!

 

「プロミセス、プロミセス」@DC

続いてはこちらの作品についてを。

 

昨秋にドラマシティにて観劇した

芹香斗亜さん主演「プロミセス、プロミセス」

 

これが劇場での観劇としては2021年の宝塚納めでした。

(このあと配信でもう1作品観ましたけどね)

 

(そしてもうネバセイ始まっちゃってますけどね)

 

 

 

ブロードウェイ・ミュージカル
『プロミセス、プロミセス』
PROMISES, PROMISES
Book by Neil Simon
Based on the Screenplay THE APARTMENT by Billy Wilder and I.A.L. Diamond
翻訳・演出/原田 諒

 

主演:芹香 斗亜  

 

シアター・ドラマシティ 2021年11月13日(土)~11月18日(木)

東京建物 Brillia HALL 2021年11月30日(火)~12月7日(火)

 

ニューヨークの保険会社に勤める経理担当のチャックは、

食堂係のフランに心惹かれているが、

相手にもされず空虚な毎日を過ごしていた。

そんなある日、チャックは会社の重役から、

妻には言えない秘密の逢引きのためにアパートの鍵を貸してほしいと頼まれる。

困惑しつつもその依頼を受け入れるお人好しのチャック。

いつしかそんな彼の噂が重役たちの間で広まり、

ついには人事部長のシェルドレイクからも依頼が舞い込む始末。

チャックは出世のチャンスとばかりにシェルドレイクにアパートの部屋を貸すが、

ひょんなことから、彼の不貞の相手がフランであることを知ってしまう。

出世か、恋か──

アパートの隣人やフランの兄などをも巻き込み、物語は思いもよらぬ展開に!


アカデミー作品賞ほか多くの受賞歴を誇る名作映画「アパートの鍵貸します」をベースに、

おかしな二人」「第二章」などで知られる喜劇王ニール・サイモンが脚色、

アメリカ音楽界の名コンビ、作曲家バート・バカラックと作詞家ハル・デヴィッドによる

軽快な音楽に彩られたロマンチック・コメディ。

1968年のブロードウェイ初演時には1281回のロングランを達成、

2010年のリバイバル公演も絶賛を博しました。

今回は男役スターとして益々輝きを放つ芹香斗亜主演の宝塚歌劇バージョンとして華やかに、

そしてよりポップでファッショナブルな新演出によるお洒落な大人の都会派コメディとしてお届けします。

コミカルながらも切なくて甘い珠玉のブロードウェイ・ミュージカルにどうぞご期待ください。   

 

宙組公演 『プロミセス、プロミセス』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

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キキちゃんの主演作は初主演のガーシュイン以外は

ずっと観て来ているけれど

今回はチケット獲得にかなり苦労しました・・・

 

結局自力ではゲットできず、

お友達のおかげで観劇出来ました。

 

これはもう本当に観劇できてよかった、と心から思う

最高にハッピーで楽しいミュージカル作品でした!

 

 

 

まず幕開き最初のナンバーで、

(まぁミュージカル作品によくありがちなナンバーではあったんだけど)

あーやっぱりミュージカル楽しいなって思うと同時に

このレベルで安心してミュージカル作品出来るトップコンビは必要だよねって思った。

 

キキじゅりほんと待ってるから



キキじゅりは2人ともが上手いのはもちろんなんだけど

歌声も綺麗にハモってたし

膨大な量の台詞をテンポ良く掛け合ってるのとか相性もいいと思うんだよね。

 

くしゃみが止まらない主人公と

しゃっくりが止まらないヒロインの

2人の歌とか下手な人がやったら大事故よ?



キキちゃんチャック

主人公で台詞も歌もたくさんありながら

説明台詞も多くて客席に語りかける場面も多いから、

基本的な実力に加えて本人の愛嬌が大きな魅力になってる。

 

それでいてスーツの着こなしとかは満点の素晴らしさ。

多分客席みんな彼のこと保護者みたいな感覚で見守ってたと思う。

何をやっても可もなく不可もなくの平均点で

イマイチ存在感の薄い彼だけど、

心根はすごく優しくてフランのことが大好きで、

でもやっぱり男の本能には逆らえないかーっていう可愛さもあって

そして毅然とした強さを見せることもある。

彼のこれからの人生に幸あれと心から願ってしまうよね。

 

峰里ちゃんのフランがまた隅から隅まで可愛くて!

お衣装も鬘も全部イイ!

あとやっぱりミュージカル作品のヒロインが歌えるの最低条件だと思う。

作品自体のレベルが俄然上がる。
浮かれて喜んでる姿も落ち込んで泣きそうな姿も魅力的なヒロインだった!

2幕の方がもちろんストーリーは深いんだけど

キキじゅりの台詞のやり取りとしては前半が結構好み。


チャック→フランの矢印は強いんだけどその逆は、

顔は知ってるんだけど名前はなんとなくしか覚えてない、

みたいな期待薄さなんだよね。

でも彼女はちゃんと彼の存在に気付いてくれてる。

チャックみたいな温厚で優しい人の魅力に早く気付けた方が

絶対にフランは幸せになれると思うんだけど、

でも、シェルドレイクみたいな男がかっこよく見えて

ハマってしまう気持ちもわかるんだよね・・・


もうフランの葛藤と辛さと

でもその中にほんの少しの幸せを見出してしまうの、見てて本当に辛い。



和希シェルドレイクの言ってることはさ、

自分が瀬戸花的立ち位置で聞けば、

はぁーん?ふざけんじゃないよ!って思えるんだけど、

でも彼に夢中なフラン視点から見ると、

目の前で大好きな人にあんなこと言われたら断ち切れないよね

うわぁーん思い出しても辛くなってきた!

ってかさ!そらちゃんがかっこいいのよ!

確実にレストレード警部の経験が活きてる!
もしかしたらフランのことは本当に愛してるのかもしれないって

ちょっと思わされちゃったけど結局本当にクズだったから

主人公カップルを心から祝福出来てよかった!笑


キキそらが芝居も歌も安定の相性の良さだったけど、

キキちゃんが重役そらちゃんにペコペコしてる姿は新鮮だった!笑


でも私はキキそらの並びが大好きだったから

やっぱり寂しさの方が大きいかも(号泣)

 

キキじゅり、キキそらに負けないくらい、

キキぽんもよかった!


ドレファス先生役のまゆぽんはもう大御所感満載なんだけど

可愛らしい隣人さんでチャックとのやり取りが微笑ましくて!

たくさん笑わせてもらったけど、

でもフランに語りかけるようなナンバーでは泣けてしまった。

これからも若い2人を見守ってほしいな!

 

で、ですよ。
今回の大敢闘賞はなんといってもルイマキセですよ。
本当に急遽の代役だなんて信じられないくらい

劇場中の注目を掻っ攫っていった。すごいわ。


多分フクロウ見るたびに思い出すわ、マージ

最高だった。

 

 

もう1人。大活躍だったのが

シェルドレイクの秘書・ミスオルスン役の瀬戸花さん!

 

最初はちょっと嫌な人かと思いきや、

最後には打倒・シェルドレイクの女たちの代表みたいになってて

なんかこう、とってもかっこよくて彼女の一種の復讐に

とても胸がスカッとしました。

 


重役さんズは4人一緒に出て来てみんな渋味があっていいんだけど

やっぱりしどーさんは品があってイケメンでしたわ。


バーの場面でバイトしてたしどーさんが本領発揮のかっこよさであった!

 

あと私の大好きな沙羅ちゃんがとびきりキュートだったー!

ピンクのお衣装も可愛いし、

表情とかも作りすぎなくらいきゅるんきゅるんさせててキャラ立ってていい!
後半大暴走な場面もいい!
(扉芸は20世紀号のブルちゃん思い出した笑)

 

2場面くらいコーラス3人娘が出て来るんだけど、

陽彩ちゃんと多分春乃さん、美星さん。かな?


陽彩ちゃんは途中看護師さんもしててナース服可愛かった♡

 

 

OLさんたちの中で、濃いめのピンクのお衣装に

黒髪の娘役さんがちょっと桜乃彩音ちゃんに似てて

可愛かったんだけど、どうやら

バーバラ役の風羽咲季ちゃんのようですね。

また1人お気に入りのかわいこちゃんが増えました。

 

 

 

 

全体を通してナンバーと芝居の割合が絶妙で

流れるように進行していくテンポのいい作品だったように思います。

 

ACT1

 

まずは響き渡る目覚まし時計のベルの音。

パジャマ姿のチャックが布団から登場!

顔洗ったり髭剃ったり歯を磨いたり。

パジャマが一瞬で引き抜かれると

(あれを引き抜きというかはわかりませんが笑)

スーツ姿になって食パンくわえて通勤電車に揺られて出社!

 

満員電車に乗ってる描写や、エレベーターに乗ったり

オフィスで仕事してるセットなんかも

すごく見せ方が上手い。

 

ごくごく普通の保険会社の経理担当で、

存在感が薄いせいかあまり人に気付かれない主人公。

 

 

「こんな僕でも野心がないってわけじゃないんです」

って客席に話しかけるスタイルなのも面白かった。

こんなとこは本当にキキちゃんが上手い!

 

出世欲もあるし、好きな女の子だっている。

 

人事部長シェルドレイクへのゴマすりも忘れない。

 

そして想い人・食堂係のフランの登場シーンでは

「あなたに会いたくて残業してたのよ」

なんて言い寄られるチャックの妄想が展開されて

「嘘です!妄想です!」と現実世界へ。笑

 

このあたりはコメディエンヌキキちゃんの

間の取り方の良さが最高だった。

 

 

実際には彼女に会いたくて毎日食堂へ通い詰めてるのに

「あなた今週は来なかったわね」とか言われてしまう始末。

しかも名前すらちゃんと憶えられていない。

 

 

 

と、冒頭から最初のナンバー

「HALF AS BIG AS LIFE」(「いつかきっと」)

までの間にあっという間に主人公のキャラクター説明から

日中のルーティーン、主な登場人物の紹介まで終わってる。

語り掛けられた客席もすっかり物語の中に入り込んでる。

 

いやー本当によく出来てる。面白い。

 

そしてキキちゃんの歌声がとっても伸びやかで聞いてて気持ちがいい。

 

 

 

1幕で好きだったナンバーはやっぱり

「YOU'LL THINK OF SOMEONE」かな。

「君を待つ人」っていう邦題も可愛い。

 

峰里ちゃんが歌の合間に挟んで来るしゃっくりが超絶上手い。笑

 

このチャックとフランのナンバーは

その前後の会話がまた可愛いんだよね。

 

しゃっくりが止まらないのは

もしかしたらストレス性のものかもしれない。

「もし悩みがあるなら」「僕でよければ」

なチャックがもう本当にいい奴ーーー!!!

 

「何か趣味を持ったら?」という案に

「1人で?」って笑うフラン。

「それなら僕が!」っていう下心を

隠せてないけどちゃんと出せもしないチャック。

 

「君を想う男がいることを忘れないで」と

歌うチャックも可愛くて素敵だったな。

 

 

 

フランと女の子たちの

「I SAY A LITTLE PRAYER

(「あなたを想えば」)

も最高に可愛いナンバーだった!!!

 

♪好きよ好きよ愛してる彼だけを

♪どれだけ会えなくても

っていう歌詞も可愛い。

 

難しいメロディラインに変拍子

それでも峰里ちゃんのストレートに響く力強い歌声から

ひたむきでまっすぐな想いが溢れ出てて最高。好き。

 

 

 

重役さんたちばかりかとうとうシェルドレイクにまで

アパートの鍵を貸すことになったチャックは

代わりにと大好きなバスケットボールのチケットをもらうんだけど。

 

そりゃシェルドレイクからしたら

チャックにはどこかに出掛けて戻って来て欲しくないしね。

 

それで嬉しそうにフランに

「バスケットボール興味ない?」

って聞いちゃうあたりがもうほんと可愛い。

 

しかも実はフランも大のバスケファン。

 

「今日は約束があって」と一旦は断られるものの

用事が終わってから来てくれることになって

大喜びのチャックのナンバー

「SHE LIKES BASKETBALL」

これは運命だと舞い上がるチャックがこれまた可愛い。

 

 

うん。でも、客席は察してる。

 

シェルドレイクがアパートの鍵を借りたのは

フランと会うため。

フランの約束はシェルドレイクに会うため。

 

そんな2人の中華料理店の場面。

 

和希シェルドレイクがさ、

あの甘い声でさ、

あの低く優しく響くいい声でさ、

「会いたかったよ」とか言うんですよ。

 

そればかりか、

綺麗だよ君を想ってる君を愛してる離れたくない

とかとかとか。

言うんですよ。

 

無理だよ無理無理無理。

フランは決別しようって、もう終わりにしようって

思ってるのにね。

これは和希が悪い。笑

(シェルドレイクです)

 

しかもフランのツレナイ態度に

「だったらもう君との関係を終わりにしたい」

とか言い出すんですよ、和希。

(シェルドレイクです)

 

 

「I SAY A LITTLE PRAYER」を歌っていた時の

ときめきMAXなフランちゃんの

キラキラした表情を思い出してしまって

そうだよね酷い男だってわかってても大好きなんだもんね

って切なくなってしまう。

 

チャックとの約束を思い出して「行かなきゃ」って言ってるのに

「大した約束じゃないと言っていただろう?」って

言われて断り切れないんだよね。更に切ない。

 

で、この場面の更なる切ないポイントは

セット1階の中華料理店でそらじゅりが繰り広げられている中、

セット2階のスタジアム入口には、

ドリンク2つとポップコーンを抱えて

フランが来るのを待ってるチャックがいるとこ

 

これ、上下で同時に見せてくるの。えぐい。

 

しかも試合が終わってフランが現れなくても

「きっと僕の風邪がうつったんだ。可哀想に」

とか言うの!

 


その上翌日フランに謝られても

「待ったのはたった15分」とか言うの!

 

ほんとお前いい奴だな、チャック!!!



 

しかも部屋にあった忘れ物まで届けに行ってあげるの!

シェルドレイクに!

キラキラした、でも鏡の割れてるコンパクト。

 

受け取ったシェルドレイクがチャックに

「独身のお前がうらやましいよ」

みたいなことを言って歌い上げるナンバー

「WANTING THINGS」(「欲しいものは」)

は本当に危険!

 

だって、本当にフランのことを想って辛いように見えるんだもん。

だって、歌うの和希そらなんだもん。

 

 

そんなしっとり場面の後に登場してくるミス・オルスン。

 

「あなたカンザス支店の支店長でしょ?

 私ね、ミネアポリス支店長」

 

みたいに話しかけられたフランは

最初は意味がわからないんだけど

結局のところ、彼女もシェルドレイクの元愛人で

同じような元支店長が社内に大勢いて

連れていかれるお店もみんな同じだし

「妻と離婚する」話もみんなにしてるんだって

大きなお世話で教えてくれる。

 

「プレゼントのコンパクトも選んだのは私」って聞いて

(あ、コンパクト・・・さっきの・・・(察し)って

客席がなるとこでしたね。

 

現実を目の前に叩きつけられたフランが

もう本当に可哀想で・・・

ここの峰里ちゃん、本当にいい表情してたんだよね。

 

 

ACT1のラストは社内で盛大に開催される

クリスマスパーティーの場面。

チャックももちろん浮かれてはしゃいでるんだけど

フランの様子がおかしいことに気付いて

「何かあった?」って聞く声が優しくて泣ける。

 

キキちゃんのこの果てしなく優しい声と言い方、大好き。

 

張り切って用意したニット帽をかぶって

「どうかな?」って笑ってるチャックに

ちょ、おま、なんでそれ選んだよ?って

こっちが笑っちゃうんだけど

「自分で見てみたら?」って

フランが自分のコンパクトを

差し出してくれたところで、

さすがにチャックも(察し・・・)ってなるんだよね。

 

あの、シェルドレイクの愛人が投げつけて割れたらしい

例のコンパクトをフランが持ってるんだから。

 

何も言えなくなってフランに

「どうしたの?」って聞かれたチャックの

 

「いや・・・鏡が割れてるから・・・」

 

が最高に素晴らしかった。

 

ここのキキちゃんは本当に素晴らしかった。

 

いつも穏やかに笑ってるチャックだけど

さすがにこれには何も言えなくて

強張った笑顔を張り付けて

なんとかフランに笑いかけてるのがわかって、

キキちゃんの表現が素晴らしいからこそ本当に辛かった。

 

フランの言う「今日はこのあと用事があるの」と

シェルドレイクに頼まれて部屋に用意したツリーやシャンパン。

きっと彼の脳内であれとこれが完全に結びついたであろう

ところでACT1終了~!

(もちろんこの時点で私は泣いてました。笑)

(だってチャック可哀想すぎるでしょ???)

 

 

 

ACT2

 

落ち込んでバーで飲んだくれてるチャック。

そこで出会う個性ツヨツヨ女子マージ。笑

 

クリスマスの夜に1人で飲んでる男と女。

「1晩の出会いなんて求めてないから」とか言っても

それでも何かをちょっと期待してしまう、

物寂しくて別れ難くなってしまう2人。

 

ここでまた素晴らしい、っていうかえぐいのは

マージとうぇーい!なチャックの背後に

事後感たっぷりなシェルドレイクの腕に

抱かれているフランが見えることですよ!!!

(しかもそこチャックの家な!!!)

 

またしてもあのセットの1階と2階のやつですよ!!!

本当に酷い!!!

 

でもシェルドレイクとフランの間に流れるのは

決して甘い空気ではなく

泣いて怒るフランをなだめようとするシェルドレイク。

 

「誓って言う」とか「約束する」とか

「私だって君の側から離れたくない」とか

耳障りのいい甘いフレーズを並べておきながら、

用意できなかったプレゼントの代わりに現金を渡し

今日は家でツリーを飾らないといけないと

いそいそと帰っていくジェフ・クズ・シェルドレイク!!!

 

 

一方その頃チャックくんは

ちゃっかりとマージをお持ち帰り。

なんかここ、チャックくんもやっぱり男の子なんだなって

思うと可愛くて可愛くて。

 

大盛り上がりの2人だけど、

なんと1人でそのままチャックの部屋に残ってたフランが

睡眠薬の過剰摂取で意識不明になって発見されて大騒ぎ。

 

辛かったよね、フラン。泣ける。

 

といったわけでそれどころじゃないので追い出されたマージが

「地獄へ堕ちろー!」って叫んで去ってくの

マジで最高ルイマキセ!!!笑

 

 

お隣に住んでるドレファス医師ぽんさんの協力もあって

なんとか最悪の事態を逃れたフラン。

 

彼女が目を覚ました時に隣にいて欲しいと電話で伝えられても

自宅でご家族に囲まれたシェルドレイクはもちろん来るわけがないし

彼女への労りもなく金だけ出そうとしていて

さすがのチャックも怒りを露わにしているので

見ている私も腹が立つし、怒りで悔しくて涙が出る。

 

 

「死なせて欲しかった」と嘆くフランを叱咤した上で、

身体の傷も心の傷もいつか癒えると励ますドレファスと

一緒になってなんとかフランを元気づけようとするチャックの

「A YOUNG PRETTY GIRL LIKE YOU」は

キキちゃんとまゆぽんの掛け合いが楽しい陽気なナンバー。

 

その後のチャックとフランが少しずつ

打ち解け合っていく姿がとっても微笑ましい。

 

チャックが、多分フランを思いやって、自分の失恋話や

それで自分も死のうとしたことがあると打ち明ける。

 

そうして心の距離が少し縮まったように見える2人の

「I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN」

(「恋よ、さよなら」)もとても可愛い。

 

 

そんなところに現れるのがフランを迎えに来た

兄のカール。(ルイマキセ2役。最高)

 

フランとの仲を誤解したカールが

「地獄へ堕ちろー!」って捨て台詞吐いて去ってくの、

これはずるいじゃん・・・笑

 

 

 

シェルドレイクから中華料理店に呼び出されたチャック。

「ミス・クーベリックの件は僕にお任せください!」

と切り出す覚悟で向かったのに、まさか

「妻とは離婚したので彼女のことは俺が引き受ける」

と言われてしまう。

 

「元秘書からの電話1本でこんなことに」って言ってるから

どうやらミス・オルスンが奥様に電話したようですね。

 

 

このシェルドレイクの秘書のミス・オルスン

1幕でフランにあれこれ言ってきた時には

なんとも感じの悪い嫌味な人だと思ったけど、

シェルドレイクの元を去る時に

「あなたとの関係が終わった時に慰めてくれたのは仕事と給料」

って言いきって、しかもちゃっかりと退職金依頼の書類にも

サインさせてたりしててスマートでかっこいい。

その上シェルドレイク夫婦が本当に破綻したのなら

あっぱれな復讐劇。

 

そう考えるとかつてフランに言った

「コンパクトなんて売り払ってスニーカー買って早く逃げなさい」

って台詞も嫌味じゃなく本当に意味のあるアドバイスに聞こえてくる。

 

見てるこちらまでスカッとさせてくれる

かっこいいお役でした、ミス・オルスン。

(なのに何で退団しちゃうんだよぉせとぅ・・・涙)

 

 

 

目の前にいるシェルドレイクが

離婚早々フランに結婚を申し込むつもりだと言って、

それでも結婚までは時間がかかるから

それまでまたチャックの部屋を借りたいと、

そうのうのうと言われてついに感情を爆発させたチャックくん。

 

そこからのタイトルナンバー

「PROMISES,PROMISES」

キキちゃんのかなりの見せ場。

 

♪心に嘘をつかず生きていこう
♪もう怖いものはない
♪恐れはしない

 

そう、セットの高い高いところで

劇場中に響き渡るええ声で歌い上げるチャックくん。

 

キキちゃんは声量と声の伸びが本当に気持ちいい。

 

 

もう荷物をまとめてこの街を出て行こう、

そんなチャックくんにドレファス先生が

「その後彼女あれからどうしてる?」って聞くのね。

 

そしてそう聞かれて答えられなくて
「これ開けちゃいません?」って酒瓶を出すの。

本当は辛いのに強がって笑顔でお話してるの。

もう見てて本当に辛い。

 

傷心のチャックがドレファス先生と2人で

お酒を飲もうとしているところにフランが駆けこんで来る。

 

 

シェルドレイクにプロポーズされたと言うフランに

「なんて答えたの?」と問うチャック。

 

「なんて答えたと思う?」

 

この後に訪れる静寂のタイミングで

「なんて答えたんだ?」

って痺れを切らして入ってくるドレファス先生最高。笑

 


シェルドレイクと自分は全然相性がよくない。
だってバスケットも知らないし。

心から自分を思ってくれる人は目の前にいると、

そう気付いたんだと打ち明けるフラン。

 

 

 

「愛してる」
「聞こえなかったわ」

 

 

「僕は君が大好きだって言ったんだ」
「聞こえた」

 

 

なんて可愛らしい愛の告白なんでしょうね。

もう甘々で可愛すぎて泣けてきますよね。

 

 

 

うわぁーん

おめでとうチャックーーー!!!

幸せになるんだよーフランーーー!!!

 

 

最高のハッピーエンドをありがとう!!!

 

 

 

さて。カーテンコールです。


セットも曲もクリスマス仕様。可愛い。

 

部屋のベッドから顔を出す

チャックとフラン

もうこの2人の幸せを心から願うマンと化しているので

2人が幸せそうに笑い合ってるだけでこちらも最高に幸せ。

 

そしてそこにスタンバイするキキじゅりの様子を

想像すると容易に萌えられるので2度美味しかったです。

 

原田先生ありがとうございました!



楽公演のカテコの模様もスカステニュースで見ましたけれど。


宙組子として最後となる和希のそらちゃんが

ソファの真ん中に座らされて

キキちゃんからお花を渡されて感無量な姿に

こちらも胸がいっぱいになりました。

 

キキちゃんからそらちゃんへの言葉が

本当に戦友・同志への愛ある励ましで
「大変なんですよいろいろと」と組替経験者からの

実感のこもった言葉もあり本当に温かかったですね。

 

 

 

とにもかくにも観劇後には

あー楽しかったー!!!

って大声で叫びたくなるくらいの作品でした。

 

贔屓を追う演目とは違って作品自体を楽しめる上に

キキちゃん峰里ちゃんそらちゃんと大好きなトリオなんだもん。

そりゃ楽しいよね。実力的にも文句なしだし。

 

そんな「プロミセス、プロミセス」の思い出でした。

 

続きましてはOG公演「GM」についてを書きたいと思います!

(こちらもまた長くなりそうです。笑)

ミュージカル『ドン・ジュアン』

続いては昨秋のこの公演

 

ミュージカル「ドン・ジュアン

 

についてを書きたいと思います。

 

 

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この公演は、4月に退団したきほちゃんの

退団後の女優さんとしてのデビュー作品でした。

 

張り切って初日から観て参りました。

初日の感想はこちら↓

 

coco7698.hatenablog.com


この記事の最後に

「映像が無理ならせめて音源だけでも」

って書いてるんですけど、

なんとDVDを発売してくださるとのことで!!!

嬉しいです本当にありがとうございます!!!

(しかもなんとキャトルさんが販売してくださるとのことで

身内感半端ないのが更にありがたいです!笑)

 

 

youtu.be

 

 

発売は4月とのこと・・・遠い・・・

 

とりあえず記憶の限りで思い出し記事を

まとめておきたいと思います。

 

 

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ミュージカル『ドン・ジュアン』

作詞・作曲:フェリックス・グレイ
潤色・演出:生田大和(宝塚歌劇団)

 

物語の舞台はスペイン、アンダルシア。

毎夜、欲望の赴くままに女と酒を求め続けて放蕩の限りを尽くす色男、ドン・ジュアン

そんな稀代の色男がいつしか、「真実の愛」によって変貌していく…。

 

<出演>
ドン・ジュアン:藤ヶ谷太輔

マリア:真彩希帆

ラファエル:平間壮一
ドン・カルロ:上口耕平
エルヴィラ:天翔愛

騎士団長/亡霊:吉野圭吾
アンダルシアの美女:上野水香(東京バレエ団)
イザベル:春野寿美礼

ドン・ルイ・テノリオ鶴見辰吾

アンサンブルキャスト(五十音順)
一条俊輝、伊藤寛真、風間無限、鹿糠友和、仙名立宗、西岡寛修、

西田健二、宮垣祐也、山野光
弓野梨佳、小石川茉莉愛、島田友愛、鈴木百花、谷須美子、

則松亜海、花岡麻里名、平井琴望、松島蘭

 

梅田芸術劇場 メインホール  :2021年10月7日(木)~17日(日)   
TBS赤坂ACTシアター  : 2021年10月21日(木)~11月6日(土)    

 

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元々、同じ演目を何度も観劇することはないタイプの観劇人ですが

(もちろん「演目」ではなく「贔屓」を観に行くのは複数回)

これは何度でも観たいと思わされる公演でございました!

雪組公演望海版初日に立ち会った観客の興奮が容易に想像出来ますね。

そして出演者たちの思い入れの強さもわかる気がする。

 


まず曲がいい

日本人てスパニッシュっぽい曲調無条件で好きなとこあるしね。

 

 

そして今回の生田・藤ヶ谷版

初演から引き続いてご出演の方々の歌もダンスもレベルが高い!
あとお衣装もセットもすごくいい!

 

初日公演でもうすでに一定のレベルで出来上がってたけど、

それでも2回目、3回目・・・と更によくなってた。

 

 

藤ヶ谷ジュアンと真彩マリアの並びや歌声の相性も良くて、

何よりカンパニー全体がとても仲良さそうで微笑ましくて、

第2章のスタートが素晴らしい公演で生田先生に感謝!

 

 

 

それではメインキャストの方々の印象などをざっくりと。

 

 

★主役ドン・ジュアン:藤ヶ谷くん

 

いやー藤ヶ谷くんはですね、まず思ってた以上にとてもお上手で!

これは嬉しい驚きでした!

 

何よりまず色気とかっこよさが凄くて圧倒されてしまった。

 

これまでバラエティやトーク番組でのお姿しか知らなかったので

歌もダンスもお芝居も未知数、ハードル低めに設定しておいたので

「思ってた以上に」とか言う失礼極まりない感想になっちゃいました!笑



スタイルもいいしダンスもかっこいいし

それでいてマリアとのシーンではめっちゃ甘々な空気を醸し出してくるし

なのにカテコのご挨拶はとても誠実で

劇場まで通うファンが多いのも納得だなぁ、なんてことも思ったり。

 

最初に割れたセットの奥から登場してきた時の

主役感というかスター感も素晴らしかったな。

宝塚ファンの習性なのか思わず拍手しちゃったんだけど

(宝塚の公演ではトップスターさんへの登場拍手が存在します笑)

でも劇場全体から発生した拍手だったように思う。

 

 

冒頭での人の心を持ってないかのような冷たい感じも

騎士団長の亡霊に怯える感じも

ラストの悟った感じもどれも素敵だったけれど、

何よりもマリアの膝枕で幸せそうにしてるのが可愛かった。

 

あれはきゅん死に値する

 

 

 

☆ヒロインマリア:きほちゃん

 

きほちゃんマリアは可愛くて上手で、

私の大好きなきほちゃんだった…!!!

真っ直ぐで純粋でとても可愛い!


これまでの発光してるような陽のオーラはそのままに

幾分かの大人っぽさや色っぽさが増してて

(これは年齢的なものもあるかもだけど)

これからどんなお役・舞台に出会っていくのか、本当に楽しみになった!

 

お衣装は

①最初の石職人のパンツスタイル

②ジュアンと恋に落ちた後の青セットアップ

③甘々「変わる」シーンの白のセットアップ

④「愛が、呪い」からラストの黒ドレス

の4着かな?

カテコは再び②の青セットアップでした。


この③白と④黒の時のダウンスタイルの髪がとてもよかった!

可愛らしさと色気とがイイ具合のバランスで出てて

最高だったのでキャトルで舞台写真販売して欲しいくらいだった!!笑

 

 

★ラファエル:平間さん

 

平間さんは地球ゴージャスの公演やアミューズ系のイベントで

お名前は認識してたんですけど、でも、

こんなに大きなお役でちゃんと拝見するのは初めてで。

 

歌やダンスがお上手なのはもちろん、

ラファエル優しそうですっごく良い奴で。

どこが不満だったんだよぉマリア・・・って思ったり。笑

 

まぁ石職人としての彼女を認めてはくれてなかったですよね。

・・・それでもさすがにちょっとラファエル可哀想過ぎない…???

 

あとはね、カテコでマリアきほちゃんと楽しそうに

わちゃわちゃしてる姿が可愛かった!

 

 

☆ドン・カルロ:上口さん


今回とてもとても印象的だったのがドンカルロの上口さん!

お名前くらいは…の認識だったんだけど、

かっこいいし歌も上手いし台詞も聞き取りやすいし

これはミュージカル界の逸材なのでは…???

(今更何を言ってんだって感じですよね、すみません笑)

 

物語を進めていくストーリーテラー的な立場だったり

台詞にメロディに乗せたようなナンバーを

とってもお上手にこなしていて、

この作品の全体的な流れは上口カルロによって

滑らかに、でも幾分かのザラっとしたものを含みながらも

運ばれていったような気がしています。

 

 

 

★イザベル:春野さん

 

出て来て歌う人がどの人もとりあえずみんな上手かったんだけど、

中でもこの春野イザベルがとんでもなく素晴らしかった!

 

かっこよさと美しさに溢れてて

則松さんと2人で歌うとことか聞き惚れた!

 

藤ヶ谷ジュアンとの並びも

上口カルロとの並びも素敵に似合っちゃう美女っぷりもさすが。

 

 

☆エルヴィラ:天翔愛ちゃん

 

まず声がいい!

澄んだ歌声に情念を滲ませてくるの上手だった。

まだ不安定なとこもあったけど一途さが素敵!

 

私の印象としては初日が1番しっかり歌えてて、

なぜだか日を追うごとによれよれしてきちゃったね。
でも悪くないと思うんだよね、彼女。

荒削りなところが今回のお役には合ってるし。

これからの成長が楽しみな女優さんですね。

 

 

★騎士団長/亡霊:圭吾さん

 

そしてなんといっても圭吾さんが絶品!

声もいいしダンサーだしあの存在感ね!

 

登場の騎士団長として騎士団を率いている場面が

もうすでにかっこいい。

 

その後の亡霊としての出番でも

なんていうのかな、こう、ぬるっとした存在の仕方がいい。

 

主役のジュアンから見た底知れぬ気持ち悪さとか

もう逃げられないんじゃないかっていう不安や恐怖を感じさせる。

 

宝塚版でも言われてるけど、この公演の再演は

主演とこの役の役者が揃わないと難しいよね。

そんなキーポイントなお役ですよね。



☆アンダルシアの美女:上野水香さん

 

エキゾチックな美しさとダンスが素敵だった。

 

あと、バレエダンサーの方だから勝手に

とても身長の低い華奢な方だと思ってたら

これがまた案外長身で!!!

 

エルヴィラちゃんを見下ろす時の迫力が凄かった!

美人の圧ってすごいですよね!

 

しかし数場面の登場にこれだけの大物配するとか

本当に豪華で贅沢ですわ。

 

 

★ドン・ルイ・テノリオ:鶴見さん

 

愛と威厳に溢れた優しくそして哀しいお父さまでした。

 

舞台よりもドラマや映画などの印象の強い鶴見さんだけれど

お歌は上手だし声量も充分だししっかりした舞台演技だし

(ほら映像ばっかりの方が舞台出るといろいろあれなこと多いじゃないですか)

驚いてしまって調べてみたら案外舞台作品やミュージカルにも

ご出演されているのですね!

 

息子を想って歌うソロ曲は切々と感情が伝わって辛くなるし

ラストの悲劇をちゃんと見届けてくれる、

これもまた彼の息子への愛情なんだろうな、なんて思いました。

 

 

 

メインキャストの方だけでなく

アンサンブルの方々もどの方も

歌もダンスもハイレベルで

そしてどんな場面でもセビリアの街に

あの「ドンジュアン」の世界にしっかりと生きていて

だからこそどの場面もどのナンバーも

劇場中にしっかりと広がって観客に届いたんだろうな、って

そんな風に思いました。

 

 

 

さて、では。

以下、印象的だった点など箇条書きにて。

(主にマリアに関する場面になるかと思いますが笑)

 

 

1幕

 

まずはセットが素敵だった

セビリアの荒野。大きな月の背景。夜の酒場。

マリアの工房。2人の寝室。

多くの人が行き交う街の往来。

宝塚の舞台に慣れてると、時折それ以外の舞台のセットを

寂しく感じることもあるけれど、

それがなくて、どれも過不足のない効果的な、

そして素敵なセットで上手な見せ方だったと思う。

(パパ宅のお机だけは見る角度によっては

笑ってはいけない耐久場面でしたけどね笑)

 

 

主役ドンジュアンがなかなか声を発しない

これもなかなかインパクトのある点でしたよね。

まず彼の周りの登場人物が彼についてを語り、

割れたセットの奥から満を持して登場・・・

そこからこの物語の発端となる騎士団長殺しのエピソード。

騎士団長殺し」と街の人々に噂されても

何食わぬ顔でいつものように酒場に現れるドンジュアン。

そしてこれまたいつものように彼に魅了された女たちに囲まれ

でもその女たちを鬱陶しそうに振り払うドンジュアン。

 

そこからのナンバー「俺の名は」

ここがようやくのドンジュアンの第一声。

ここまでNo台詞のNo歌なんですよね。面白い。

 

 

騎士団長殺しの場面の

騎士団長・圭吾さん

「友よ、共に」の兵隊仲間たちとの

ラファエル平間さん

上手くてかっこよくて素敵だった!

 

おそらく騎士団の皆様と兵隊仲間さんたちは

同じ方々なのでしょうけれども

本当に皆様お上手で!!!

あれれ?な人がいないことが驚きであり

寂しくもあり。笑

(宝塚は上手になっていく様子を見守るのも1つの楽しみ方です笑)

 

 

マリアの最初の登場場面

ラファエルが仲間たちに婚約したことを

発表する場面なんだけど、

ラファエルをみつけて嬉しそうに駆け寄ってくる姿とか

バックハグされて照れてる姿とか可愛かったな・・・

 

でも、みんなが婚約祝いしてくれるって言ってるのに

躊躇ってるマリアや、

石像で頭がいっぱいなマリアに不満そうなラファエル。

不穏な空気流れまくりなんだよね。

 

 

「♪ドンルイテノリオ~」

このエルヴィラちゃんのお歌のメロディ頭から離れない。

可愛い。好き。

 

 

悪の華が好き過ぎて、

前奏が流れてくるだけでキタキタキタキタってなるし、

ジュアンとカルロが白熱してくるとゾクゾクするし鳥肌立つ。

藤ヶ谷さんと上口さんのコンビネーションも最高!

 

そもそもこのナンバーは

望海×彩風版ですでに鳥肌認定されてるんだった笑

 

 

そこから続く「快楽(Du plaisir)も好き。超好き。
センターで踊り出す藤ヶ谷くんが

さすがジャニーズ!!!っていう華のあるゴージャスさで

かっこよくて、彼の劇中ナンバーで

私はこれが1番好きかも。

 

 

マリアの工房

ジュアンとマリアの出会い

もしかしたらこの2人は騎士団長の亡霊によって

意図的に出会わされていたのであって、

お互いに恋に落ちるのはその呪いのせいなのかもしれない。

でも、そんなことはどうでもいい。

っていうか、もうそれでもいい。

って思うくらいに2人が運命的に出会って

あっという間にお互いしか見えなくなって

突っ走ってしまうの、本当に可愛かったんだよね。

 

 

マリアの「石の像」のナンバーも好き。

名誉ある騎士団長の石像を任されたことを喜び

自分の制作の世界や作成途中の作品に

うっとりしているようにさえ見える。

少なくとも「婚約者<石像」は確かだと思う。

 

そんなマリアの姿を見つけ、そして見つめるドンジュアン。

出会ってしまった。見つけてしまった。

そうしたらもう離れることはできなくなってしまった。

そんな藤ヶ谷くんの表情が素敵でした!

 

 

♪あなたの~声が聞きたいの~

と歌うマリアがノミ(かな?)をカーンと打つと

それと同時に胸を打たれる衝撃がドンジュアンを襲う。

ベタな演出だけど私は嫌いじゃない。むしろ好き。

 

マリアきほちゃんのカーン!が元気すぎて

可笑しみすらあったのはご愛敬で。笑

 

 

 

マリアと出会ったあとのドンジュアンの

「エメ(Aimer)」

これもまた素敵なナンバーで。

歌詞にある通り本当に「愛に貫かれ」たような

藤ヶ谷くんの表現というか歌い方好きでした。

 

 

 

私はこの演目、映像含め未見で

ストーリーも結末もあまり知らないままの初見だったんですけどね。

 

運命の2人が出会った後にラファエルの場面があって、

戦況芳しくなく兵士たちが次々と倒れていく・・・

あれ・・・これ、もしかして婚約者帰って来ない・・・?

って思わされてしまう憎い流れでしたね。

 

ほらだいたい芝居やミュージカルにおいて

「大丈夫すぐ帰ってくるから」って出征していった人って

帰って来ないじゃないですか。(偏見)

 

 

 

まぁ婚約者が戦地から帰って来ないからと言って

すぐに別の誰かと・・・ってのはどうなのかとか

そんな道徳的なことが脳裏を過らなかったと言えば嘘になりますけど、

でも「亡霊の呪いによって出会わされた運命の2人なのだから」

って脳内で唱えると何でも納得できてしまうの我ながらちょろいな

って感じでしたね。笑

 

 

 

で、まんまと恋に落ちた2人がセビリアの街にいる。

楽しそうに手を取り微笑み合ってる。

 

そんな1幕ラストの

「何かが変わり始めてる」

ここはもうすべてが大好きだった。

 

この場面の曲も2人も街の人々も。

本当に幸せに満ちていて見ている自分も

幸せな気持ちでいっぱいになった。

 

 

まず上口カルロの歌で始まって

お父さまやイザベルやエルヴィラも登場する。
イザベラの歌に合わせてカルロが踊るのも素敵!

 

 

ドンジュアンとマリアが

近い距離で向き合って

足を踏み鳴らしているところが好き

まるでお互いに強く共鳴し合ってるよう。


自分の周りに人を寄せ付けなかったドンジュアンが

マリアに手を引かれて人の輪の真ん中に入っていって

すごく嬉しそうにしてるのとか見ると泣きそうになる。

 

 

街を行く人の赤子を自らの腕に

抱かせてもらった時の藤ヶ谷くんが、

人の温もりや命の尊さを思い出したような

本当にいい表情するんだよね。

なんかこう、人としての血が通い始めるような。

 

それにこの場面はきほちゃんの陽の魅力

強く出ててとても活きてる。

マリアに生命力が溢れすぎてるから

ドンジュアンがそれに引っ張られていく感じが

すごく好き!

 

 

きっとこのあとは悲劇が待ってるんでしょ?

ってそんなのわかってたけど、

でも、ここで迎える1幕ラスト。

本当に幸せな気持ちで幕が降りてくれて嬉しかったな。

 

 

 

2幕

 

セビリアの恋人たち」

 

この場面も本当に可愛かった!

曲調がどこかスパニッシュ調で

セビリアの街に1つの情熱的な恋が生まれたことを

歌っていてすごく好き。

 

 

石像職人としてのマリアから、

お衣装鬘それから表情纏う雰囲気・・・

あらゆる要素がすっかり恋する女の子に変わっていくの、

見てる側も本当に幸せな気持ちになった。


あんな幸せそうなきほちゃん、

在団中のお役ではなかなか見られなかったからな・・・笑

 

マリアの姿を見失っただけで不安で探し回っちゃう

藤ヶ谷ジュアンも可愛すぎた・・・!!!

 

 

1幕ラストでは出会えた歓びにキラキラしつつも

どこかまだ戸惑いが見えて「変わり始めてる」状態なのに、

それが2幕頭になると「変わる」のナンバーを経て

お互いしか見えない・いなくては生きていけないようになる流れが

すごく素敵だったなぁ。


本当に蕩けそうな幸せそうな顔するんだもん。2人とも。

 

でもやっぱりそんな簡単にはこれまでの悪行から、

騎士団長殺し」の男が亡霊の呪いから逃げられるわけもなく。

 

街のみんなからも温かく祝福され・・・るかと思いきや

だんだんと不穏な空気が流れだすと2人の不安そうな

表情にこちらもものすごく心が痛くなりました。

 

そういえばこの場面、私が見ていた回で

マリアの頭に装着されるヴェールがすぐに落ちちゃったことがありまして。
些細なことなんだけど、でもそれによって、

あのヴェール1枚による視覚的効果の大きさなんてものにも

気付かされたりしましたね。

 

 

真っ白なセットで真っ白なお衣装のマリアが歌う

「彼を愛してる」

彼女のドンジュアンへの想いが溢れていて

きほちゃんの歌声もものすごく甘くて柔らくて大好きだった。

 

きほちゃんのあの蕩けそうな幸せ顔は武器だと思う!
あざと可愛いとこが本当に好きです。
 (もちろん褒めてます)

 

 

真っ白な世界を作っている布が上がると

そこには幸せそうに眠っているドンジュアン

 

そこから続く「愛だけが」

2人のデュエットナンバー

 

♪愛だけ
♪愛だけあれば
♪他に何も要らない

 

たとえ街の人たちに何を言われようと

愛だけがあればそれで構わないと歌う2人が本当に可愛い。

 

「君とともに眠り君とともに目覚めるそれだけで幸せ」

と言うドンジュアンに

「いつまで飽きずにいてくれるかしら?」と

可愛く問うマリア。


ドンジュアンが服を着ようとして、

マリアが袖を通すの手伝って、

襟を直してあげたりするのも可愛い。

 

初日だったかな?

ここ、なかなか袖に腕が通らなくて、

でも全然動じずにお芝居続けてて、

でもやっぱり袖は通らなくて笑

それなのにドンジュアンとマリアはいちゃいちゃしてて、

可愛いが溢れすぎてて最高だった!

 


今回はキスシーンも宝塚式だし

ベッドの上に2人が並んでいても夢々しい真っ白な世界で

(イメージとしては花組公演の「愛と革命の詩」)

双方のファンに優しい作りになってたと思う笑

 


お手洗いで一緒になった藤ヶ谷くんファンだと思われるの方々の

「キスシーンちゃんとしてなかったー!楽しみにしてたのに!」

って言う声が聞こえた時には思わず笑っちゃったけど!笑

(「してなくてよかった!」じゃないんですね?!笑)

 

 

いやでも本当に。

短いけれど2人が一緒に過ごす時間から溢れ出す多幸感がすごい。

あのまま幸せになって欲しかったな・・・

 

2人は決してただの一目ぼれではなくて

ちゃんと一緒に過ごす時間の中で距離を縮めてるんだよね。

 

 

こんな2人の幸せが長くは続かない事件が起きる。

なんとラファエルが生還してきてしまう。

 

エルヴィラから、マリアがドンジュアンと付き合っていると

聞かされたラファエルの「マリア」のナンバーも

素晴らしかった!

怒りに満ちた力強い歌声。

 

せっかく生きて帰って来たのに

帰ってこなければよかったような空気を

恋人から感じてしまったらそりゃ辛いよなー

なんて思っていたのだけれど、

「残念だったな俺は帰って来た」

みたいな台詞があって、ますます辛くなりました。

 

 

そういえばパンフを読んだら

ラファエルの出征はレコンキスタだと書いてあって

また世界観の解像度が上がったような気がしました。

余談ですが。

 

あと、雪組版でラファエルを演じたひとこちゃんが

時折「絶対殺すマン」みたいに言われるのは

この曲由来か!と初めて知りました。笑

これも余談ですが。

 

 

 

復讐の炎にラファエルを燃え上がらせた

怨念の塊みたいなエルヴィラもすごい。(こわい)

 

実はマリアに婚約者がいたと知ったドンジュアンの

「嫉妬」のナンバーも、もうほんっとうに

心の底の本音が渦巻いててドロドロしてていい。

 

自分だけを見ていて欲しい、

他の奴のことなんて見ないで欲しい、

そんな嫉妬心でいっぱいになってしまうドンジュアン。

 

心から誰かを愛することが初めての彼にとっては

こんな嫉妬っていう気持ちも初めてで戸惑ってしまう。

戸惑う、っていうか、こんな感情があるなんて

知らなかったぞ!って怒ってしまう。

 

うんうん。そうだね、辛いよね。

でも、いろんな感情を覚えたね。成長したね。

って思いながら見てました、私は。笑

 

 

ラファエルからの決闘の申し出を受けたドンジュアンに対して

お前の方が強いから決闘やめろソング(笑)の場面も大好き!

 

曲名は「誰に対しても情けはかけない」だそう。

 

ここのカルロ上口さんがかっこよくてねぇ・・・
途中、上口さんと圭吾さんの絡みがあるんだけど

ダンサー同士でもタイプが違ってめちゃめちゃかっこいい。

どちらも好き。

 

 

そして決闘場面を前にしてやってくるのが

真彩マリアの大ナンバー「愛が、呪い」

 

初日にこのナンバー聞いた時の感覚は

ひかりふる路」の初日に「葛藤と焦燥」を聞いた時のようでした。

 

大好きな贔屓のきほちゃんだけど、

どこかものすごく俯瞰的に「すごい!」って思ってました。

 

このナンバー、宝塚版にはなかったそうで。

追加してくださった生田先生に本当に感謝。

 

ここの場面のマリアのお衣装が黒のレース使いの素敵な

シックなドレスで、

やっぱりどこか喪服を連想させられてしまうし

真彩ヲタとしては謎の女(@「fff」)も脳裏を過る。

 

でもとっても素敵で、ロングの少しウェービーな

鬘とあいまってとっても似合っててすごく好き。

 

少し物寂し気な前奏から始まるこのナンバー。

フラメンコギターとかなんかそんな雰囲気。

それでもだんだんとマリアのドンジュアンへの

想いが高まっていって後半には熱い熱い心の叫びへ。

ラスト、マリアの悲痛な「愛してる!」が響き渡る

劇場の空気がとても好きだった。

 

 

それにしてもですよ。

きほちゃんのことをはじめましてでご覧になった方が、

 

あら可愛い(登場)
→声も綺麗ねぇ(台詞)
→お歌も上手なのね(歌)
→スタイルめっちゃいいな(腹出しお衣装)
→なんか凄いなこの子
→うっわ・・・すっご・・・(「愛が、呪い」)

 

って段階踏んで驚いてもらえるようになっていてとても親切設計。笑

 

 

 

「夜明けの決闘」

 

決闘の場面はスピード感も迫力もあって素晴らしかった。

真ん中の藤ヶ谷ジュアンと平間ラファエルの白熱度合いがすごくて

場面全体の熱量が半端なかった。

 

 

超絶くだらないことなんですけどね。

ドンカルロとマリアの(ほんのわすがな)絡みを見て

「これは概念上の咲きほなのでは…?」と思ったりもしました笑笑

(誰にも伝わらないこの概念笑)

(って思ったけど咲きほ担のお友達はわかってくれたので満足!)

 

 

 

「愛のために、俺は死ぬ」

 

愛を知って、自分の重ねて来た罪の重さを知って、

自らの死を選んだドンジュアン。

この大ナンバーを歌い切った藤ヶ谷くんは、

ドンジュアンの「人生を生き切った感」が出てて好きでした。

 

「せめて人として死にたいそれにはこれしかなかった」

というドンジュアンの切ない叫びのような歌声と、

最期に寄り添うドンジュアンとマリアの姿、

そして薔薇の花びらの鮮やかさがとても印象的でした。

 

 

1幕かな?息子の悪行を見兼ねた父ドンルイテノリオが、

「お前が死んだ時に悲しむのは俺ひとりだ」

といった内容の歌を歌う場面があるのですが、
このラストでみんなが彼の最期を悲しんでいて

背負った罪や呪いから解放されて旅立って行くのだな、

となんだか少し観客としても悲しさだけじゃなく

安堵感に似たものを感じたことを覚えています。

 

 

 

カーテンコール!

 

毎回出演者の方々のわちゃわちゃが可愛くて

とっても癒されたカーテンコール!

 

きほちゃんのソロ曲のメロディを覚えておきたいのに、

カテコの「何かが変わり始めてる」が好きすぎて、

終演後は結局それがずっと前から頭を回り続けてしまったよね!

 

 

とある日。

藤ヶ谷さんが真っ先に薔薇拾ってて、

前方来た時にそれを客席に投げる・・・

かと思いきやフリだけで投げない、みたいなのをしてて、

それを後ろから見てたきほちゃんと笑い合ってて

2人に可愛いが溢れてて客席の私が昇天しました!

またとある日。

いつもラファエル平間さんと楽しそうに絡んでるけど

その日は横並びになるとこで肩組んだままステップ踏んでた。可愛い。
でもそのあとハケる時、きほちゃんは平間さんの方見たのに

もう背を向けられちゃっててちょっと泣きまねして

反対袖に向かうきほちゃん相変わらず可愛いの塊であった・・・

 



なんかもう、きほちゃん可愛かった話ばっかりになっちゃうよね!

仕方ないよね!だって私真彩担だから!

 

今回の公演は梅芸と赤坂の両方で観たけれど

私はキャッチミーを大阪でしか観てないので

赤坂ACTの舞台に立つきほちゃんの姿を

初めて観ることができたのも嬉しかったな。

 

 

あと、梅芸と違って(笑)赤坂公演は開演前に

かなり本気の静寂が訪れるのがとてもよかった!
 

 

ある日の終演後には規制退場を待ってる間に近くから

「ヒロインの子可愛かったわねぇ」って言う声が聞こえて

えへへありがとうございますぅって思ってたんだけど

そのあとに「でもどこか男前な感じもするわね」って!笑
え?一体どうしてバレたんだろう?って思ったりもしました笑

 

 

 

 

千秋楽からもう数ヶ月経った今思い返してみても

きほちゃんがとっても楽しそうに舞台に立っていて

素晴らしいお役で最高の演目で

仲の良さが溢れ出てるような温かいカンパニーに恵まれて

新しいスタートを切れたこと本当に幸せだなって思う。

 


公演初日から千秋楽までずっと

藤ヶ谷さんのファンの方の感想も温かくて

本当に嬉しかったしありがたかったです!

またいつか何かのお仕事でご一緒できる機会があればいいのにな。

 

ちなみに私もすっかり藤ヶ谷さんにときめく体質になりました!笑

 

 

以上、「ドンジュアン」覚書でございました!

(もうほんっとうに自分のメモ書き笑)

 

お次は多分宙組プロプロについてを書きます!

(でもこれも本当に素晴らしかったからまた時間かかりそうだな)

 

 

帝国劇場で「笑う男」を観てきました☆

2022年2月3日に帝国劇場での

初日を迎えるはずだった「笑う男」

 

初日開演前に突然の公演中止発表。

 

 

数日の公演中止を経て

ようやく幕が上がるかと思えば

東京には大雪警報。

 

 

本当に観られるのだろうかと

不安でいっぱいだったけれど

無事に観劇して参りました!

 

 

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公演の感想については

また自分の観劇が全て終わってから

(そして順番が来たら)

ゆっくりまとめようと思いますが。

 

とりあえずは

帝劇の舞台に立つきほちゃんの姿を

見ることが出来てとても幸せでした。

 

デアちゃん、とっても可愛かったー!

 

 

どうか千秋楽まで

そして大阪博多まで

カンパニーの皆様お元気で

完走できますように♡

 

 

次の観劇日が楽しみです!

雪組退団者のお知らせ

昨日のこのお知らせ。

 

 

雪組 退団者のお知らせ

 

下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。   

雪組
綾 凰華

2022年6月12日(雪組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団  

 

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これはちょっと。

 

嘘じゃないかとか

何かの間違いじゃないかとか

自分の見間違いじゃないかとか。

 

いろいろ考えてみたし

1晩寝かせてみたけど

なんだかどうやら事実のようで。

 

贔屓のきほちゃんの退団発表よりも

なんなら衝撃だし辛い。

 

 

きほちゃんのインスタのストーリーでの

「だいっすきなあやなが最後まで元気に走り抜けられますように♡」

「優しく、あたたかく送り出してくれてありがとう」

「全力で愛をお返しするからねー!!」

というメッセージや

 

Twitterに溢れた

♯愛してるよ綾凰華

のタグにも泣かされました。

 

 

ご卒業のタイミングの大正解は

「本人が決めたタイミング」の1択で

他人が口を挟む余地なんて少しもない。

 

あれこれ文句言わずに

ご本人とそのファンの皆様がご卒業のその日を

幸せに迎えられますように祈るべきだってわかってる。

 

 

それでも。

彼女の退団が寂しい。

もっと活躍する姿を見たかった。

もう少し雪組の男役として応援させてくれるって信じてた。

そんな本音がこぼれてしまうことは許して欲しい。

 

 

きほちゃんが星組から雪組へ組替えになって

その1作後に同じように星組から雪組へ異動になったあやなちゃん。

 

星組時代も雪組時代もずっと彼女の舞台を観て来たし

何よりもうちのきほちゃんはあやなちゃんのことが大好きで

あやなちゃんのおかげで見られたきほちゃんの笑顔が

いっぱいいっぱいあった。感謝。

 

きほちゃんのラストをあやなちゃん・りさちゃんで

送り出してくれたこと。これにも深く感謝。

 

あやな・なつこ・りさ。仲良し3人組。

まさか3作かけて1人ずつ順にいなくなってしまうなんてね。

 

 

この事実を受け入れるにはまだ時間がかかりそうなので

ちょっとだけ吐き出させてもらいました。笑

 

 

 

でも本当は大声で叫びたい!

 

なんでだよーーー!

まだ早いよーーー!

 

 

咲ちゃんをセンターとしたダンサブル雪組

あの美しくかっこいいダンスをまだまだ見たかった。

 

 

いますぐ戻ってこい、ODYSSEY!!!

「いつか」ではもう遅い。遅いんだよぉぉぉぉ。涙

「川霧の橋」「DreamChaser-新たな夢へ-」@博多座配信

変わらずマイペースに観劇記の更新を続けて参ります。

 

結局年を跨いでしまいましたが。

10月の終わりに配信にて拝見した

月組博多座公演についてなど。

 

(本当は大劇場公演始まる前に更新したかった)

 

 

月城かなと×海乃美月

美しき新トップコンビのプレお披露目公演です。

 

 

これ、発表された時には博多まで行こうかと

悩んだほどだったんですよね。

れこうみコンビが大好きなのに加えて

なんとあの「川霧の橋」が初めて再演されるのですから。

 

 

(結果、きほちゃんの「ドンジュアン」と

公演期間が被ってしまったので行けなかったんですけどね)

 

 

 

戸切『川霧の橋』
山本周五郎作「柳橋物語」「ひとでなし」より-
原作/山本 周五郎 脚本/柴田 侑宏 演出/小柳 奈穂子


山本周五郎の「柳橋物語」「ひとでなし」の二作品をもとに、柴田侑宏が描きあげた『川霧の橋』。

江戸隅田川界隈を舞台に、大きな運命の流れに弄ばれながらも懸命に生きていく若者たちの

姿を綴ったこの作品は、1990年に月組剣幸こだま愛のさよなら公演として上演され、

その情趣溢れる舞台は絶賛を博しました。

純粋な愛の哀しさや様々な人間模様を鮮烈に浮かび上がらせた傑作の初の再演に、

新トップコンビ、月城かなとと海乃美月を中心とした月組が挑みます。


スーパー・ファンタジー
『Dream Chaser -新たな夢へ-』
作・演出/中村 暁
“Dream Chaser”とは夢を追い求める人。

夢を追うひたむきな情熱をテーマに、場面毎に異なった世界観の音楽とダンスで、

月組生達の多彩な魅力をお届けするショー作品。

様々な“夢”を詰め込んだ煌びやかでゴージャスなステージを、

新生月組のスタートに合わせて上演致します。

 

主演:月城 かなと、海乃 美月

公演日程:2021年10月11日(月)~11月3日(水)

 

月組公演 『川霧の橋』『Dream Chaser -新たな夢へ-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

「川霧の橋」の初演は1990年。

なんと30年ぶりの再演!

 

さすがに私も初演リアタイには間に合ってないけれど

ファンになった当初は併演の「ル・ポァゾン」と合わせて

何度も何度もビデオテープで見た思い出の作品です。

 

剣幸さん・こだま愛さんコンビの集大成として

本当に素晴らしい作品なのでこれは再演難しいよなぁと

長年言われてきたし私もそう思ってきましたが、

今回月城かなと・海乃美月新トップコンビで再演ときいて

嬉しかったですし期待も高まりましたよね。

役者が揃うのを待っていたんだなと納得の再演。

 

月組の名作を月組で再演」これもまた嬉しい。

私の親組は月組なので。

 

 

 

といったわけで「川霧の橋」

 

半鐘が鳴り響く中での開演アナウンス。

美しい影ソロに浮かび上がる美しき新トップコンビの姿。

「江戸切絵」という粋なショルダータイトルに

相応しいドラマティックな幕開け。

 

これこれこれ

これが「川霧の橋」よねーーーー!!!

とすでにテンションMAX。(早い笑)

 

 

半さんの回顧台詞。

そして若衆の和太鼓から始まる祭りの場面。

初演の流れのままで懐かしい。

 

祭り太鼓は最初がれんこん&うーちゃん?

ここが久世さんと若央さんだったっけな?

 

真ん中にれいこちゃん登場。

その後ろの大きな太鼓のサイドにちなちゃん・ありちゃん。

これはウタコさんにカナメさんゆりちゃんだったよね。

 

懐かしいなぁーーーー!!!

 

 

ここのお祭りの場面、本っ当に好き☆

月城・幸さんも鳳月・半さんも艶やかで伸びやかな歌声が最高!

 

あとこの場面、ちらちら画角に入り込むゆいちゃんと

ありちゃんと京さんが横並びなところが可愛いポイントでした笑

 

 

祭りの終わりに棟梁から

「後継は幸次郎」との発表があって

幸さんはみんなから祝福されてるんだけど

それをよく思わない清吉がお話を動かしていくのよね。

 

冒頭に火事のシーンを象徴的に入れておいて

和物作品としての華やかな和太鼓・祭りのシーン、

そこからその流れで芝居の本筋に入っていく。

 

本当に柴田先生の脚本力には脱帽ですよ。

 

 

主なキャストで言うと

 

まずは主役幸次郎のれいこちゃん(月城)

 

美しさが最初に注目されがちなれいこちゃんだけど

歌もいいし芝居もいい

とりわけ芝居歌がいいと思うんですよね。

 

幸次郎の、心が広くて人間として大きくて、

なのにすごく不器用なところが

とても魅力的な幸さんだったと思います。

 

 

ヒロイン・お光のうみちゃん(海乃)

 

うみちゃんも、もう美しいだけじゃなく実力も安定しているから

安心してどんなお役も見ていられるけれど

今回のお光ちゃんに関しては前半を上手に可愛く幼めに作ったことで

後半のいろんな辛いことを経験してきたお光の姿に説得力が出るし

ようやく幸さんの元へ行ける幸せそうなお光の姿を

観客も「よかったねーーーー」って見守ることができるんだろうな、と。

 

 

半次郎・ちなちゃん(鳳月)

 

私は元々が涼風ファンだからこのお役には思い入れが強いけれど

涼し気な目元に爽やかな口跡、ちょっと掴みどころがなさそうに見えて

実は情に厚い素敵な半さんでした。

初演が歌うまさんだけに歌数も多いけどどれもよかったです!

 

 

清吉・ありちゃん(暁)

 

これは難しいお役ですよね

敵役的お役ですけどヒーロー作品に出てくる完全なる悪役とも違うし。

だっていろんな人の運命を狂わせたのは火事であって

誰かのせいではないわけだし。

それでも観客に「お前さえいなければ・・・!」と思われる存在だし

なんといっても「本当にクズ」なんですよね笑

クズなありちゃん、私は好きでした!

 

 

 

さてでは場面ごとに印象に残っている点など。

 

 

今回はなんといっても私の大好物である

「ありうみ」が堪能できるのが最高!!

 

幸さんがずっとお光のことを想ってると勘付いてる清吉が

先手を打って求婚してしまう。

しかもすぐ所帯を持つならまだしも、

「幸次郎の下じゃやってらんねぇ!おれはこの街を出るから

それまで待っていてくれよ」的な・・・

なんなの超絶自分勝手!!!(好き)

 

でもそれをまだ幼く純粋なお光は受けてしまうのですねぇ・・・泣

 

 

「おみっちゃん、俺は心配しなくていいんだな?」

 

これよこれこれ・・・清吉のズルくて上手いとこ・・・

わかる・・・こんなん言われたら待っちゃうわ。

だってクズだけど中身ありちゃんなんでしょ?

そりゃ待つわ・・・笑

 

でもこれでもうお光はこの約束に縛られてしまうのよね。

これはもたもたしてた幸次郎も悪い!(おこ!)

 

 

 

ちょんまこと千代松役のみよっしー(柊木)が

また上手いですね!いつも上手だけど。

でも清吉に邪見にされてる姿を見ると

「ありちゃんに冷たくされたらみよっしー泣いちゃうよ?」

っていう邪念も多少過りました。笑

 

 

お甲さんは初演の舞希さんがあの特徴的な声もあって

本当に色気のあるかっこよさで素敵だったのですが

泉里ちゃん(麗)も落ち着きがあって上手でしたね

 

 

半さんにくっついてる徳さんるおりあ(瑠皇)も上手いし
お組ちゃんについてるいちごちゃん(咲彩)もいい


月組さんは本当に1人1人台詞が上手いし
今回は台詞中でお役の名前を言ってくれることが多くて

他組ファンにも親切な作りでしたね。笑

 

 

月城・幸次郎さんの

「お光・・・もう何年お前を想っているか」

からのしっとり歌う主題歌が最高にいい!

 

なんでそれを本人に伝えないんだよ・・・!!!

ってヤキモキしながらも

れいこちゃんの芝居歌の素晴らしさが発揮された名場面。

そしてやっぱり多少のウタコさんぽさも感じる。

 

 

ここで開演から約30分
なんとなくの人物説明が終わって物語が動き出すー

 

 

幸次郎の、お光を嫁にもらいたいという気持ちを知った

棟梁夫婦がお光ちゃんのおうちにその申し出に来る場面。

 

光ちゃんがいいと幸さんが実際に言った場面はないけれど

棟梁に問い詰められてもじもじしながらお光ちゃんの名前を出した

れいこ幸さんの姿を想像すると爆萌えできる。笑

 

あと、この場面はなんといっても

「こんちはー!」「どうぞごゆっくりー!」

うみお光ちゃんの破壊力!!!!


なんなんあれ????

最高に可愛かったんですけど????

 

 

結局のところ、お光ちゃんのお母さんの

「お光を杉田屋へはやらないで」という遺言を尊重した

おじいちゃんに断られてしまうのだけど、

これ、大人になってから聞くと更に辛いですよね・・・

 

自分の家が貧しくて娘に余裕のある暮らしをさせてやれないこと。

裕福な人から悪気なく投げかけられた言葉によって

お母さんはきっとそれが悔しくて悔しくて仕方なかったんだろうな。

辛いね・・・

 

 

帰って来た棟梁から結果を聞いて、

それでもどうしても諦められなくてすっ飛んでくる幸さんの

好きな女を一途に思う姿が最高にかっこいい!

 

光ちゃんのおじいちゃん

初演の汝鳥さんが本当に素晴らしかったのですが

今回の月組も孫への愛情、亡き娘への想い、

そして職人としての生きざまなど、これまたさすがの好演でした。

 

そんなおじいちゃんに

「もう来てくれるな」と言われてしまった幸さんと

孫のためにそう言わざるを得なかったおじいちゃんの

やり取りは見ていて心が痛い場面でした。

 

 

そしてとうとう冒頭で説明されたあの日。

あの火事の日まで開演から50分

「承」から「転」へってところでしょうか。

 

初演で恵さかえさんがされていたお師匠さんを京さんがされていて

(京さんは初演時はお蝶さん役)

初演で邦なつきさんがされていたお常さんを梨花さんがされているの

梨花さんは初演時はおりくさん役)

脳内で多少のバグを起こしつつ、とっても懐かしく嬉しい配役。

 

 

習い事のお稽古から戻って来たら

家が火事になっていたお組ちゃん(天紫)。

両親は自分が帰るまで絶対逃げずに待ってる、

と信じて燃えさかる街へ飛び込んでいく姿に、

どれだけ両親から愛されて育って、

そしてどれだけ両親を愛しているかが伝わって辛い。

 

そんなお組ちゃんを遠くからずっと想ってる半さんも更に辛い。

 

じゅりちゃんのお組ちゃんは

育ちの良さが滲み出ていて半さんが惚れてしまうのも納得。

じゅりちゃんはお顔だけじゃなく声も綺麗でいい。

 

 

 

どれだけ気まずくても来るなって言われても

それでも火事の報を聞いて

光ちゃんの家に再びすっ飛んで来た幸さんが

おじいちゃんをおぶって逃げてくれるんだけど、

それでも間に合わず川端で息を引き取る場面は

内容知ってるはずなのに涙が溢れて止まりませんでした・・・

 

 

ここで、こんなところでなんだけど

お光に「いつかは振り向いてもらえると思ってた」って

素直に自分の気持ちを伝える幸さんがこれまたかっこいいんだよね。

 

 

あーもうほんとアイツさえいなければーーー!!!

 

 

ってことでアイツこと清吉くんですが。

 

女の子侍らせてチャラチャラ出てくるわけですよ。

くっそお前!!!って思ってはみるものの!

 

これがですね!

 

あり清吉りり(白河)お民

並びが案外良くてですね。笑

あらー素敵。

 

「わかってるよ」とか言いつつ

拗ねるお民の頬に指をつつつと滑らせる様など

ひょえええええええーと叫びましたとも。

 

ありりり。

またどこかで見られますように。

 

 

記憶を無くしたおみっちゃんのことを

「お姉ちゃん!」って呼ぶ子が

とても上手で可愛いなーって思ったのですが

あの子が詩ちづるちゃんだったのですね。

 

ほうほう。これからが楽しみです。

 

 

身を持ち崩したお組さんの元に現れた半さんの、

「お組さんじゃありませんか?」

ちょっと「桜華に舞え」の愛奈姫と八木永輝を思い出してしまって

辛さマシマシになってしまった。

半さんはきっとずっと探し続けてくれてたんだろうけど、

でもきっとお組ちゃんにとっては見つけられてしまったことが

ある意味残酷だったよね。

 

彼女の最期が半さんへの

「優しい人だった」で事切れるのがせめてもの救いかな。

いや、半さんはそんなこと言ったってどうやっても

耐えられないほど後悔の念で自分を責めてしまうのでしょうけど

観てる観客の私たちがね、少しは救われるかなってそんな風に思いました。

 

 

 

行方知れずになったお光ちゃんを待つことも許されず
所帯を持った幸さん。

その奥様およしのゆいちゃん(結愛)がまた

きゃんきゃんしたお嬢さんだった幕開けから

しっとりとした奥様になられていて

年月を経た役作りの繊細さがいいなぁ、と。

 

病弱な奥様に寄り添う幸さんも

優しい理想の旦那っぷり。

 

一方記憶が戻ったおみっちゃんも

戻って来た清吉と所帯を持つのだけど・・・

まぁ上手くいくはずがない。

清吉には所帯を持って落ち着く気なんてさらさらないんだから。

 

 

幸次郎・およし夫婦と行き会った後の

橋の袂でのお光ちゃんの独白台詞からのソロ歌。

ここはうみちゃんの見せ場だったと思うけれど

さすがに上手かった!

うみちゃんも前半からぐっと声を落として落ち着いた声色。

 

 

清吉との日々から

彼はちっとも自分のことなんか愛してなかったこと、

幸さんがおよしと並んでいる姿を見て

本当は自分が幸さんのことを好きだったこと、

今になって気付くなんて・・・

いろんな想いが溢れてのおみっちゃんの姿に

胸が苦しくなったしやっぱりうみちゃん上手いなぁと

素晴らしいなぁと思った場面でございました。

 

 

あとね、どうでもいいポイントなんですけど

おみっちゃんが清吉のあれこれ

(捕まったとか逃げ出したとか)を聞いた時に

「きっとあの人は~~なんでしょう」

みたいなことを言うんですよね。

それを聞いて、なんだかんだ言っても

夫婦として過ごした日々が多少はあったからか

清吉のこと案外理解してるんだなぁって

ちょっと面白く思ったりもしました。笑

 

 

結末は初演の通りのハッピーエンドで

幸さんとおみっちゃんの幸せそうな姿には

良かったねぇって心から思うし、

プレお披露目であるれこうみとも重なって胸熱なんですけど!

 

 

ただ、ですよ。

 

病弱な奥様がお亡くなりになって

100ヶ日を迎えたばかりの幸さんが
旦那の死の知らせが届いたばかりのお光に

今度こそ一緒になろうってのは?

さすがに??早くね???

って思ってしまったのは

私が大人になってしまったからなんでしょうか?笑

(初演の映像を見ていた中学生の頃には

こんなところ引っかかりもしなかったのにね!)

 

 

「まだダメなの」って言うお光の方が

絶対しっかりしてるよね!

(でもそんなところもちょっとれこうみに通じて可愛いね笑)

 

 

まぁいいです。

そんな雑念はおいといて。

 

初演と同じ橋の上での幸さんお光ちゃんのラストの場面には

ただただ涙が溢れました。

 

影ソロのいちごちゃんの柔らかい歌声が

優しく2人を包み込んでいてとてもいい!

 


蛍を取ってと強請るうみちゃんの可愛さよ!!!

 

「もうどこへもいくな」のれいこちゃんの本気具合と

それに頷くうみちゃんの無垢さよ!!!

(もう役じゃなくれこうみになってる)

(ほんとこのコンビ長く見せて欲しいよ)

 


幸さんの羽織ってる杉田屋の法被と

光ちゃんの帯がまるでお揃いで設えたかのように

同じような水色なのもまた良き!!!

 

 

幸せな自分たちの裏で起こってる

あの2人のいざこざなんて全然知らないんだろうなぁ。

 

でも知らなくていいよなぁ。

 

なんならこのままずっと知らないで欲しいよなぁ

 

 

「女房と2人の通行手形だからお光が必要」

って言う清吉くんだけど、それ別に誰でもいいのでは?

おみっちゃんである必要ないよね?

半さんとのやりとりでのちょっと狂った感じの清吉、

嫌いじゃないです。

 

でもクズ清吉なんかのために

半さんが命を落とすのは耐えられないので

いつかひょっこり杉田屋に戻って来てくれないかなぁ、

なんてこともまた思ったりしました。

 

 

 

月城・海乃コンビスタートの「川霧の橋」

上質なお芝居が堪能できて

とて満足でございました!!!

 

 

 

続いてはショー!

「Dream Chaser」について!

 

 

紗幕が開くとそこには大きなお月様のセットとれいこちゃん!

 

思わず画面の前で拍手しちゃったし

そのキラキラした姿に泣けてくる。

 

何度でも言っちゃう。

新トップ就任おめでとうーーーー!!!

 

全体的に、珠城さんのパートにれいこちゃん、

れいこちゃんのパートにちなちゃん、と順当に繰り上げされた模様。

 

 

ありちゃんの歌ソロに合わせて
うみちゃん率いる娘役が踊るとこがとても好き!

外ハネのうみちゃんもショートのゆいちゃんも可愛い!

 

そこからのれこうみのデュエダンパート。

これもまた最高に可愛い。泣ける。

 

 

プロローグ後のれいこちゃんのソロ歌。

ここは歌もお衣装も新しくなってましたね。

 

珠城さんの赤いお衣装もヒーローっぽくてお似合いだったけど

周囲の白金とはちょっと合わないなーなんて思ってしまった

私としましては新しいお衣装とてもよかったと思います!

 

 

 

スパニッシュ


本公演と変わらずちなちゃんソロから。

対するありちゃんも本公演からそのままなんだけど。


さくらちゃんのパートがじゅりちゃんになったことで

場面の雰囲気が全然って見えた!


なんかこう…さくらちゃんが「よろめき未亡人」なら
じゅりちゃんは「勝ち気なご令嬢」ってイメージ?

(「赤と黒」の印象かなぁ???)

 

ちなちゃんとじゅりちゃんの並びは長身で大人っぽくて素敵。

 

 

ミロンガ


ありちゃんの銀橋渡りはかっこよくて見入っちゃう。
両サイドははーちゃんとゆいちゃん。
2人とも可愛くて好き。

 

 

ここの場面はなんといっても

本公演から引き続きうみちゃんがかっこいいのなんの!

紫が最高に似合う。素敵。

れいこちゃんとの絡みでは

ふくれたうみちゃんが!新鮮で!可愛い!!!

 

れいこちゃんは新しくこの場面に入って

大変だったと思うけど、

大人っぽい雰囲気もうみちゃんとの並びも素敵であった!

ただやっぱりあの紫のテロテロスーツは珠城さん仕様だな

と改めて。まぁこれは仕方ない。

(そしてやっぱりこの場面はトップコンビだよなぁとも改めて。

まぁこれも仕方ない・・・のかな・・・)

 

 

あと誰ですかー?

この場面で組長とゆいちゃん組ませた人はー?
最高でーーーーす!!!

 

 

アビバ


いーや!さ!

ありちゃんかっこよかっっったね!!!

 

そりゃもちろん歌やラップはれいこちゃんの方が

声量もあるし経験値からしても上手(うわて)ではあるんだけど。

 

ダンス!ダンス!ダンス!なところと

ザッツアイドル!なところは存分に本領発揮してたんじゃないかと。


センター分けのちょっぴり濡髪で
カメラに向けて「サランへ」からの指ハートとか…

これは撃ち抜かれますわよ…

 

 


中詰

 

ここは最初の並びが本公演では

珠城・鳳月・暁の長身脚長トリオで

ものすごくかっこよかったんだけど

今回はれこうみちなのトップトリオでの登場で

トリオ萌えする私は大喜びでしたよ。



ここの場面のうみちゃんの紫の布の大ぶりな髪飾りと
それをサイドに流すスタイルがとても素敵だったのと

この紫がれいこちゃんとお揃いになっているところが

コンビ萌えきゅんポイントでございました!

 

途中で前場に出ていたありちゃんも登場。
早替わりなのにちゃんと髪型も変えてきてる。

そんなとこもとても好き。

 

 

ライフの場面は最初の歌がちなちゃんになった以外は

あんまり変わった印象なかったかなー?

 

 

風間さんの銀橋ソロるねちゃんになったのは
ムード歌謡っぽさが増してよき。

なんというかこう、粘度の違うねっとりさというか。笑

 

続いての娘役さん場面

ここのうみちゃんの金髪ショート!

美しさとかっこよさの両方があって素敵!

大人っぽいお衣装を品よく着こなせるうみちゃん好き。

 

ほんの少しだけどうみゆいの絡みがあって我大歓喜

(もっとくださーい!)

 

 

 

そしてそして。

大階段の真ん中に立つれいこちゃん


神々しいまでに真ん中が似合う。

美しい。

 

あと、れこちなありの並びがとてもいい。

 

 

デュエダン


青いドレスで階段を降りてくるうみちゃんの美しさ。
私の大好きな娘役さんの長手袋が

うみちゃんの長い腕に映える。
キラキラした肩ひもも素敵!

 

シンプルな黒燕尾に

オールバックなれいこちゃん
オーソドックスな

お団子髪飾りのうみちゃん。
こんなクラシカルが似合う

正統派美男美女コンビ。

 


今回のデュエダンはちょっとしたドラマ仕立てになってて

踊る2人の作り出すストーリーが素敵だし
ふくれたうみちゃんが可愛い。

(あれ?これさっきも書いたね)

(仕方ないだって可愛いんだもん)

 

 

からの~スタンドバイミー!!

 

ここの始まりの2人が可愛すぎる!!!

えーもうなんなの?

可愛いが過ぎるとは本当にこのことよね?

踊っている2人が楽しそうで嬉しそうでいい。

演技に長けた2人の良さが存分に生きたデュエダン。

プレお披露目でこのデュエダンは

きっとお2人のファンの方々は嬉しいんじゃないかなって

勝手に想像して更に泣ける・・・笑

 

 

男役スターさん数人が登場するのも

ドリチェっぽくていいし、

うみちゃんとれいこちゃんのそれぞれが

その男役さんたちと絡むものいい。

 

本公演から大きく変えることなく

素敵なお披露目仕様になってて素晴らしい!

 

新しい組のスタートとしても素敵でしたよねー!


 

パレード

エトワールははーちゃん!

安定の美しさと澄んだ歌声。

 

パレードのお衣装は本公演のそのままだと思うけれど

やっぱりれいこちゃん、うみちゃん、そしてちなちゃん。

それぞれこれまでよりもぐっと大きくなった羽根を背負った姿に

感動したし、祝福の気持ちでいっぱいになりました。

 

 

新生月組

とっても素敵なトップコンビ。

これからも素敵な作品たちに出会ってくれますように。

 

 

 

 

・・・・・で。

昨年のうちにこの記事更新したかったんですけどね、

できないうちに年が明け、新しい公演が始まり、

そして恐れていた組替えまで発表されてしまいました。

 

 

ありちゃん星組か?

は案外ヅカヲタの中では高確率で予想されていたことでしたけど、

それでもやっぱり寂しい。

大好きなれこうみの月組に大好きなありちゃんにいて欲しかった!

 

と傷心のままこの記事は一旦更新しておこうと思います。

 

 

次は、「ドンジュアン」についてを書く予定です……が…

どうなることやらですよ。

(本当はこれまで昨年中に書いておきたかったんですけどね)

 

 

 

2021⇒2022

2022年となりました。

 

皆様、新年おめでとうございます

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

2022 TAKARAZUKA REVUE

 

Keep on Moving さらなる、輝きをめざして。2022 TAKARAZUKA REVUE | 宝塚歌劇を楽しむ | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

 

といったわけで。

 

今回も新年恒例

「各組の2021年を振り返りつつ

己の各組の現在のお気に入りちゃんを書き記しておく」

の回でございます。

 

これ、後で自分で読み返すと面白いので皆さんお勧めですよ。

(別にblogじゃなくメモ書きとかでも)

(案外自分の趣味嗜好が変わっていたりいなかったりします)

 

今回は思い付きで

「このトップコンビでこの作品見てみたい」

のコーナーも作りました。笑

 

 

大した内容はありませんが

よろしければお暇つぶしにどうぞ~☆

 

 

 

花組さんの2021年>

 

年明けはトップコンビの「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」から

国際フォーラム&梅芸メインで華やかにスタート

その裏で聖乃さんバウ初主演「PRINCE OF ROSES」

 

続く春の本公演はアウグストゥス」「Cool Beast!!」

これで娘役トップ華ちゃんと2番手スター瀬戸さんが退団

 

柚香・星風新トップコンビのプレお披露目は

8・9月全国ツアー「哀しみのコルドバ」「Cool Beast!!」

その裏はマイティ主演「銀ちゃんの恋」(KAAT&DC)

 

年末は新体制での初めての本公演

「元禄バロックロック」「The Fascination!」

 

2022年は同演目の東京公演からスタート!

 

 

新しくスタートした

柚香光・星風まどか

れいまどコンビ

 

可愛くて大好きです!

 

ビジュアルからしてお似合い感満載。

 

 

そしてトップコンビの並びもいいけど、

柚香光ー水美舞斗ー永久輝せあ

の並びがまたサイコー!

3人とも高レベルのダンサーでショーの見応え半端ない!

 

男役さんでは飛龍つかさくん一之瀬航季くん

良き活躍の場があるといいなぁと思ったり。

 

娘役ではね、なんといってももう

美羽愛ちゃんが大好き。

可愛い。いつ何時も可愛い。

(新公配信楽しみ)

 

しょーみちゃんと雛ちゃんの退団は寂しくて仕方ないんだけど

大好きな春妃うらら嬢にはこれからも活躍して欲しいです。

 

 

寂しいのは長らく花組を牽引してきた高翔組長が組を離れること。

でもこれからは専科に異動されるとのことで、

もしかしたら宙組で寿組長との同期共演もあり得るのかも?

と76期ファンとしては少し期待していたりもします。

 

 

 

さてさて。

こんなれいまどコンビ率いる花組さんですが。

 

「長い春の果てに」とかいかがでしょ?

 

家出少女エヴァをまどかちゃんで見たい、

っていうのが1番の理由なんですけどね。

 

だってまどかちゃんがれいちゃんに

「大人になったら……ここにキスしてくれるって」

って言って唇に指を当てる姿、見たくないです???

そしてそして柚香ステファンの

「ちょっと道に…迷ってた…」聞きたくないです???

 

 

 

もしくはですね「銀の狼」はどうでしょう?

 

銀髪の殺し屋シルバのれいちゃん。

できれば扮装だけでも見てみたい!

 

敵役ジャンルイにマイティ。

シルバを殺し屋に育て上げるレイにひとちゃん。

ヒロイン・ミレイユはもちろんまどちゃん。

 

記憶を失い殺し屋として生きつつも

一体自分が何のために生きているのか思い悩み

記憶を取り戻して更に苛まれるれいちゃん。

 

権力も女も全て自分のものにしようとして

果たせず散った、

でもまどちゃんのことは本当に愛していたマイティ。

 

自分の犯した罪を背負いながらも

ずっとれいちゃんの側にい続けたひとちゃん。

そうか、お前だったんだな、ひとちゃん。

 

マイティの束縛に近い庇護から解き放たれて

誰もいない、誰からも遠い場所で

れいちゃんと生きていくまどちゃん。

 

(敢えて役名で書いてません笑)

 

 

明るい刑事と記者コンビに

ほのかくりすも合いそうだなーなんて。

 

っていうかですね、

見たいんですよね「銀の狼」

そろそろ再演しませんかねぇ。

まぁ全ツとかに持っていくには少し重いお話ですけどねぇ。

 

 

 

 

月組さんの2021年>

 

前年から年跨ぎの東京公演が1月3日に千秋楽

「WELCOME TO TAKARAZUKA」「ピガール狂騒曲」

 

退団を控えた珠城さんはDSから変更した

Special LIVE「Eternità」バウホールで開催

その後当初の予定通りのバウ公演「幽霊刑事」

同じく退団を控えたさくらちゃんはMS「FROM SAKURA」

その裏で月城・海乃コンビによる「ダル・レークの恋」

(本来は全ツだったものを赤坂ACT&DCに変更)

 

初夏から夏にかけての本公演「桜嵐記」「Dream Chaser」

珠城・美園コンビが退団

 

月城・海乃コンビのプレお披露目は秋の博多座公演

「川霧の橋」「Dream Chaser」

その裏は風間さんの初主演バウ「LOVE AND ALL THAT JAZZ」

 

2022年は新トップコンビお披露目公演が元日からスタート!

 

 

たまさくかられこうみへ

そんな2021年だった月組さん

 

2022年は元日からお披露目公演始まってますが

とても評判いいですね!

月城かなと&海乃美月

れこうみコンビ大好きなので観劇が楽しみです!

 

そしてその美しき実力派コンビを支える

鳳月杏ー暁千星ー風間柚乃

という個性豊かなこれまた実力派トリオ!

層が厚い!最高!

 

特に私は初舞台生の時からずっとありちゃんのモンペですので(笑)

今年もぬるくではありますが応援していきたい所存でございます!

 

娘役さんでは変わらず結愛かれんちゃんが大好き!

そこになんと同じく大好きな彩みちるちゃんが加わるなんて!!

うみみちるとかみちるゆいとか期待していいんですか?

ありみちるも期待していいんですか???

なんてかなり前のめりになってます(笑)

 

もちろん今年もありゆいはいつでもお待ちしてますー!

 

 

 

そんな月組さんで見たい作品なんですけどね。

これもう、本当にどこでもいいから再演して欲しいくらいに

熱望してるんですけどね。

 

 

「CAN-CAN」とか・・・やりません?

 

歌えて芝居のできるトップさんに踊れる娘役トップさん。

今こそその時だと思うんですよねーーーー!!!

 

 

ダンスホールの勝気な女主人・ピスタッシュのうみちゃん。

カンカンが法で禁止されてることはわかった上で

でも踊ることが大好きな自分のお店の踊り子ちゃんたちを

本当に大切にしているし、

その踊り子ちゃんたちのカンカンを見に来てくれる

お客様たちの幸せそうな様子に、

彼女なりの信念を持って違法営業を続けるかっこいいヒロイン。

ダンスはもちろん歌でも大ナンバーがあります。

 

 

真面目で堅物な判事のフォレスティエ・れいこちゃんが

うみちゃんに出会ったことによって少しずつ

お洒落で小粋なパリジャンへと変わっていって

最後は大ハッピーエンド&ど派手なカンカンで幕!

誰1人悪い人が出てこない最高に楽しいハッピーミュージカル!

 

キザでかっこつけてて、でも案外純粋にピスタッシュのことを

想ってる美術評論家ヴィクトールのちなっちゃん

毎度自分の作品が最高傑作だと思ってる彫刻家ボリスにありちゃん。

 

で、どうでしょうかね?

(どこにご意見したらいいのかわからないけども)

 

ちなみに絶賛公演中の「FULL SWING!」で使われている

「It's All Right with Me」は「CAN-CAN」のナンバーです☆

 

 

もう1つはね。

太王四神記……とか……どうかな?

 

あの作品、まずビジュアルがいいんだよね。

あと、曲がいい。

 

れいこちゃんタムドクと

うみちゃんキハと

ちなちゃんヨンホゲ。

 

の、扮装だけでも見せてもらえませんかね?笑

 

 

 

 

雪組さんの2021年>

 

1月1日初日の大劇場公演「f f f」「シルクロード

4月の東京千秋楽をもって望海・真彩コンビが卒業

 

彩風・朝月新トップコンビのプレお披露目は6月の全国ツアー

ヴェネチアの紋章」「ル・ポァゾン 愛の媚薬」

その裏はあーさ主演「ほんものの魔法使」(バウ&KAAT)

 

夏から秋にかけて新体制お披露目本公演

CITY HUNTER」「Fire Fever!」

 

2022年は「ODYSSEY」&「Sweet Little Rock 'n' Roll」からスタート!

 

 

こちらもだいきほからさききわへ、

な1年でしたね

 

劇場中が歌声に呑み込まれる雪組から

踊って踊って…え?まだ踊るんですか?な雪組

わかりやすくウリが変わって新鮮で新しい!

 

 

私はだいきほ担だからこれまでのようには通わないけれど、

でも、だいきほさきなトリオが最高に大好きだったから

トップスター彩風咲奈率いる雪組公演は

できればずっと見ていきたいなって思ってます!

 

雪組さんはみんな好きで思い入れも強いから

朝美絢、綾凰華、縣千、彩海せら

とずらりと並ぶスターさんたち。

みんな好きだし、応援していきたい。

 

 

そしてここになんといっても

和希そらちゃんが加わるのですよ。

あの、歌えて踊れる最強のそーちゃんが!!!

 

さきそらもあさそらもそらあやも

(表記は学年順です笑)

見たことのない化学反応が爆誕しそうで

楽しみすぎて私が爆発しそうです!

 

新公を卒業した眞ノ宮るい星加梨杏

100期コンビのますますの活躍にも期待!

 

 

娘役では、きわちゃんサイドの双璧である

可愛さもかっこよさも備えたダンサー野々花ひまり

クラシカルでもあり現代的でもある美しさの夢白あやも好き。

雪組さんを観る時に楽しみな2人。

 

そして変わらず麻花すわんちゃんも大好きーーー!!!

 

 

そんな雪組さんですけれどもね。

 

私ね、かなりガチ恋な勢いで

咲奈さまが大好きなんですけど。

 

「キャッチミーイフユーキャン」

が見たかったんですよ。

 

 

主役のフランクは天才詐欺師でいろんな職業に扮するので

白衣のドクター咲奈、パイロット服咲奈、弁護士スーツ咲奈…

あれこれ堪能できるわけですよ。最高じゃん???

 

しかも正体は学生なわけで、ヤング学生咲奈まで見られるんですよ?

パパママと絡むお子ちゃま咲奈ですよ???

想像だけで萌え散らかってしまいますよ?

 

 

ヒロインのブレンダも本当に可愛らしい、

いかにもヒロインっぽい役できわちゃんに合うと思うんですよね。

ブレンダのナンバー「Fly,Fly Away」をきわちゃんに歌われたら

私は確実に泣くと思う。

 

 

ただですね。

 

フランク咲奈を追い詰めるFBI捜査官カール・ハンラティを

私は凪様で見たかった・・・泣

スーツ凪様ハンラティさんのドンブレ、かっこよかっただろうなー!

(注。ドンブレとはハンラティさんが捜査官を率いて歌い踊る

マジでかっこいいナンバー「Don't Break the Rules」のことです)

 

フランクとカールは追う側と逃げる側だけれど

奇妙なことにいつしか彼らの間に不思議な絆が生まれて

心を通わせていくんですよね。

そんな彩彩見たかったなーなんて…思ったりしてました。

 

この作品については観劇時に感想まとめてますので

よろしければどうぞ!

「CATCH ME IF YOU CAN」@DC - 姫さまたちに捧げる戯れ言 〜舞姫と歌姫と〜

 

 

しかしこれはもうどうやっても叶わなくなってしまったのでもう1つ。

 

 

カラマーゾフの兄弟

 

これもずっと再演を待望している演目です!

 

初演の水さんも素敵でしたけど咲ちゃんも合うと思うんですよね。

女に惚れて惚れ抜いて堕ちていく咲奈。見たい!

ミーチャ咲奈はビジュアルも合いそう。

 

長男ミーチャに対する次男イワンにあーさ。

(小劇場ならあやなちゃんでも合いそう)

イワンが想い人を想って歌う

「♪カテリーナ~カテリーナ~」っていうメロディが

もうすでにあーさの声で再生される勢いです。笑

 

三男アリョーシャにあやなちゃん。(もしくはあみちゃん)

癖のあるスメルジャコフはそらちゃんかあがちがいいなー!

 

 

ただですね、これも今の陣容に当てはめると

ちょっと上手くはまらなくてですね・・・

 

この作品を再演するにあたってのキャスト的ポイントは

私的には、スメルジャコフ、フョードル、

そしてグルーシェニカだと思ってるんですけど。

 

 

雪組内、いや劇団内を見回してもグルーシェニカは

夢白1択なんですよねぇ・・・

 

見た過ぎるだろう、夢白あやのグルーシェニカをよ!!!

 

そしてまた準ヒロインのカテリーナがキャラ的に

きわちゃんにぴったりなんですよね・・・

なのでこれもまた上手くいかないなぁなんて、

勝手に想像して勝手にガッカリしたりしています。笑

 

 

あとですね、最近(でもないけど)

私の中では咲あさが熱いので

咲あさ萌えできる演目も見たいですんですよねー。

何かぴったりなの無いかなー?

 

 

 

 

星組さんの2021年>

 

2月初日大劇場公演ロミオとジュリエットが5月東京千秋楽

 

夏には礼真琴率いるSpecial Show Time

VERDAD!!」舞浜アンフィシアターにて

その裏で愛ちゃん主演「マノン」(バウ&KAAT)

そしてもう1つ専科・轟さん主演婆娑羅の玄孫」(DC&東京芸術劇場

 

秋から年末にかけての本公演は柳生忍法帖」「モアー・ダンディズム!」

これにて2番手スター愛ちゃんが退団

 

2022年は2月「王家に捧ぐ歌」「ザ・ジェントル・ライアー」よりスタート!

 

 

礼真琴舞空瞳も大好きな私は

トップコンビとしては多分星が1番好き☆

 

ロミジュリからVERDADの流れも最高だったし、

柳生で和物経験して、王家からのめぐ逢いとか

作品運をも味方に付けてて最強だな、と。

 

あと、星組本でこっちゃんがひっとんの前髪直して

あげてるところのカレカノ感」も萌え萌えでしたね。

 

(ちなみに余談ですがれこうみコンビには

「私の王子様×僕のお姫様」みたいな印象を持ってます。笑)

 

そんなトップコンビ萌えな星組さんなのですが、

案外その他に推してる生徒さんが少なくてですね。

(ここが観劇数の増えない要因なのですが)

 

ただその中でもやっぱり極美慎ですよ。

彼女はスターに必須の華やかさを備えた逸材だと

思うので行く末が楽しみだし、やっぱり目を惹く。

 

そして、天飛華音。

やっぱりこの子は上手い。注目してる。

 

この2人は雪組でいう縣・彩海みたいな

個性の被らない良いコンビだと思うので、

真ん中に並ぶバウ公演がきたらいいなぁ。

 

 

娘役では変わらず音波みのり嬢が大好き。

小桜ほのかちゃんも応援してる。

二條華ちゃん瑠璃花夏ちゃんも可愛くて大好き!

 

 

 

そんな星組さんで見たいのは、

「南の哀愁」です!

 

お気付きかとは思いますが(笑)

私はヒロインのイメージやビジュアル先行で考えてしまうので

南国タヒチの少女=ひっとん、最高!

これがまず第一です。

 

お耳の上に赤いハイビスカスを乗せた

タヒチの少女ナイヤを演じるひっとんちゃん…

想像するだけで可愛さ限界突破ですよね!

 

主役のジョンは英国人の画家さんです。

目の調子が悪く静養に訪れたタヒチ

こっちゃんはひっとんに出会うのです…

 

英国のこっちゃんのご両親に

タヒチ娘との結婚を大反対されつつも

タヒチの皆様に温かく迎え入れられて、

2人はタヒチで一緒に生きていくことを決めるのです。

 

島での盛大な結婚式の場面。

素敵なんですよ。

 

でも、南国の強い日差しを浴び続けてこっちゃんの

視力はどんどん低下していってしまいます。

 

島には目の病気に効くと言われているお花があって、

ひっとんはこっちゃんのためにそのお花を取りに

危険な崖へ向かいます。

 

あぁぁぁ…もうここからの悲劇はご想像の通りです・・・涙

 

ただこの作品の切ない点はその悲劇のみにあらず。

 

戻って来ないひっとんを探しにやってきた島のみんなは

崖の下で息絶えているその姿を目にします・・・

手にはその花をしっかりと握ったまま。

 

 

悲しみに暮れる島民たち。

しかし、こっちゃんだけには何が起きているのかわかりません。

 

そう、見えていないのです。

 

こんな悲劇ってあります・・・・???

 

ラストはこっちゃんが横たわるひっとんを腕に抱き

「ナイヤーーーー!!」の絶叫で幕、です。

 

 

どうでしょう?

ちょっと見たくなってきません???笑

 

 

 

宙組さんの2021年>

 

「アナスタシア」東京公演からスタート

娘役トップのまどかちゃんが専科へ異動(のち花組へ異動)

 

真風・潤新トップコンビプレお披露目は

Hotel Svizra House」(ブリリア&梅芸)(梅芸は中止)

その裏はそらちゃん主演バウ「夢千鳥」

そしてもうひとつまどかちゃんMS「夢みるMadonna

 

新トップコンビお披露目夏の本公演

シャーロック・ホームズ」「Délicieux!」

 

秋にはトップコンビの全国ツアー「バロンの末裔」「アクアヴィーテ!!」

その裏はキキちゃん主演「プロミセス、プロミセス」(DC&ブリリア)

 

2022年は2月大劇場公演「NEVER SAY GOODBYE」よりスタート!

 

 

宙組さんはまかキキ体制そのままに

ヒロインがまどかちゃん→かのちゃんへと変わりました。

真風さんの隣に並ぶかのちゃんは見た目の相性も良く、

良いコンビだなーと思って応援しています。

 

 

なんといっても真風涼帆×芹香斗亜

最高に好きだし、かっこいいし、並びもいいし、

2人が並んだ時の相乗効果はとてつもないなって思います。

 

宙組にはまかキキがある

これ、本当にとんでもなく魅力的なウリですよね。

 

 

いつまでもまかキキを見ていたい自分と

早くキキちゃんがセンターに立つ姿を見たい自分の

両方がせめぎ合っております。

悲しいことに両立はしないんですよね。

 

 

優希しおんくんと鷹飛千空くんは見ていて

好きーーー!!!ってなる男役さんです。

群舞などでも思わず目で追ってしまう2人です。

 

下級生では真白悠希くんが好き。いつも上手。

 

娘役さんではなんといっても天彩峰里ちゃん

上手で可愛くて最高。

キキじゅりもっとくださーい!

 

花宮沙羅ちゃんと朝木陽彩ちゃんには

今年もたくさん歌って欲しい!

歌声だけじゃなくお顔も可愛くて好み♡

 

そしてなんといっても今の私の宙組観劇のお楽しみは

愛未サラちゃんーーーーーー!!!!

可愛くてたまらん!

 

 

 

宙組さんは今年ネバセイを再演しますが

それならカサブランカ

見たかったなーっていうのが本音。

(まぁ真風氏の思い出再演でネバセイなのでしょうが)

 

哀愁たっぷりのトレンチコート姿リックに真風氏、

リックの忘れられない恋人イルザにかのちゃん、

イルザの夫ラズロにキキちゃん。

 

どれも合うのではないかと。

 

この作品とても曲が好きなんですよね。

名曲「As Time Goes By」ももちろん素敵なんですけど

リックとイルザの歌う

「過去は聞かない」と「世界の果てまでも」が

とにかく好きなんですよね。

戦争を背景にした暗い世界観の中で

刹那に愛し合う2人の想いは溢れつつも切なさも多分に流れる

何度聞いても心にぐっとくる名デュエット曲ですね。

 

いつか再演しないかなーって思ってましたけど

昨年末で作品に付随する諸々の権利関係がすべて

消滅したようなのでちょっと難しそうですね。残念。

 

 

では、ですよ。

同じ小池先生の作品でもガラッと明るく

お洒落で小粋なアポロンの迷宮」とかどうでしょう?

(これまた古い作品ですが。笑)

(ちなみに1990年の星組公演です。笑)

 

主人公ジャンポールの表の顔は流行りのカフェの経営者。

裏の顔はこれまた世間を賑わせている怪盗アポロン

金持ちからしか奪わない義賊。

黒スーツに黒マント、ハットにステッキ、目元に仮面。

こんな姿の真風氏、最高にかっこいいですよね、きっと。

 

対するキキちゃんには敵役マルセル。

侯爵であり推理小説家でもある。

この2人の対決シーンがクライマックスの見せ場かも。

 

怪盗団の仲間でもありジャンポールが経営するカフェの

歌姫であるイヴェットにじゅっちゃんも合いそう。

 

スクープ欲しさにアポロンを追う新聞記者のミシェルは

もちろんずんちゃん。

このお役は可愛らしい恋人もいていいお役。

 

ヒロインのジュヌヴィエーヴ王女はアポロンのターゲット。

ローマの休日のアン王女風のお衣装がかのちゃんには

とても似合いそう。

 

ネタバレしますけど、このヒロイン。

実は王女に扮装した詐欺師一家の娘で、

ジャンポールまでもずっと騙されてるんですよ。

で、お話のラストには2人で旅立っていくんです。

 

被害者王女かと思いきやのどんでん返しで

まんまと最後まで騙してでもこれから旅立つという

彼に一緒に連れて行って欲しいと天真爛漫に笑う

かのちゃんと、

やれやれって顔しながらもしっかりと彼女の手を

取って旅立っていくゆりかちん、

っていう絵面が見てみたいなーなんて思った作品です。

 

 

 

といった新年の戯言でございました!

 

今年の観劇はじめは月組さんの大劇場公演の予定です。

 

花組さんが感染者確認による公演中止となり

なかなか不穏な空気も流れていますが

どうか中止期間が最短で済みますように、

その他の公演は無事でありますように、と願っています。

 

そして関係者のみならず私たち観客も今一度

気を引き締めて感染対策徹底しなければ、ですね。

 

 

次は書きかけになっている月組さん博多座公演の観劇記を

更新したいと思ってます。

(本当は大劇場公演が始まるまでに書きたかったー!)

 

こんなゆるゆる更新の実もない感想文ですが

今年も変わらず自己満足のために続けていこうと思いますので

またお時間つぶしに読みに来てくださると嬉しいです。

 

皆様、改めまして本年もよろしくお願いいたします☆

『楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~』@配信

続きまして。

大空ゆうひさんご出演「楽屋」

 

配信にて拝見いたしました!

(まだまだ10月のお話。笑)

 

 

画像

 

画像

 

unrato#7

「楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~」

 

作:清水邦夫
演出:大河内直子
音楽:三枝伸太郎

 

出演:女優A・保坂知寿 女優B・ 大空ゆうひ 

   女優C・笠松はる  女優D・磯田美絵

公演日程:2021年10月16日~24日

会場:赤坂RED/THEATER

 

死者の魂と生者の魂が 響きあう世界、『楽屋』。
四人の女優が紡ぐ 生命の讃歌と鎮魂歌。
この作品を 「鏡の中の戦士たち」に 捧げます。

 

unrato#7『楽屋〜流れ去るものはやがてなつかしき〜』

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

お恥ずかしながらこの「楽屋」という作品、

私は今回初めて知りました。

 

ちょうどこの公演の上演が発表になった頃、

彩吹真央さんたちのご出演版が上演されていたので

「同じ作品・・・なのかな・・・?」といった程度の認識で。

 

なのでストーリーや設定もまったく知らずに拝見しました。

 

 

 

舞台は楽屋と思われる場所

化粧台が置いてあって、そこに女優が座ると

鏡の枠の中から客席を向くことになるようなセット。

 

 

女優Aの知寿さん

女優Bのゆうひさん

舞台上上下に置かれた化粧台に座ってお化粧中。

 

この鏡台、枠だけなんだけど

お2人の本当に映ってるみたいな視線の演技が

秀逸でございましたね!

 

 

女優Cの笠松さん

「かもめ」の台詞を練習してる。

楽屋中をあちこち歩きまわりながら。

 

女優Aと女優Bのことは完全無視。

 

イライラと落ち着かない様子ながら、

どうやら出番になったようで楽屋を出て行く。

 

 

楽屋に残されたA知寿さんとBゆうひさんのやり取り。

このあたりすごく面白かった。

 

元々知寿さんのことが好きで、

だから今回の公演が発表になった時には

ゆうひさんが知寿さんとご共演!!!と

喜んだ人間なので、こんなにガッツリと

お2人の絡みを堪能できるなんて想像以上でした。

 

そしてやっぱり2人とも上手いのよ・・・

間の取り方も1つ1つの台詞のトーンも

それに付随するそれぞれの動きも。

 

 

2人の台詞から、どうやら2人とも役をもらえる女優ではなく

プロンプターであることがわかる。

 

それでも2人とも女優としてその役への想いが熱いのはよくわかる。

 

これまでにもらった場面や台詞を自慢・披露し合う2人の

可愛いこと可笑しいこと!

 

実際に演じたことないお役の台詞までも全部頭に入っているんですよね。

だってプロンプはしていたのだから。

 

とりわけ面白かったのは確かシェイクスピアか何かの台詞で、

2人の間で「台詞が違う!」と意見が食い違ったところ。

結論としては女優Aの翻訳が古すぎる、というオチなのですが、

もうこのあたりの2人のやり取りも笑いも起きていて最高でした。

 

 

女優Aと女優B・・・

パッと見あまり年代変わらないように見えるのに

女優Aはかなり年上なのかな

え?そもそもこれどんな時代設定???

 

と、ここらでようやく何か違和感に気付き始めました

(今更かよ)(ええ今更です)


あれ?何かがおかしい?

 

 

あと、あれです。

「かもめ」という作品をうすーーーーくですが

知っててよかった気がします。

(本当に薄いです)

星組の礼さん版をスカステニュースで見ただけです)
おかげで「ニーナ」や「トリゴーリン」を

なんとなく理解できました。

 

 

出番を終えた女優Cが楽屋に戻って来る。

ここでようやく女優Dの磯田さんが登場。

 

女優Dは女優Cに対して

「もう健康になったからニーナの役を返してほしい」

と訴える。

 

しかしどうやら女優Dも元々はプロンプターで

ニーナ役ではなかったらしい。

精神を病んで入院していたらしい。

 

ここはなんとなく登場時からわかってた。

隠されてなかった。

だって、寝間着みたいな格好に枕抱えてるんだもん。

 

 

言い争う女優Cと女優D。

もちろんまったく存在を認められない女優Aと女優B。

 

あ、そっか。

見えてないんだ・・・

存在してないんだ・・・

この世にもういない人たちで、

でもずっと楽屋にいて、

だから「空気が澱んでる」みたいな表現されるし

身にまとうものにも色味が無いんだ・・・

 

と、ここまで来てようやく初期設定にたどり着きました。笑

 

そう。

女優Cは最初からずっとちゃんと色のあるお衣装なのです。

 

そうなると、女優Aの顔の傷跡や女優Bの首の包帯が

俄然気になり始めます。

 

 

そんな思考が頭を巡っていても

お構いなしに楽屋内ではストーリーが進み、

激高した女優Cがなんと女優Dを

ワイン(?)の瓶で殴ってしまいます。

そして殴られた女優Dが楽屋を去っていきます。

 

 

おいおいおい・・・

一体どうなっちゃうんだよ・・・

 

配信だと画面に映ってない箇所もあって

余計にいろいろ気になっちゃう

 

 

すると、再び戻って来た女優D。

なんと女優A・Bのことが見えると言う。

もちろん女優Cには見えないまま。

 

ここまでくるとさすがにどういったことなのか

理解できますよ。

 

ワイン瓶の当たり所が悪かった女優Dちゃんは、

女優A・Bと同じ世界にやって来たのですね。

 

 

きっとそのうち慣れるわよ、

みたいにあっさり説明してくれる女優A・Bに

自分の状況を案外すんなりと受け入れる女優D。

 

 

女優Aは戦前?戦中?の火災で命を落としたらしく、

女優Bは異性トラブルによって自死したそう

 

年代も人生の結末も何もかも違う3人だけど

「女優」という生き物の性なのか死して尚楽屋へ来てしまう

 

 

時間はたっぷりあるのだから、と

いつまでも楽屋に居続ける

チェーホフの「3人姉妹」でもしましょうか?と

打ち解ける3人。

 

 

悩み苦しみながらも今日も女優として

舞台に立ち続ける女優Cも含めて

 

 

 

「女優としての魂」に満ちている「楽屋」

 

 

 

これ、結末(設定)知ってから見るのも面白い

ですよね、きっと。

 

自分たちがなんのために生きているのか、を

ちょっと考えさせられたりもしますし、

女優Aの力強い「生きていきましょうよ」という言葉に

背中を押してもらえた気もします。

 

 

見終わってみて、

では一体「流れ去るもの」とは何だったのか?

っていうことなんですけど。

 

まぁ演劇作品のテーマなんて正解があるとは限らないし

あってもそれが1つじゃない場合も多いと思うんですけど、

 

でもなんとなく私が思うには

 

まずは大前提として「時間」

これは当然

 

あとはやっぱり

「女優の魂」「女優の性」

「女優という生き物の演じることへの本能的快楽」

「女優という生き物の憧れの役を演じることへの執着」

みたいなものなのかなぁ、

 

とかなんとか、正解を出すことよりも

考えてみること自体が大切なんじゃないかとも思ったり。

 

 

 

私は基本的には宝塚作品の観劇が多くて

華やかで豪華な作品に包まれて幸福感を得るのが

観劇のメインの目的だけれど

 

ゆうひさんを追っていると

時々こういった、ふと立ち止まって何かを考える

そしてもっとシンプルにいろんなことを

考えるようになる、

そんなリセットのタイミングをもらえて

それもまたとても贅沢な趣味だな、と思います。

 

 

あと、最後にファンっぽいこと言いますけど(笑)

今回のボブのゆうひさん、似合っててとっても可愛かったですね!

 

ステージナタリーさんのリンクを貼っておきますね!

natalie.mu

 

最後にそれかよ!って感じですが笑

 

 

そんな「楽屋」の感想でございました!

ありがとうございました!!!

 

 

さてお次は。

まだまだ10月に配信で拝見した公演がありまして。

月組さんの博多座公演の感想を書ければと思います!

 

 

「CITY HUNTER」新人公演@配信

こちらもまた10月のお話。

 

初の試み新人公演のLIVE配信

 

お仕事を早く切り上げて、

自宅であがちの獠ちゃんを拝見いたしました!

 

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ミュージカル
CITY HUNTER」-盗まれたXYZ-

 新人公演

 2021年10月14日(木)18:30開演

 

主な配役()内本役

冴羽 獠          (彩風 咲奈)        縣 千
槇村 香          (朝月 希和)        音彩 唯
ミック・エンジェル     (朝美 絢)         彩海 せら
槇村 秀幸         (綾 凰華)         眞ノ宮 るい
海坊主【伊集院 隼人】 (縣 千)            壮海 はるま

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

久々の新公主演あがちと

初ヒロインの音彩ちゃんという新鮮な顔合わせ。

 

映像も新公用に新たに作ってあって愛を感じる。


ワンダーランドの場面とかちょっと不安定で

やっぱり新公なんだなーとも思いつつ、

本公演同様「♪XYZ~XYZ~」と登場人物が

ずらりと並ぶプロローグですでに泣いたりもしました。笑

 

この作品、事件が一件落着したあとにエピローグ的な

続きがまだあるのがいいですよね。

勢いとノリが重要な前半から後半向けてしっかりと

芝居を見せる場面があってとっても勉強に

なったんじゃないかと思います。



以下、なんとなくの感想をざっくりと。

 

 

主役・冴羽役のあがち(縣)

 

髪型はじめビジュアルから「冴羽獠」を作り込んでてさすが!

お顔の輪郭だけで言えば本役の咲ちゃんよりも原作の獠ちゃんっぽい。

 

冴子たんの犬になる獠ちゃんが可愛い。

さすが元モプシー!笑

 

事件を引き受けたところからの銀橋ゲワイは
やっぱりさすがに多少の幼さが出て、
咲ちゃんの動きの洗練さを思い知ったり。

 

でも「美樹ちゃん泣かせるなよ」のウインクは

新公内だと思えないレベルのかっこよさ。

 

あがちはコメディもいけるしシリアスもいけるのがいい。

 

やっぱりすごいスターだなー!って

毎公演思わせてくれる。

控えてるバウ主演も本当に楽しみ☆

 

 

 

ヒロイン・香役の音彩ちゃん

 

初のヒロインでありながら堂々たる姿、あっぱれ!

 

「ここは俺様のベッドじゃ!」

ってのがまず可愛い。笑

 

獠とアルマが一緒にいる姿に動揺したせいで

アルマが敵に連れ去られてしまって
獠に「今のお前はパートナー失格だ」って言われた時の

なんとも切ない香もいい。

 

亡き兄の力も借りて敵討ちを果たしたシーンもいい。

(ここはやっぱり泣ける)

 

ラスト。

「私たちはパートナーでしょ?」って言う香もいい。
主役に守ってもらうんじゃなくて、

一緒に戦うヒロイン像がとても素敵だった。

 

 

 

ミック役のあみちゃん(彩海)

 

あみっくーーーーー!

最高にかっこよかった。

朝美さんのお役を演じるあみちゃんなんて

もう間違いがない。疑いようもない。

 

ロックオンベイビーの銀橋渡りなんて

あの可愛い可愛いあみちゃんが

ギラギラのモテモテで最高だった。

 

 

この場面は

すわんちゃんのスッチーさんも

最高に可愛かったですね!

 

 

あみちゃんは巧いのにかっこいい。

かっこいいのにめちゃめちゃ巧い。

あと、あがちとの相棒っぷりもいい。

 

あがあみの並びはまったくもって個性が被らないのが楽しい。

きっとこれからもいろんな公演で堪能させてくれるって信じてる!

 

 

槇村役のはいちゃん(眞ノ宮)

 

長の期・100期だけあってさすがの落ち着き。

本役のあやなちゃんと同じくダンサーさんなので

身のこなしが綺麗でだからこそ周りの人たちと

違う存在軸にいることに説得力が増す。

 

あやなちゃんよりもちょっぴり気障な作りに感じたけど

妹への愛は溢れていて素敵だった。

 

ただ、私が本公演で号泣したラストの槇村×冴子が

映らなかったーーーー悲しい!

 

因縁の対決であったジェネラルと同期なのはまた感慨深い。

 

 

といったわけでこの流れで、

ジェネラル役のりおちゃん(星加)


こちらもさすが長の期。

やっぱり貫禄がある。落ち着いてる。

 

りおちゃんはまずビジュアルがいい。

かっこいいし声もいい。好き。

 

 

海坊主役はしゃんたん (壮海) 

 

ビジュアルの作りも違和感なく海坊主。
美樹ちゃんとの花道芝居が温かくていい。

「必ず帰ってくるのよ」で美樹ちゃんが抱きついてくるとこも
「俺は死なない」ってぶっきらぼうに言うとこもいい。

 

 

葉子役のあやちゃん(夢白)

政役の聖海くん

 

この2人本当にぶっとんでて可愛い。そして上手い。
こちらも103期同期!

 

栗色くるりんヘアーのようこちゃんに

髭にお帽子の政、まず見た目が可愛い。


飲み屋での2人のやり取り大好き。

よーこちゃんは本役のひまりちゃんと同じくらいのテンションでいて

台詞まわしとかは自分なりに多少変えててそれもまたいい。

 

 

豊役のかせきょー(華世)は
あんなに上手なあみちゃんが本役なのに

見劣りすることもなくこれまたよかった!

 

 

北尾役・蒼波くんの冷徹な感じもかっこいい。

 

 

少年獠のさあらちゃん(琴峰)
海坊主との大きさの差に萌えた。可愛い。

 

 

 

アルマ王女役のさなちゃん(華純)

 

今回の新公で娘役ヲタ界(笑)を最もざわつかせた彼女。

大役に大抜擢の106期生!研2!

 

声も顔も可愛くて歌もいい。
(ちょっとすみかちゃんに似てる)

とっても上手で落ち着いて見えて、

階段を登るところでドレスの裾を踏んじゃったりする

やっぱり下級生だなっていう1面もあって更に可愛い。

 

 

海原役の一禾くん

毎回新公学年だなんて信じられない好演をしてくれるけれど

今回も獠の父的存在として、そして最強の敵として

ある意味の大きさを見せてくれてやっぱり上手いね。

 

ビラ配りするさやかすわんちゃん

最高に可愛い。セーラー服バンザイ!

 

汐聖くんの総監
とってもにわさんっぽい台詞まわし。

可愛い総監。退団残念。

 

 

ねこまんまの場面。

本公演であの可愛いネコちゃんの中にすわんちゃんいなくて

残念無念だったんだけど、
新公ではすわんちゃんセンター!
しかもカメラさんがしっかりとバチコンウインク抜いてくれて

画面の前で倒れ落ちたね。ありがとうございました!

 

 

織田役の紀城くんもとぼけた感が可愛かった!

 

 

以上、なんとなく印象に残った方たち。

とすわんちゃん×3でございました!笑

 

 

 

最後のご挨拶であがちが

「久々の東京での新人公演。見える景色が赤い座席ではなく・・・」

って言っていてさすがにこれは泣いた。

 

前回雪組が東京の劇場で迎えた新人公演は

途中公演中止になってしまったワンス。

お客様の入れられない劇場で

客席に座った上級生の前で披露したんでしたよね。

 

そんなあがちのご挨拶を聞きながら
隣にいるあみちゃんも泣いてて更に泣けてしまう。

 

 

この公演、大劇場で初日を迎えた頃には感染者が急増していて

とっても不安な中でのスタートだったけれど

東京千秋楽まで無事に終えることが出来て、

新公も東西無事に出来て本当によかったなと思います。

 

もう舞台上の生徒が赤い客席に心を痛める事態に

なりませんように・・・

 

 

 

お次は宝塚から一旦離れまして

配信で見た「楽屋」について書ければと思います☆